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2010年3月 4日 (木)

2010/2/28 岩手山の斜面を、滑る!(BC)

南部富士の名を持つ岩手山。
その美しく広がる斜面を滑ってきました(山頂までは到達せず)。

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美しい山容ですなあ。

===岩手山===
2010/2/28(日):焼走り登山口(8:00)~第1噴出口跡(10:50-11:10)~1300m地点(11:25-11:55)~1400m地点(12:20-12:30)~1300m地点(12:50-13:15)~焼走り登山口(14:30)
累積登高:900m
======

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※溶岩流のあたりは、上が登りの軌跡、下の回り込んでるのが下りの軌跡。

一夜明け、道の駅にしねから岩手山を仰ぎ見ると、山にかかる雲はなし!
万一天気が悪そうだったら山アタックは中止のつもりだったのだけど、こりゃ~決行ですな。

というわけで。

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焼走り登山口の駐車場へ。
※冬期はトイレなし。

身支度整えて、アイゼン・ピッケルも持ち、登山口から出発!

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雪がたっぷりついてるので、登山口からシールつけて歩きます。

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しばらく、林の中の平らな登山道。
つぼ足でざくざく歩かれた道は、でこぼこでちとスキーだと歩きづらい。

途中で、林の中につけられた赤テープに従い、登山道を離れて木立の中へ。
木々の間をちょいと歩き、目の前に出てきた大きな段差を登ると

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焼走り溶岩流の上に出た!目の前には岩手山!!

本日はあいにくの曇天で、モノトーンの世界。

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真っ黒な溶岩にも、白い霜の花が咲いてます。
これはこれで、コントラストが美しい。

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こんな溶岩たちがごろごろした白い雪原を、ゆるゆると。
いやあ、目の前の岩手山が大きい!

そして振り向くと、溶岩流の向こうにはうっすらと姫神山。

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男山の岩手山と対の、女山。
モヤの上にスッキリほんわり浮かぶ姿がなんとも美しい。

溶岩を踏まないように気をつけつつ、景色を眺めつつ、緩やかな溶岩流の上をしばしゆるゆると。
林が切れて道のように開けたところをちょいと登ると、また一段上の溶岩流の大平原。

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う~、ますます山が近くなった。

山腹の第2噴出口跡、第1噴出口跡に延びる白い筋が道だろう、と当たりをつけてゆるゆる登り、溶岩流の平原を離れて木立の中へ。

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冬木立が、ぽやぽや~っと。

ぽやぽや木立を抜けると、林の手前の開けた平地にテン泊の跡が。
ちょうどここでテントたたんで撤収中のご夫婦と、ちょこっとおしゃべり。

前日岩手山に入り、つぼ足で山頂アタックしたとのこと。
お天気良くて最高だったわ~、と。よいですね!!

第1噴出口跡より上はアイゼン・ピッケルの世界、との情報をいただき、まきchin隊は林の中へ。

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ぬお~。結構密集してますな。

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い、意外と斜度もある。
が、雪は程よく締まってて、シールがよく効いて登りやすい。

ちらほらついてるテープや踏み跡を無視して、木の隙間を縫って直登気味に登ることしばし。

木立が切れて、第1噴出口跡前の急登!

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木立が切れたせいか、雪質変わって滑る・・・。が、ごろ太君、果敢に直登。

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いや、でも斜度もかなり急だし。
まきchin、堪らずジグザグ歩きに転向(ごろ太君は結局途中で板外してました)。

そして一登りで

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第1噴出口跡に到着。
火山礫の広場が顔を出してるんですけど・・・これってなんででしょ。地熱?(いやそんなはずは・・)

ちょうど同時に到着したスノーシューのご一行と、ちょっとおしゃべり。
ご一行、今日はここまで~、と。
展望は期待してなかったのに、意外と山が見えますね~♪と盛り上がりました。

その展望はと言うと

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早池峰。

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八甲田連峰。遠くにうすぼんやりと。

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八幡平。昨日歩いたねぇ~。

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七時雨山。東北百名山、だそうな。

こんな曇天の日の展望は、青みがかったモノトーン色。
これもまた、しんと静かで美しい。

景色を眺めつつ、しばしのんびりしてたら、山スキー御一行様もご到着。
(☆マコトさん御一行様でした!コメ感謝です♪)
なんと山頂まで行く予定、と!!すごいっす。
まきchin隊は、第1噴火口跡まで来たら戻るつもりだったのだけど、おしゃべりしてたらもうちょい上に行きたくなってきて。。。

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行けるとこまで、行ってみますかね。

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いや、でもなんか、相当急なんですけど。しかも雪、硬いし。

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なんとか、噴火口跡から100m程登った1,300m地点の木立の陰まで、シールで登り切りました。

