2010/5/3 GW遠征5日目 鳥海山BC(吹浦)
この日も、朝からかなりの強風。
む~ん、どうも今回は天気に恵まれない。
でも、空は青空。晴れてはいるのよね。
遥かに望む山頂も、朝日に照らされてます。
こりゃもう、行くしかないですな。
というわけで、車で大平山荘方面に2kmほど?走ったところにある駐車スペースに移動、です。
鉾立から登ってもいいんだけど。
吹浦からのほうが、斜面も広くて登りやすそうなので。
そしてここでビックリ。
20台ほど駐車可能なスペースには、10数台がすでに停まってました。
みんなここで車中泊してたのね。トイレとかどうしてるんだろ。
時間も早いのでゆっくり準備し、何組か出発したのを見送ってからまきchin隊も出発。
駐車スペースの脇から斜面に上がって、いざ。
それにしても斜面、もうぎったぎたですな。
まだ朝早いので、斜面は前日のトレースがそのままに凍った硬い雪。
つるん、と滑らないように注意しつつ。
ま、視界不良になる前に、さっくり歩いてさっくり下りますかね(足にもなんだか乳酸がたまってるし)。
というわけで、目標は御浜小屋にロックオン。
そうこうするうちに
見晴らし台辺りの開けた所に出るころには、もうすっかり雲が低く垂れこめてました。
まあ、日が射さないってことはそれだけ雪質もキープされるわけで。
それはそれで、いいか。
この辺で、吹浦口の夏道沿いにたてられてる旗が右手にずら~っと見えてきてちょっと安心。
でもまきchin隊、開けた谷筋の夏道とは離れ、斜面をまっすぐトラバース気味に登る道へ。
そしてこのトラバース、硬い斜面の細い踏み跡を辿っていくことになるので、ちと気を使う。
まあ、それほど急ではないので気を付けていけばOKですね~。
トラバース道を過ぎ、また平らな場所を過ぎると、御浜小屋への最後の登り坂。
さ~て、ここも登りますよ~。
時折雲の隙間から射す日差しが、雪面に写って美しい。
雲が流れるままに日差しが揺れ動いて行く様は、まるで宮崎駿監督の映画みたい。
山の陰に入ったか、ちょっと風が収まった中をゆるゆる登っていくと、御浜小屋へ続く尾根に出て
ど~ん!
いきなり目の前に、鳥海山の山頂が!!
ごっつごつですな~。
そしてせっかくここまで来たので、とりあえず尾根を歩いて御浜小屋へ。
・・・が、歩いて数分のこの距離が、いきなり強くなった風に吹かれてちと辛い。
なんとか辿りついたぞな。
まだ雪の下に埋もれる鳥海湖を覗きこんだら、即、踵を返してさっきの場所へUターン。
ああ、山頂があっという間に雲の中。
風も強くなってきたようなので、ここで早々にシールはがして下山開始!
下りはとりあえず、吹浦からの道沿いに立つ赤旗沿いに滑ることに。
この斜面、真っ白で所々に岩が出てて、どこも同じように見えてしまうので、道迷い防止のための安全策です。
お日様が隠れてるので、雪は程よく硬いザラメで気持ち良い!
板も走りますわあ。
そしてこの時間、吹浦コースは人が列を成して登ってきてました。
ブルーライン開通後に登ってきた人たちですな。
こっちのコースは静かなのかな、と思ってたのだけど、やっぱり鳥海山、人気のヤマです。
というわけで、人の列を避けつつ、カイテキな硬いザラメ斜面をゆ~ったり滑降。
展望台のあたりで、吹浦からの道から右にそれて下ります。
この辺から、やや重ザラメ。
でも、そんなにざっくざくじゃないし、眼下に海を眺めながらの滑りはなかなか気持ち良い。
そして下山してきたらなんとびっくり、駐車スペースには40台近くも停められてました。
こりゃ、やっぱり鉾立車中泊して正解、ですな。
ちなみに、ここからもうちょい大平山荘寄りのところにも、吹浦口の駐車スペースがあり、そこも40台近く停められてました。
さて、思いがけず早く下山できてしまったまきchin家。
下界から鳥海山を眺めつつ、作戦会議。
翌日の天気は悪そうなので、山はやめて観光作戦。
てことは、今日は温泉&グルメ&移動!
そうと決まれば、まずは温泉。
国道7号沿い、にかほ市にある、にかほ市温泉保養センターはまなすへ(一人300円)。
正直期待してなかったんだけど、なんとびっくり、脱衣場は広いし温泉も広い。
ヨウ素を含むしゅわしゅわした温泉と、強塩泉の2種類のお湯が、源泉かけ流しでたっぷり!!
どっちも赤茶色に濁った温泉で、こりゃ効きますわ~~。
ここ、おススメです。
そしてお次はグルメ。
秋田と言えば、これでしょ。
新鮮な鶏レバーも入り、シャキシャキのセリとまいたけとプリップリの鶏肉、そしてもっちもちのきりたんぽ!
美味し~~♪
まきchin隊、きりたんぽのコースをいただいたんだけど、タケノコの前菜、とんぶり、じゅんさい、はたはた寿司、お造り、と秋田の幸もてんこ盛り。
きりたんぽ鍋はお店の方が作ってくださって、ゼイタクに美味しくいただきました~
あ~、熱燗呑みたかった。
そしてこの日は、道の駅協和で車中泊。
夜中、車をたたく雨音で目が覚めたりしつつも。
吹きすさぶ風がないってのは、いいねえ・・。
<今回の山行>
この日は、吹浦からの鳥海山アタック。
ここは、鳥海ブルーラインが閉鎖される前に入って車中泊するのが吉、ですね。
おかげで朝早く出発できて、まだ硬いザラメ斜面を楽しむことができました。
そして前日に引き続き、山の上部はかなりの強風。
御浜小屋より上に行ってる人もいたけど、まきchin隊はここで撤退。
いつか、ここから上にスキーで行ける日がくるんだろうか・・・。
でも、日が射さなかったことが幸いして、気持ち良~く硬いザラメを滑れたわけだし。
まあ、何が幸いするか、わかりませんな。
というわけで。
鳥海山、どこから登っても楽しいかも。
まだ行ったことのない湯ノ台コースとかも行ってみたいし、ほんと、ここだけでもいろいろ楽しめちゃいそうです。
・・・来年のGWもまた、鳥海山か?!
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コメント
いやー、鳥海山、いいいなーー。
昨年、惚れ込みましたが、また行きたいです。
ちなみに、最後のきりたんぽ、今お腹がすいているだけに、すんごく羨ましいです!!
わけてください。
投稿: atsu510 | 2010年5月12日 (水) 18時35分
atsu510さん>
鳥海山、よいですよね~~。
ウチは昨年のatsu510さんレポを見て、次のGWは絶対鳥海!!と思い続けてたのでした。
今年はかなり風が強かったし、天気もあまりよくなかったので、テン泊だったら辛かっただろうなあ、と。
でも単独峰ならではの雄大さと、火山の荒々しさをあわせ持つ鳥海山、ほんとよいですよね。
滑らずとも、歩きでまた行きたいです。
・・・んで、きりたんぽ。
むっちゃ美味かった!!
やっぱ、家で比内地鶏スープときりたんぽ買って作るのとは別な味ですな。
私も今すぐ、あの味を分けてもらいたい。(^^
投稿: まきchin | 2010年5月12日 (水) 22時26分