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2010年5月 8日 (土)

2010/4/30 GW遠征2日目 尾瀬・燧ケ岳BC

2日目は、4/28に七入~御池間の道が開通したばかりの尾瀬・燧ケ岳へ。
好天と雪に恵まれ、ナイスザラメを満喫!

201004300
熊沢田代の上に聳えるは、燧ケ岳・俎嵓の山頂。
かっこいい!

===燧ケ岳BC(百名山)===
2010/4/30(金):御池(7:00)~広沢田代(8:40-9:10)~熊沢田代(10:10-10:30)~▲燧ヶ岳・俎嵓(11:50-12:30)~熊沢田代(12:50)~広沢田代(13:05)~御池(13:30)
累積登高:960m
======

201004301
赤が登り、青が下りの軌跡。

車中泊した道の駅たじまを朝5時に出発。
桧枝岐を抜け、国道を延々と走ること1時間、御池の広い駐車場には6時に到着です。

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停まってる車はほとんどなし。
・・・がっ、御池駐車場のトイレってば、ウォシュレットだし。すんごくキレイだし。
ここで余裕で車中泊できそう。
てか、道の駅で車中泊するより、快適かも。

そんなことを考えつつのんびり準備して、駐車場の奥の登山口から出発。

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朝イチの雪は、硬く締まってカッチカチ。

少し登ると、木立が開けた場所へ。

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大きなブナの木の間を抜けて歩いて行くと、どこからともなくキツツキの音が。
彼ら、どうして脳震盪おこさないんだろ?とアホなことを言いつつ歩いて行くと、広沢田代手前の急登に突入。

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ひ~。(@Д@;
斜度もさることながら、所々凍ってたり緩んでざくざくになってたり、といろんな雪が混ざってるのがいやらしい。
(あ、下ってくる頃には全部ざくざくザラメでした)

そのうちシール登行が難しくなってきたまきchin。

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板を担いでアイゼン登行に切り替え。
足下を見ていただければ、この雪の硬さをわかっていただけるかと。。
(しつこいですが、この雪も午後にはざっくざく)

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うりゃ~
ごろ太君は、スキーアイゼンでさくさくと。むぅ。

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そして見上げる梢には、霧氷がみっしり。
歩いてるうちに気温が上がり、枝から氷がハラハラ舞い落ちて、シャラシャラ音を立てて降り積もってました。
なんと幻想的な。゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*

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汗をかきかき、硬い急斜をカツカツ登っていくと、だんだん緩やかになり

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広沢田代に出た!広~い!!
・・・が、前方に聳える熊沢田代手前の急斜が、心を打ち砕く・・・。

どうせまたあの斜面を登らねばならんのだから、このまま板は担いで歩きますかね。

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まるで屏風のような。

その屏風の手前で一息ついてから、Go!

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だんだん気温が上がってきて雪がゆるんできたか、足が埋まる~。
完全に、つぼ足です。きつい。板、重い。

そして、熊沢田代手前の1986ピークへの最後の登り。

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う~、急!しかも雪がぐざぐざになってきて、さらに埋まる。(≧д≦)
まきchin、先行の方のつぼ足の跡を辿り、ピークへ向けてひたすら歩を進め。
(ほんとは、ピークを左から巻こうと思ってたのだけど、つい登ってしまった。。)

ごろ太君はここで、ピークの右側を巻くトレースにエスケープ。
ピークを越えたところで落ち合うことにして、しばしお別れ。

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振り返ると、白い広沢田代の向こうに会津駒が見えてきてますな。
ああ、結構登ってきたねえ。

そしてピークを越え、ちょいと下ると熊沢田代。

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正面には、いよいよ燧ケ岳の山頂が。わくわくしますね~。

ごろ太君とも無事出会えたので(というかまきchin、巻き道との合流を通り過ぎちゃってたらしく、ごろ太君一瞬慌てたらしい)、ここで再びシール登行に切り替えて出発。

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前方に広がるオープンバーン、なかなか気持ちよさげ。
開けて風に吹かれてるからか、硬いバーンにちょっぴり積もった柔らかい雪がよい感じですな。
帰りが楽しみ。