ここで板をはずして、ごろ太君としばし今後の方針会議。
ここから滑り降りるか、スキーブーツにアイゼンつけて登るか。

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会議中のまきchin隊の横を、さきほどの山スキー御一行様がさくさく登っていきます。すごいぞ。

・・そして会議の結果、風はそれほど強くないし、スキーブーツ&アイゼンでの歩きも検証してみたいし、で、これまたとりあえず行けるところまで行ってみよう、と。

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スキーブーツにアイゼンつけて、シールはがした板担いで出発。
頭上に見えてる山頂、近く見えるけど、標高差にして600m以上あったりします。
距離感、狂いますな。

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足元にはこんな景色が。登ってきた溶岩流が、かなり下に。
というか、この高度感、どうよ。さすがに足がすくむ。

硬い雪面にアイゼン蹴り込みつつ100mほど登ったところで、一段と斜度が増し、しかも風がちょい出てきた。
これにはまきchin、もう怖くて足が進まず。
板担いでるもんで、重心が高くて不安定だし(慣れてないもんで)。

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1,400m地点で、撤退!
ストックをピッケルに持ち替えて、下山開始。

山頂、近くに見えますが、まだまだ500mくらい上です。
冬登山靴で、板も担いでなければ行けるのかな(わからんけど)。
とりあえず本日は、これ以上はムリ。

そうと決まれば、足取りは速い。
板をはけるところまで下りましょ~。
せっかく担いできた板だけど、こんな急斜面の途中じゃ履けないしね。

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早池峰もだいぶ雲がかかってきた。

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硬い斜面をさくさく下って

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さっき板を外した1,300m地点に到着。
ここまでくれば、一安心。

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仰ぎ見ると、山頂付近には雲が。
直登隊のお兄さんたちは大丈夫でしょうか???

・・・と心配しつつも、ここで板を着けて下山開始。

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溶岩流を眼下に、第1噴出口跡へ滑りこみ!硬っっ!!

第1噴出口跡を過ぎると、しばし林の中を下ります。

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う~む、一体このどこを滑れと。
まきchin隊の足前では、木立をかわして華麗に滑るには到底及ばず。

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横滑り&ボーゲンでずりずり~っと滑り降りる(落ちる?)ことしばし。
意外と木立の隙間も滑れるもんですな(いや、落ちてるだけですから・・・)。

ずりずり滑って、時々木にひっかかりつつもようやく林を抜けると、眼下には溶岩流。

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この、流れ出ました!という感じの模様が面白い。

さあ、ここからは緩やかな斜面を気持ちよく滑降!

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わぁ~い。

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溶岩避けつつ、緩やかな斜面をゆ~ったりと。
上から見て右側の溶岩流に回り込んで、滑ります。

これ、もっとあったかくなると溶岩がゴツゴツ出てきてしまって滑れなさそうだし、かといってふんわり新雪が積もってる状態だと、溶岩踏みそう。
溶岩流の上を滑れる好適期は、意外と短いのかしらん。

ま、ともあれ、景色を眺めつつ、溶岩をよけつつ。

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ゆった~り滑って

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登山口の駐車場に、到着!
溶岩流観察路の入口に出ました。
登りも、雪がまだあれば、焼走りの登山口からじゃなくてこっちから行くほうがいいかも。
(焼走りの駐車場からは、登山口も観察路入り口もすぐ目の前です)

下山後の温泉は、登山口のすぐそばの焼走りの湯へ。
本日は28日、8の付く日は焼走りの日ってことで、入浴料が割引。
通常、大人500円のところが350円で、お得に入れちゃいました。
キレイで広くて、なかなかヨイ。

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お風呂あがって岩手山を仰ぎ見ると、もうすっかり雲の中でありました。
足前不安なまきchin隊は、1,400m地点で引き返しといてよかったです・・・。

そして本日も、東北道の渋滞はなく、7時間ほどで横浜に帰ってこれました。
ああ、東北、よいですねぇ・・・。

<今回の山行>
いつかは滑りたい、と思ってた岩手山。
あの斜面の感じ、いかにもイイ感じですもんね~。
今回、そのイイ感じの斜面にようやくアタックできました。

第1噴出口跡までは、やや急坂はあるものの、普通にシール登高可能。
そこから上は、完全にアイゼン・ピッケルの世界です。
雪面も、この時期はまだ相当硬かった。

登山道は、噴出口跡からはぐるっと巻くように山頂へ延びているのだけど、今回はちと途中まで直登してみました。
・・・が、案の定、傾斜がものすごかった・・・怖くて下を見れない・・・。
板担いでさくさく山頂目指して登っていく☆マコトさん隊がマブシかったです。

