2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(1日目)
週末の2日間で、長~く歩けてグルリップできるところはないか、と地図を眺めていたら。
あるじゃあ~りませんか、南アルプスに。
車を夜叉神峠に置いてバスで北沢峠へ移動し、そこから早川尾根と鳳凰三山を歩いて夜叉神峠へ。
う~、魅力的!!
てなわけで、前日夜の間に夜叉神峠へ移動し、車中泊。
夜叉神峠5:30発のバスで、広河原へ。
ごろ太君によると、道中、林道沿いの紅葉がかなりキレイだったそう。
まきchinは爆睡している間に広河原に到着。
ここから北沢峠へは、バス2台で移動。
北沢峠からゆるゆる歩いてほどなく、北沢駒仙小屋。
仙水峠へ向かう道と別れ、栗沢山へ向かいます。
道はいきなり、樹林帯の中の急登。
まだ日が昇りきってないのでなんとなく薄暗い。
歩く人もなく、静か~な急登を黙々と登ることしばし。
お、日が射して明るくなってきた。しかも傾斜もちとゆるくなってきたかも。
そしてふと左手を見ると
甲斐駒!! いやあ、青空に聳える白い峰がまぶしい。まるで雪のよう。
緩やかに登っていくと、林を抜け出てハイマツの道へ。
大きな岩がごろごろした道をよじ登り、ハイマツの稜線を少し歩くと
栗沢山山頂、到着!
背後の甲斐駒がカッコいい。その後ろには、八ヶ岳も覗いてます。
中央アルプスと御嶽山も見えてます!
ほかにも、乗鞍と北アルプスもうっすら見えてました。
さて、アサヨ峰へ向けて出発!
聳える峰の向こうには、地蔵岳のオベリスク。あそこまで行くんかい。
アサヨ峰へは、いったん下って100mほどの登り。
ハイマツの中の道は、眺めが良くて気持ち良い!
右手には仙丈、左手には鳳凰三山、後には甲斐駒、前方には北岳も。
贅沢ですわ~。
尾根道をゆるゆる登っていくと、アサヨ峰山頂に到着です。
仙丈ヶ岳のカールも、きれいだねえ。
さすがは南アルプスの女王。
そして進む尾根の先には、鳳凰三山と富士山!
いやぁ~、テンション上がりますな。
風もほとんどなく、いつまででも景色を眺めていられそう。
がっ、今日は長い尾根道歩き。
景色を眺めて一休みしたら、そろそろ先に行きますかね。
ココから先、ハイマツや灌木の中のアップダウンの道。
ふと振り返ると
いくつかピークを越え、再び樹林帯の中へ。
落ち葉を踏んでゆるゆる下り、ひっそり三角点のある早川尾根ノ頭を過ぎてほどなく、早川小屋へ到着。
樹林の中の静かな小屋。
テントサイトも目の前にあり、水場もあり。
展望はないけど、かな~りよさげです。今度はここに泊ってみたい!
小屋の前で腹ごしらえしたら、出発。
ゆるゆる樹林帯の中の尾根道を歩き、ガッツリ下ると広河原峠に到着。
ここからまた登り返し~。
樹林を抜けると、ハイマツとシャクナゲに囲まれた明るい尾根道歩き。
白鳳峠手前の赤薙沢ノ頭への登り道の途中、ふと振り返ると、黄金色の落葉松の向こうには甲斐駒とアサヨ峰!
赤薙沢ノ頭に登りきると、前方には最後の登り、高嶺と地蔵岳のオベリスク。
この赤薙沢ノ頭からの眺め、素晴らしいです。
再び樹林帯の中へ下り、白鳳峠を過ぎるといよいよ最後の大登り。
んで、この最後の登り、かな~り岩よじ登りです。
でも手がかりは結構あって登りやすい。
振り返ると、歩いてきた早川尾根の右には甲斐駒、左には仙丈。
歩いてきたねえ。
さて、地蔵岳へ向けて出発。
高嶺から100mほども下ると、地蔵岳に向けては白砂の登り道。
ほどなく、観音岳方面からの道と合流し、急な道を少し下ると、地蔵岳のオベリスクの根元に到着。
ごろ太君はここからオベリスクへアタック。
まきchinはのんびり、下から眺めます。
さて、下りますかね。
地蔵岳からしばらくは、ザレザレの白砂の道。
これ、登るのしんどそう~。
下りはざくざく、雪道みたいに下れちゃうのだけど。
道はほどなく樹林帯の中の九十九折りに。
ひたすらぐいぐい下っていくと、鳳凰小屋に到着!
樹林帯の中に、ひっそり静かな小屋です。小屋前の水場からは、水がじゃばじゃばと。
裏手にはテン場もあり、10張弱張ってありました。
小屋の宿泊も本日は10名強、ゆったりです。
担いできたビールを飲みつつ、まったりしてたら夕食です。
小屋の受付にぶらさがってたコイツも、カレーおいしいよ!って言ってたし。
というか、こいつは何者なのか、知りたい。
というわけで、たらふく食べて大満足のまきchin家、18時前にはすっかり夢の中・・・。
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コメント
うぉう!
いつも遠くに望む山並みって、こんな素顔なんだ!
と、びっくりです。
まさにWONDER×WONDERだー。
このオドロキはなんと言ったらいいんだろう?
自分のカラダの中を電子顕微鏡で覗いたみたいな感じ?
うーん、いまいち、ぴたっとうまく言えなくてモドカシイ!
投稿: kauri | 2009年11月 2日 (月) 15時25分
よいですねー!
この時期、このコース。天候よく、人少なく、さいこーですね。
私も鳳凰、このルート歩いてみたかったです。 黒戸尾根を抜けるか・・・とか考えていましたが、この手がありますね。あぶないあぶない。
鳳凰小屋の親父さん、元気でしたか? ダンディで適当な親父さん、よいですよね。好きです。一昨年、秘蔵の酒を飲んでしまったので、何かお酒を担いで上がらないと、、、という義務感があるのです。今年、いけるかな。。。
投稿: atsu510 | 2009年11月 2日 (月) 22時15分
kauriさん>
そうそう、道ばたハウスから見えるあの山並みです!
こうして見てみると、望遠鏡でズームインしたみたいな、不思議な感覚ですよね。
そして改めて山を眺めてみると、もうずぅ~っと前からの親しい友人のような、何とも言えず懐かしい気分になっちゃうんですよねえ。
ホントはキミって、こんな顔も持ってるんだよね、って感じの。
そう、あの山並みは、こんな素顔も持ってたのです!(^^
投稿: まきchin | 2009年11月 2日 (月) 22時58分
atsu510さん>
このコース、人少なくて最高!北沢峠~地蔵間は、数人としかすれ違わなかったです。
景色もすばらしい。
うまくバスを使ってグルリップできるので楽チンですしね(でもオンシーズンはバスも激混みなので、ちと勘弁)。
この時期、おススメです。
あ~、でも北沢峠へのバスは、11月8日までみたいです・・・。
そうそう、鳳凰小屋の親父さん、お元気でしたよ~。
「北沢峠から来たの?! なんでまた・・」と焚火のオキをつつきながら笑ってました。面白い親父さんです。
投稿: まきchin | 2009年11月 2日 (月) 23時20分