« 2009/10/25 田子倉・紅葉狩り | トップページ | 2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(2日目) »

2009年11月 2日 (月)

2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(1日目)

北沢峠からアサヨ峰を越え、早川尾根を歩いて夜叉神峠まで、鳳凰三山を縦走。
南アルプスの大展望を満喫です♪

200910310
アサヨ峰から見た甲斐駒。カッコいい~♪

===北沢峠~アサヨ峰~地蔵岳===
2009/10/31(土):北沢峠(7:25)~▲栗沢山(9:10-9:20)~▲アサヨ峰(10:00-10:15)~早川尾根小屋(11:35-11:45)~白鳳峠(13:00)~▲地蔵岳(14:50-15:10)~鳳凰小屋(15:35)
累積登高:1,630m
======

週末の2日間で、長~く歩けてグルリップできるところはないか、と地図を眺めていたら。
あるじゃあ~りませんか、南アルプスに。

車を夜叉神峠に置いてバスで北沢峠へ移動し、そこから早川尾根と鳳凰三山を歩いて夜叉神峠へ。
う~、魅力的!!

てなわけで、前日夜の間に夜叉神峠へ移動し、車中泊。
夜叉神峠5:30発のバスで、広河原へ。

200910311
この時期だけあって、バスは空いてます。

ごろ太君によると、道中、林道沿いの紅葉がかなりキレイだったそう。
まきchinは爆睡している間に広河原に到着。

200910312
やっぱり夏よりかなり空いてますな。

200910315
朝日に輝く北岳がまぶしい!

ここから北沢峠へは、バス2台で移動。

200910313
北沢峠、寒っ!! 気温2℃であります。

北沢峠からゆるゆる歩いてほどなく、北沢駒仙小屋。
仙水峠へ向かう道と別れ、栗沢山へ向かいます。

200910314
道はいきなり、樹林帯の中の急登。
まだ日が昇りきってないのでなんとなく薄暗い。

歩く人もなく、静か~な急登を黙々と登ることしばし。

200910316
お、日が射して明るくなってきた。しかも傾斜もちとゆるくなってきたかも。

そしてふと左手を見ると

200910317
甲斐駒!! いやあ、青空に聳える白い峰がまぶしい。まるで雪のよう。

緩やかに登っていくと、林を抜け出てハイマツの道へ。

200910318
・・・道っていうか、岩登り?

大きな岩がごろごろした道をよじ登り、ハイマツの稜線を少し歩くと

200910319
栗沢山山頂、到着!
背後の甲斐駒がカッコいい。その後ろには、八ヶ岳も覗いてます。

2009103110
仙丈ヶ岳も美しい。

2009103111
中央アルプスと御嶽山も見えてます!
ほかにも、乗鞍と北アルプスもうっすら見えてました。

さて、アサヨ峰へ向けて出発!

2009103112
聳える峰の向こうには、地蔵岳のオベリスク。あそこまで行くんかい。

2009103113
アサヨ峰へは、いったん下って100mほどの登り。
ハイマツの中の道は、眺めが良くて気持ち良い!
右手には仙丈、左手には鳳凰三山、後には甲斐駒、前方には北岳も。
贅沢ですわ~。

2009103114
富士山もクッキリ!

尾根道をゆるゆる登っていくと、アサヨ峰山頂に到着です。

2009103115
北岳、美しいっす。

2009103116
仙丈ヶ岳のカールも、きれいだねえ。
さすがは南アルプスの女王。

2009103117
そして進む尾根の先には、鳳凰三山と富士山!
いやぁ~、テンション上がりますな。

風もほとんどなく、いつまででも景色を眺めていられそう。
がっ、今日は長い尾根道歩き。
景色を眺めて一休みしたら、そろそろ先に行きますかね。

2009103118
いきなりガッツリ下ります。
あ~、もったいない。

ココから先、ハイマツや灌木の中のアップダウンの道。
ふと振り返ると

2009103119
あらら。だいぶ下ってきたね。

2009103120
前方には鳳凰三山。オベリスクがだいぶ近くなってきた。

いくつかピークを越え、再び樹林帯の中へ。

2009103121
なんか、木立といい道の様子といい、雰囲気が北八ツみたい。

落ち葉を踏んでゆるゆる下り、ひっそり三角点のある早川尾根ノ頭を過ぎてほどなく、早川小屋へ到着。

2009103122
樹林の中の静かな小屋。
テントサイトも目の前にあり、水場もあり。
展望はないけど、かな~りよさげです。今度はここに泊ってみたい!

小屋の前で腹ごしらえしたら、出発。
ゆるゆる樹林帯の中の尾根道を歩き、ガッツリ下ると広河原峠に到着。
ここからまた登り返し~。

2009103123
樹林を抜けると、ハイマツとシャクナゲに囲まれた明るい尾根道歩き。

2009103124
白鳳峠手前の赤薙沢ノ頭への登り道の途中、ふと振り返ると、黄金色の落葉松の向こうには甲斐駒とアサヨ峰!

