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2010年5月12日 (水)

2010/5/3 GW遠征5日目 鳥海山BC(吹浦)

祓川からの鳥海山アタックの翌日は、吹浦からの鳥海山アタック。
雲行き怪しくなっていく中、朝の気持ち良いザラメ斜面を滑りました!

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御浜小屋から望む鳥海山山頂。
いやあ~、このぎざぎざっぷりときたら。

===鳥海山BC・吹浦コース(百名山)===
2010/5/3(月):登山口(6:50)~御浜小屋(9:10-9:30)~登山口(10:10)
累積登高:690m
======

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赤が登り、青が下り。

この日も、朝からかなりの強風。
む~ん、どうも今回は天気に恵まれない。

でも、空は青空。晴れてはいるのよね。

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海岸線も、このとおり。

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遥かに望む山頂も、朝日に照らされてます。
こりゃもう、行くしかないですな。

というわけで、車で大平山荘方面に2kmほど?走ったところにある駐車スペースに移動、です。
鉾立から登ってもいいんだけど。
吹浦からのほうが、斜面も広くて登りやすそうなので。

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そしてここでビックリ。
20台ほど駐車可能なスペースには、10数台がすでに停まってました。
みんなここで車中泊してたのね。トイレとかどうしてるんだろ。

時間も早いのでゆっくり準備し、何組か出発したのを見送ってからまきchin隊も出発。

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駐車スペースの脇から斜面に上がって、いざ。
それにしても斜面、もうぎったぎたですな。

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まだ朝早いので、斜面は前日のトレースがそのままに凍った硬い雪。
つるん、と滑らないように注意しつつ。

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振り向くと良い天気なんだけど。

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前方と頭上には早速怪しげな雲が・・・。

ま、視界不良になる前に、さっくり歩いてさっくり下りますかね(足にもなんだか乳酸がたまってるし)。
というわけで、目標は御浜小屋にロックオン。
そうこうするうちに

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うわ、どんどん雲が分厚くなってきた。

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見晴らし台辺りの開けた所に出るころには、もうすっかり雲が低く垂れこめてました。
まあ、日が射さないってことはそれだけ雪質もキープされるわけで。
それはそれで、いいか。

この辺で、吹浦口の夏道沿いにたてられてる旗が右手にずら~っと見えてきてちょっと安心。
でもまきchin隊、開けた谷筋の夏道とは離れ、斜面をまっすぐトラバース気味に登る道へ。

そしてこのトラバース、硬い斜面の細い踏み跡を辿っていくことになるので、ちと気を使う。
まあ、それほど急ではないので気を付けていけばOKですね~。

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トラバース道を過ぎ、また平らな場所を過ぎると、御浜小屋への最後の登り坂。
さ~て、ここも登りますよ~。

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時折雲の隙間から射す日差しが、雪面に写って美しい。
雲が流れるままに日差しが揺れ動いて行く様は、まるで宮崎駿監督の映画みたい。

山の陰に入ったか、ちょっと風が収まった中をゆるゆる登っていくと、御浜小屋へ続く尾根に出て

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ど~ん!
いきなり目の前に、鳥海山の山頂が!!
ごっつごつですな~。

そしてせっかくここまで来たので、とりあえず尾根を歩いて御浜小屋へ。
・・・が、歩いて数分のこの距離が、いきなり強くなった風に吹かれてちと辛い。

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なんとか辿りついたぞな。
まだ雪の下に埋もれる鳥海湖を覗きこんだら、即、踵を返してさっきの場所へUターン。

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ああ、山頂があっという間に雲の中。
風も強くなってきたようなので、ここで早々にシールはがして下山開始!

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下りはとりあえず、吹浦からの道沿いに立つ赤旗沿いに滑ることに。
この斜面、真っ白で所々に岩が出てて、どこも同じように見えてしまうので、道迷い防止のための安全策です。

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ゆる~りとね。

お日様が隠れてるので、雪は程よく硬いザラメで気持ち良い!
板も走りますわあ。

そしてこの時間、吹浦コースは人が列を成して登ってきてました。

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ブルーライン開通後に登ってきた人たちですな。
こっちのコースは静かなのかな、と思ってたのだけど、やっぱり鳥海山、人気のヤマです。

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というわけで、人の列を避けつつ、カイテキな硬いザラメ斜面をゆ~ったり滑降。
展望台のあたりで、吹浦からの道から右にそれて下ります。

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この辺から、やや重ザラメ。
でも、そんなにざっくざくじゃないし、眼下に海を眺めながらの滑りはなかなか気持ち良い。

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ザラメ斜面を

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ざ~っと滑って

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終了! 満足!!