そして林を抜けて登っていくと、木立が切れて

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山頂直下の大斜面!ステキ!!
結構急でシールじゃ登りきれないかと思いきや、少し緩み始めた雪にシールがよくかんで意外と登れるし。

さあ、そうとなれば登りまっせ~。

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うりゃ~

ブッシュをはさんで沢状の斜面が二本。
下から見て右側を、ひたすら直登することしばし(夏道は左側の斜面)。

ブッシュがきれたあたりが、この上部で一番の急斜。
でも雪もやわいし、ちょい斜め気味に行けばシールで全然登れちゃう。

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ふと顔を上げると、左手の斜面の向こうには男体山ファミリーが。
左から、女峰山、小真名子、太郎山、男体山。

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そしてトラバース気味に登っていくと、すぐそこに俎嵓の山頂!

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山頂直下の広場に板をデポして、つぼ足でよじ登り

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山頂、到着!
後ろには、尾瀬ヶ原と至仏山、そしてお隣の柴安嵓も。

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これこれ、この、尾瀬ヶ原と至仏山の展望。
これが見たかったのだ。
眼下に広がる遥かな尾瀬は、まだ静かな尾瀬でありました。

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平ヶ岳も♪
その右後方には、中ノ岳、越後駒、荒沢岳の三兄弟が聳えてますが。。やや雲の中。

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真っ白な尾瀬沼の向こうには、日光白根山。
形が特徴的なので、すぐわかりますな。

しっかし、このあたりの山はあまり馴染みがないので、山座同定がムズカシイ。
ああでもない、こうでもないと言いつつ、山を眺めてしばしのんびり。
風もあまり強くないし、ああ、よいねえ。

ちょいと山頂で腹ごしらえしたら、いよいよ滑りまっせ~♪

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どうじゃ!この大斜面!!(*゚∀゚)=3 ムッハー!!

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会津駒に向けて、しゃ~っと。

山頂直下の大斜面、思った通り、ちょい硬めのザラメがむちゃくちゃ気持ち良い!!
斜度もきつすぎず、もうワクワクしちゃう大斜面。

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はしっこには、まだちょいパウが♪

いやもう、最高。
ここだけ登り返して、また滑りたいくらい。

が、まあ、大人の選択ということで。下りますかね。

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林の中を、熊沢田代へ向けて滑りましょ~。
ここ、木立の間隔が程よくあいててかなりイイ感じ。
しかも雪もちょい硬ザラメがキープされてて滑りやすい。

気持ち良く木立を抜けて行くと、熊沢田代への斜面に。

2010043030
熊沢田代まで完全に降りちゃうとまた登り返さなくてはいけないので、ここは前方の1986ピークを巻くトレースを目指してしゃ~っと。
(目指すは、ピーク右斜面の、茶色の林のあたり)

2010043036
う~、いい雪だ!

2010043031
巻き道は、こんなトラバース。
ここを東田代に向けて滑り降りるトレースもついてました。
それも気持ち良さそう~(でも御池に戻るの大変?)

まきchin隊はおとなしく来た道を目指していくと、登りにつぼ足で苦労した急斜面に突入。
しかもかなり重めのザラメ・・・。

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ひ~(><)。へっぴり腰。

かなり気温が上がってきてるので、ここから下はもう激重ザラメ。
広沢田代の緩斜面でも、スキーが滑らず停まる・・・。

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はあ。広沢田代下の最後の急斜面も、もうざっくざくですな。
登りで苦労した、あの硬い斜面はいったいどこへやら。

急斜面下の最後の広場でまたスキーが滑らず停まりまくり、漕ぎこぎして戻ってきました。

2010043034
あ~、楽しかった!かな~り大満足でっす。
今シーズンのBCの、かなり上位にランクイン決定。

そして下山後の温泉は、桧枝岐の燧の湯へ。大人一人500円ナリ。

2010043035
なんだかとってもキレイ。最近建て替えた?