次回は、もうちょっと早く出発して、噴出口跡から先は夏道沿いに登ってみる、かしらん。
てか、山頂までスキー担いでいっても、あの急斜&硬さでは、ちと滑るのも大変かも。
雪がゆるんでザラメだったら大丈夫そうなんですが。

まあ、板を第1噴出口跡にデポして山頂往復、ってのが安全策なんでしょうな。
(と言いつつも、いつかは山頂から滑ってみたい)

来年以降のお楽しみになりそうです。
足前を上げねば。

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コメント

き、急ですな・・・
スキーを担ぐとバランス感覚が難しいんでしょうね~。

溶岩流は凄いですね!!
まるで、最近流れたかのように見えます。

投稿: しょもも | 2010年3月 4日 (木) 15時48分

岩手山魅力的ですね~。
やはりカチカチ山になるみたいで・・
アイゼン歩行のいい練習だったですね。

時期がちょっと難しそうですが山頂から是非滑ってみたいです!

投稿: お気楽 | 2010年3月 4日 (木) 20時03分

やったー!!オイラ「青い山、白いヤマ」にデビュー♪
ちなみに僕の車は富士山の記事の写真でチラッと登場してますw

景色は曇りだったわりに良かったですよね。溶岩流の写真GOODです☆

しかし斜面はほんとカチコチ斜面!
下りはほとんど横滑りで振動で足裏マッサージでした。orz
何度か富士山登って滑りましたが、富士山よりもハードでした!

この時期は厳しい!
ここは行くならザラメシーズンですね。

投稿: ☆マコト | 2010年3月 4日 (木) 21時03分

しょももさん>
斜面、上に行けばいくほど急になってきて・・・しかも硬くて怖かったデス。
板担いで歩くのってあまりないので、どうも難しい。

そう、溶岩流、流れ出たときのシワの寄り具合?がよ~く見えて面白い!
ほんと、まるで今流れ出てきたみたいな。

山のカタチといい、溶岩が流れてできた山なんだなあ、と実感。

投稿: まきchin | 2010年3月 4日 (木) 23時14分

お気楽さん>
岩手山、ナカナカに心をかきたてられる山容ですよね。

いやはや、それにしても噴出口跡より上は、カチカチ山でありました。
久々のアイゼン歩行、しかも板担いでたので、へっぴり腰になってしまった。。。
上まで行きたかったな。。。

富士山みたいに、ザラメになったころがヨイのかな。
(そのころは、下の溶岩流の辺りは滑れなさそうだけど)
ここはまた行かねば!その時は山頂アタックしたい!!

投稿: まきchin | 2010年3月 4日 (木) 23時16分

☆マコトさん>
うふ、勝手に登場いただいちゃいました!
岩手山を滑ったキロクってあまり見つからないし、滑ってる人あまりいないんかな~と思ってたのですが。
第1火口での☆マコトさん隊の登場が、とってもうれしかったです!!

そしてビックリ、富士山でもご一緒だったんですね。
てことは、歩きのまきchin達を死ぬほど羨ましがらせてた方々の中の一人だったわけですねっ。むう。
まきchin隊、今年こそは富士山、山頂から滑ります!!(今回はその前哨戦、のつもりだった。。。)

それにしてもみなさま、あの状況での山頂ゲット、すばらしい♪風も相当強かったでしょうね~。
しかも足裏マッサージ状態のバーンて、いったい・・・(><)
でも、見上げるとどこまでも続く真っ白な斜面、私らも滑りたかった・・・。

やっぱり狙い目は、ザラメの時期なんですね。φ(・ω・ )メモメモ
様子はわかったので、いつかは絶対行くぞ!!

投稿: まきchin | 2010年3月 4日 (木) 23時32分

白い岩手山もいいですね~~。

道の駅にしねは2回利用したことあります。
次の日岩手山だな~と思いました(^^)

それにしても7時間ほどで帰って来れましたって・・・
かるーく言ってるのがスゴイ。

まるさんにまきchinさんたち土日で
盛岡だっていいね~いきたいなぁって言ったら
「無理」
と一蹴されました
去年土日で早池峰+岩手山行ったのにねぇ。懲りたかな(笑

投稿: のんすけ | 2010年3月 6日 (土) 08時20分

のんすけさん>
あら、のんすけさん達はこの週末、お休みですね~。ウチもです。
車で行けそうなところ(ん?)は、どこもお天気悪そうだし。

道の駅にしねで岩手山、とくるあたり、サスガ!!
ここ、道の駅から山が見えて良いですよね~♪

盛岡、距離的には遠いけど、渋滞がほとんどないので結構ラクでしたよ~。
・・・って、あまり説得力ないか・・・(^^;

投稿: まきchin | 2010年3月 6日 (土) 21時10分

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