2010/4/17-19 立山BC!(2日目)~剱沢、雷鳥沢
1日目:室堂⇒雷鳥荘(移動のみ)
2日目:剱沢、雷鳥沢
3日目:浄土山
タップリ眠って起きたら、雲ひとつない好天!
雷鳥荘に泊った面々、もう朝からソワソワ。
まずは雷鳥荘直下の斜面を滑り降りるんだけど。
昨日滑った人のトレースで、もう斜面はぎったんぎったん。しかも重パウ。
いきなりの重雪に足を取られつつもなんとか滑り降り、キャンプ地を抜けて雷鳥沢直下の登り口へ。
ここ、夏は称名川の河原です。
さて、ここでシールを付けて、いよいよ登り開始!
正面の雷鳥沢の左側の尾根を登ります。
雷鳥沢、雪庇が出ててちと怖いですな。
ゆるゆる~っと登り、一つ目のやや大きな棚を越えたあたりから、傾斜がちょいと急に。
登るにつれて傾斜はキツく、雪も硬くなり。
スノーシューの直登道と、スキーのジグザグ道が交差する斜面を登ります。ふひ~。
そして登れば登るほど、風が強く冷たく吹き付けて寒い~。
立ち止まって一息ついて、ふと右手を見ると
そして二つ目の大きな棚を過ぎると
う~、かなり急坂。雪も硬いし。
そろそろシール登行の限界か・・・。
ギリギリまで頑張ったものの、棚から100mほど登ったところでシール登行は諦めて、スキー担いでアイゼン登行に切り替え。
ごろ太君は、スキーアイゼンでもうちょい頑張る、とな。
アイゼン付けた場所の横には、こんな岩場が。その後の奥大日岳がステキ♪
さて、あと一登りだぁ~。
ふと下を見ると、結構な高度感。( ̄Д ̄;;
このあたり、昨年はつぼ足でざくざく登れたのに、今年はカチカチです。
こりゃもう、ストックじゃなくてピッケルが必要!
(ピッケルを置いてきちゃったことを激しく後悔。。)
50mほど登ったところでごろ太君、スキーアイゼンギブアップ宣言。
こちらも板を担いで、アイゼン登行に切り替え。
ぐわ~、風強い!(風で雪が飛ばされて硬い斜面が出ちゃってるんだろうな)
でももうちょい!!
ようやく尾根に出ると、もっと風強い!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
しかも、左手側は明らかに雪庇だし、踏み跡を外さないように行かねば。
てかここも、ピッケル欲しいよ~。
雪庇地帯を越えると、目の前の剱御前小屋目指して斜面をトラバース。
ふと右手を見ると
思わぬ眺めに心癒され、一頑張りで剱御前小屋に到着!
そして小屋の前からは
じゃじゃ~ん♪剱岳!!かっこいい!
しかもその後には、白馬三山、唐松、五竜も!
空気、むっちゃ澄んでますな、山がクッキリはっきり見えて感動。
剱御前の小屋の後に延びる別山の尾根からの斜面も、なかなかよさげ。
そっち方面に登っていく人も結構いました。
別山尾根の向かいの剱御前に登り、そこから剱沢に滑り降りる人も結構いるのだけど、まきchin隊はここから剱沢へドロップイン!
気持ちよ~く滑るぞ~と思いきや、滑り出しはいきなりの激重モナカで足を取られて転倒。
なかなかに手ごわいナリ。
気を取り直して、ゆる~り大きくターンして滑りましょ。
これはこれで気持ち良い!
2,650m地点の棚に、テントが2張り張ってあるところまで滑り降りて終了。
昨年は、この下の剱沢小屋まで滑ったんだけど、今回はここまで。
いや~、剱岳、近い!
何度見ても良いですねぇ。
この景色を見たいがためにここまで来たといっても過言ではない。
雪景色、しかも青空の下の眺めは格別です。
いやはや、満足。
ここで、剱岳を眺めつつのんびりお昼でも食べたいところだったのだけど、意外に風が強くて寒い!
こりゃ長居は無用、ってんで、再びシール付けて登り返しです。
#ごろ太君、ここでチートシートを飛ばしてしまって大ショック。
剱沢の登りは、緩やかでよいねぇ。
雪庇が崩れそうな別山の尾根を見上げつつ、ゆるゆる歩き
剱御前小屋に戻ってきました。
小屋の近くには、相変わらず人がたくさん。
小屋の陰で風をよけつつ腹ごしらえしたら、またまたシールはがして雷鳥沢へ!
うむむ。意外と急かも。
しかも上部はカチカチ氷が顔を出してたり、かと思えばアイスバーンの上にもっさり雪が積もってたり。
ちょいと傾斜がゆるくなるところ(アイゼンつけたところあたり)までトラバースで降りたものの、なんともはや、跳びこむのに勇気を有する雪質ですな。
先を行くボーダーたちは雷鳥沢に滑りこんでたけど、どうにもやっぱり雪庇が崩れそうで怖いので、登ってきた尾根上を滑ることにしてGo!
広~い斜面が気持ち良い!でも雪は重い!!
重い湿った雪の滑り方をすっかり忘れてたのではじめは恐る恐る、でも斜度がやや緩くなり、滑り方を思い出してからはのんびりと。
大日岳を右手に、しゃ~っと。
いやぁ~、気持ち良いねえ。
重パウも、慣れると楽しいねえ。
昨日、今日と既にたくさんの人が滑ってぼっこぼこだけど、所々にノートレースの斜面が残ってて良い感じ。
いやはや、満足!
もう一回、雷鳥沢を途中まで登って滑っちゃう?!とか思ったりしたけど、まあ今日はここまで。
下り切ったところでシールをつけて、雷鳥荘への最後の登り返し。
で、帰ってきました。
さすがにこの時間に切り上げる人はあまりいないらしく。
温泉も空いてて(というかほぼ独り占め)極楽~♪
この日は、夕方から曇ってきて夕焼けショーはナシ。
夕食をいただいて、早々に夢の中へ・・・。
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