2009103125
赤薙沢ノ頭に登りきると、前方には最後の登り、高嶺と地蔵岳のオベリスク。
この赤薙沢ノ頭からの眺め、素晴らしいです。

再び樹林帯の中へ下り、白鳳峠を過ぎるといよいよ最後の大登り。

2009103126
ハイマツの中の、開けた道。

2009103127
けっこう、ガレガレ。

2009103128
山々を背後にガレ道を登っていくと

2009103129
最後の一登り!

2009103130
んで、この最後の登り、かな~り岩よじ登りです。
でも手がかりは結構あって登りやすい。

2009103131
歩いてきた稜線を眼下に、岩をよじよじ登っていくと

2009103132
高嶺、到着! 観音岳、薬師岳がまぶしいっす。

2009103133
振り返ると、歩いてきた早川尾根の右には甲斐駒、左には仙丈。
歩いてきたねえ。

さて、地蔵岳へ向けて出発。

2009103134
これまでと雰囲気ががらっと変わって、白砂の山々が目の前に。

2009103135
鳳凰三山。改めて近くから見ると、美しい。

高嶺から100mほども下ると、地蔵岳に向けては白砂の登り道。

2009103136
真っ白な花崗岩には、影がクッキリ。

2009103137
白砂の斜面をゆるゆる登り。

2009103138
うお! オベリスク、むっちゃ近!!

ほどなく、観音岳方面からの道と合流し、急な道を少し下ると、地蔵岳のオベリスクの根元に到着。

2009103139
やっぱ、大きいねえ。

ごろ太君はここからオベリスクへアタック。
まきchinはのんびり、下から眺めます。

2009103140
ごろ太君、アタックするも・・・

2009103141
やっぱムリ。ここで撤退です。

さて、下りますかね。

2009103142
地蔵岳からしばらくは、ザレザレの白砂の道。
これ、登るのしんどそう~。
下りはざくざく、雪道みたいに下れちゃうのだけど。

道はほどなく樹林帯の中の九十九折りに。
ひたすらぐいぐい下っていくと、鳳凰小屋に到着!

2009103143
樹林帯の中に、ひっそり静かな小屋です。小屋前の水場からは、水がじゃばじゃばと。
裏手にはテン場もあり、10張弱張ってありました。
小屋の宿泊も本日は10名強、ゆったりです。

担いできたビールを飲みつつ、まったりしてたら夕食です。

2009103144
夕食はカレー。うまし!
ごろ太君はおかわり2回もしてました。

2009103145
小屋の受付にぶらさがってたコイツも、カレーおいしいよ!って言ってたし。
というか、こいつは何者なのか、知りたい。

というわけで、たらふく食べて大満足のまきchin家、18時前にはすっかり夢の中・・・。

> 2日目(鳳凰小屋~観音岳~地蔵岳~夜叉神峠)へ

|

« 2009/10/25 田子倉・紅葉狩り | トップページ | 2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(2日目) »

◇登山」カテゴリの記事

コメント

うぉう!
いつも遠くに望む山並みって、こんな素顔なんだ!
と、びっくりです。
まさにWONDER×WONDERだー。
このオドロキはなんと言ったらいいんだろう?
自分のカラダの中を電子顕微鏡で覗いたみたいな感じ?
うーん、いまいち、ぴたっとうまく言えなくてモドカシイ!

投稿: kauri | 2009年11月 2日 (月) 15時25分

よいですねー!
この時期、このコース。天候よく、人少なく、さいこーですね。
私も鳳凰、このルート歩いてみたかったです。 黒戸尾根を抜けるか・・・とか考えていましたが、この手がありますね。あぶないあぶない。
鳳凰小屋の親父さん、元気でしたか? ダンディで適当な親父さん、よいですよね。好きです。一昨年、秘蔵の酒を飲んでしまったので、何かお酒を担いで上がらないと、、、という義務感があるのです。今年、いけるかな。。。

投稿: atsu510 | 2009年11月 2日 (月) 22時15分

kauriさん>
そうそう、道ばたハウスから見えるあの山並みです!
こうして見てみると、望遠鏡でズームインしたみたいな、不思議な感覚ですよね。
そして改めて山を眺めてみると、もうずぅ~っと前からの親しい友人のような、何とも言えず懐かしい気分になっちゃうんですよねえ。
ホントはキミって、こんな顔も持ってるんだよね、って感じの。

そう、あの山並みは、こんな素顔も持ってたのです!(^^

投稿: まきchin | 2009年11月 2日 (月) 22時58分

atsu510さん>
このコース、人少なくて最高!北沢峠~地蔵間は、数人としかすれ違わなかったです。
景色もすばらしい。
うまくバスを使ってグルリップできるので楽チンですしね(でもオンシーズンはバスも激混みなので、ちと勘弁)。

この時期、おススメです。
あ~、でも北沢峠へのバスは、11月8日までみたいです・・・。

そうそう、鳳凰小屋の親父さん、お元気でしたよ~。
「北沢峠から来たの?! なんでまた・・」と焚火のオキをつつきながら笑ってました。面白い親父さんです。

投稿: まきchin | 2009年11月 2日 (月) 23時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(1日目):

« 2009/10/25 田子倉・紅葉狩り | トップページ | 2009/10/31-11/1 アサヨ峰から鳳凰、展望の早川尾根へ(2日目) »