そして下山してきたらなんとびっくり、駐車スペースには40台近くも停められてました。
こりゃ、やっぱり鉾立車中泊して正解、ですな。
ちなみに、ここからもうちょい大平山荘寄りのところにも、吹浦口の駐車スペースがあり、そこも40台近く停められてました。

さて、思いがけず早く下山できてしまったまきchin家。

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下界から鳥海山を眺めつつ、作戦会議。
翌日の天気は悪そうなので、山はやめて観光作戦。
てことは、今日は温泉&グルメ&移動!

そうと決まれば、まずは温泉。

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国道7号沿い、にかほ市にある、にかほ市温泉保養センターはまなすへ(一人300円)。

正直期待してなかったんだけど、なんとびっくり、脱衣場は広いし温泉も広い。
ヨウ素を含むしゅわしゅわした温泉と、強塩泉の2種類のお湯が、源泉かけ流しでたっぷり!!
どっちも赤茶色に濁った温泉で、こりゃ効きますわ~~。

ここ、おススメです。

そしてお次はグルメ。
秋田と言えば、これでしょ。

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秋田市の「津ねや」で、きりたんぽ!!

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新鮮な鶏レバーも入り、シャキシャキのセリとまいたけとプリップリの鶏肉、そしてもっちもちのきりたんぽ!
美味し~~♪

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残ったお出汁で、シメの雑炊までいただいちゃいました♪

まきchin隊、きりたんぽのコースをいただいたんだけど、タケノコの前菜、とんぶり、じゅんさい、はたはた寿司、お造り、と秋田の幸もてんこ盛り。
きりたんぽ鍋はお店の方が作ってくださって、ゼイタクに美味しくいただきました~
あ~、熱燗呑みたかった。

そしてこの日は、道の駅協和で車中泊。
夜中、車をたたく雨音で目が覚めたりしつつも。
吹きすさぶ風がないってのは、いいねえ・・。

<今回の山行>
この日は、吹浦からの鳥海山アタック。
ここは、鳥海ブルーラインが閉鎖される前に入って車中泊するのが吉、ですね。
おかげで朝早く出発できて、まだ硬いザラメ斜面を楽しむことができました。

そして前日に引き続き、山の上部はかなりの強風。
御浜小屋より上に行ってる人もいたけど、まきchin隊はここで撤退。
いつか、ここから上にスキーで行ける日がくるんだろうか・・・。

でも、日が射さなかったことが幸いして、気持ち良~く硬いザラメを滑れたわけだし。
まあ、何が幸いするか、わかりませんな。

というわけで。
鳥海山、どこから登っても楽しいかも。
まだ行ったことのない湯ノ台コースとかも行ってみたいし、ほんと、ここだけでもいろいろ楽しめちゃいそうです。
・・・来年のGWもまた、鳥海山か?!

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コメント

いやー、鳥海山、いいいなーー。
昨年、惚れ込みましたが、また行きたいです。

ちなみに、最後のきりたんぽ、今お腹がすいているだけに、すんごく羨ましいです!!
わけてください。

投稿: atsu510 | 2010年5月12日 (水) 18時35分

atsu510さん>
鳥海山、よいですよね~~。
ウチは昨年のatsu510さんレポを見て、次のGWは絶対鳥海!!と思い続けてたのでした。
今年はかなり風が強かったし、天気もあまりよくなかったので、テン泊だったら辛かっただろうなあ、と。

でも単独峰ならではの雄大さと、火山の荒々しさをあわせ持つ鳥海山、ほんとよいですよね。
滑らずとも、歩きでまた行きたいです。

・・・んで、きりたんぽ。
むっちゃ美味かった!!
やっぱ、家で比内地鶏スープときりたんぽ買って作るのとは別な味ですな。
私も今すぐ、あの味を分けてもらいたい。(^^

投稿: まきchin | 2010年5月12日 (水) 22時26分

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