肝心のお湯はといえば、イオウの香り漂う透明なお湯が、檜の浴槽にタップリと。
ちょいとツルっとするような?
内湯からも露天からも、川沿いの開けた眺めが楽しめて気持ち良い。

は~、さっぱり。

さて、ここから月山に向けて大移動。
塩原方面に抜けて、西那須野塩原ICで東北道に乗り、目指すは山形自動車道・西川IC。
本日のお宿、道の駅にしかわには20時半ころ到着、です。

さて、翌日の天気はどうなるか・・・。

<今回の山行>
行きはハードバーン、帰りはザラメ雪。
この時期ならではの雪でありました。

そしてこの日はそれほど風もなく。
絶好の春BC日和。

この日、燧ケ岳に登っていたのは、山スキーヤーと山登りの人のみ。
至仏山とは全く客層が異なりますね~。

斜面はと言えば、広沢田代への登りと、熊沢田代への登りがかなりの急斜面だったけど、板を担いでつぼ足で登れば難ナシ。
(あ、行きは硬かったので、アイゼンもつけたけど)
ごろ太君はスキーアイゼンでクリアしてました。

所々の林も、木がそれほど密集していないので滑りやすい。

そして山頂直下の大斜面。
この広大なオープンバーン、雪質も良くて、ほんと楽しかった!
これを滑りに、御池までの道が開通する前に登る人がいるというのもうなずけます。

・・・でも、七入から御池までって、相当距離あるのよね・・・。
まきchin隊はやっぱり、御池まで開通してから、のアタックがよいかな。
というわけで、この時期の定番山がまた一つ増えました♪

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コメント

  まきchinさん

 燧良いでしょう、僕も春スキーではお気に入りの1つです。桧枝岐の温泉も良いですしね。
 至仏も滑ったから次は至仏~尾瀬ヶ原~燧、これ充実感ありますよ~、次回ぜひ!

 それと道の駅ホテルの象潟、ここ良いですよね~、やっぱりお気に入りの1つです。

投稿: IK | 2010年5月 9日 (日) 19時00分

IKさん>
燧、むっちゃくちゃいいですね!!
あの玄人っぽい雰囲気もまた堪らなく良いです。
高速から遠いのがちと難点ですけど、たしかに桧枝岐の温泉も良いし。
ここはまたぜひ行かねば。

至仏~尾瀬ヶ原~燧って、これまたなんとゼイタクな。
しかもこの時期ってのが、なんとも憧れますね。。。

そしてさすがIKさん、道の駅もよくご存じですね~。
象潟、あまりにも人が多くてビックリでしたけど、それだけのことはありますね。
私的には、鳥海山が見えるってのが、なんかよかったなあ。

投稿: まきchin | 2010年5月 9日 (日) 23時16分

燧の湯、美顔マッサージ機能がついているシャワーが
いくつかあるんですよ~。
(これが、いやらしいことに全部のシャワーではない)
使いました?

象潟のお風呂は海が目の前で気持ちよいですよね~。
道の駅で温泉施設+飲む施設があるところがお気に入りです。
にしかわも地ビールレストランあるのでお気に入りです(笑

にしかわ到着20時半だと、レストランは終わってたかな?(確か19時半か20時がラストオーダー)

投稿: のんすけ | 2010年5月10日 (月) 21時47分

のんすけさん>
なんと、美顔マッサージ機能ですかっ?!
気付かなかったですよ・・・また行かなくちゃ。

そしてさすがのんすけさん、道の駅情報、詳しい!
道の駅&温泉&飲み、もう車中泊派の強大な見方ですよね。
白馬で言うと、道の駅美麻とか。
そういう道の駅は、私ももう大のお気に入り。

にしかわ、着いた時にはまだレストランの電気はついてたんですけどね。
やっぱ、もうちょい早く着かないとダメですね。

投稿: まきchin | 2010年5月11日 (火) 01時16分

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