2009/8/4 斜里岳・涼やかな沢歩き(北海道4日目)
幌尻岳に登る気満々で道の駅なかさつないで泊ってたのに、天気予報は相変わらずイマイチ。
というわけで、前日の阿寒岳を通り過ぎ、さらにその先の斜里岳へGo!
(このムダな移動っぷりときたら・・・)
清里町に入ると、斜里岳登山口の案内看板がそこかしこに出てきてわかりやすい。
広大なジャガイモ畑の中をひた走り、林道に入ってダート道を走っていくと、最後舗装路になって清岳荘に到着。
2005年に建て直されたばかりだそうで。とてもキレイ。
駐車場は40台ほど駐車可。駐車料金は100円(車中泊は500円)。
トイレは清岳荘のが使えます(100円。夜は21時までだそう)。
水場はあるけど、要煮沸だそうな。
というわけで、準備して出発。
清岳荘の横の登山口には、おなじみ、登山届のノートが置いてありました。
最初はゆるゆると。
すぐに林道に合流し、しばし歩くと山道に突入。
・・・とかのんびりしてる間もなく。
てな感じで渡渉しながら歩いて行くと、新道コースとの分岐の下二股に到着。
まきchin達は、沢沿いに滝の横を登っていく旧道コースを選択。
そしてほどなく、水蓮の滝に到着。
むむ。迫力ありますな。
大きな岩の隙間から、岩肌を迸るように流れ落ちてます。
滝の右岸を高巻いて、再び沢を渡りつつ歩くことしばし。
羽衣の滝。これはかなり大きい。それにしてもこの一枚岩の大きいこと。
・・・んで道はというと、その一枚岩をよじ登るんですね~。
ちと滑りそう。辛うじてロープはついてるけど、あまり頼りにならず。
そして羽衣の滝を過ぎたあたりから、お花がぽつぽつ増えてきました。
マルバシモツケ、フキユキノシタ、テングクワガタ、ミヤマダイコンソウ。
そうこうするうちに、方丈の滝に到着。
これまた長いなめ滝です。
なめ滝の横をよじ登り。足を滑らせたら、そのまま滝へどんぶらこ。
そしてここからは立て続けに滝が登場。
ラスト、竜神の滝。大きいねえ。
そして道は、滝をつっきり中をよじ登り。かなり乱暴な。
お花も益々増えてきた。
八合目も滝の横をよじ登り。
このあたりで、だんだん流れが細く狭くなってきた。
オオレイジンソウ、チシマアザミ、シロバナヒメエゾネギ(?)。
道が小川か、小川が道か。
こんなところをサクサク登っていくと、新道コースとの合流、上二股に到着。
ここから上もしばらく沢の道歩きだけど、そのうちいつの間にか普通の山道歩き。
灌木の中の急登を登っていくと、馬ノ背手前のガレ場に出た!
そしてこのガレ場、お花もたくさん!
エゾタカネヤナギ、コガネギク、エゾツツジ、キタヨツバシオガマ。
足もとのこんな花たちを眺めながら黙々と足を運んでいくと、馬ノ背に到着。
さて、ここから山頂までは一登り。
山頂への道は、ハイマツの中の岩場の登り。
ちょいと急な道だけど、ここもまたお花になごみます。
・・・で、しばし歩くと祠のある鞍部に到着。
俄然やる気が出てきて、最後の一登り、ぐいぐい歩いて山頂に到着!
でも残念ながら展望はナシ。
風はあまりなく、時折照らすお日様がほっこり暖かい山頂で、腹ごしらえしたりしてしばしのんびり。
さて、一休みしたら下山しましょ。
フタマタタンポポ、チシマギキョウ、エゾゼンテイカ。
鞍部に咲く花を眺めつつ下っていたら、軽装の高校生がどっさり登ってきました。
花輪高校スキー部、だそうな。夏の間のトレーニングかな。
高校生とすれ違い、馬ノ背を過ぎ、上二股まで下ったら、ここから新道へ。
途中、ちょこっと寄り道して竜神池へ。
澄んだ水が、段々畑の田んぼのような、お風呂のような池にたまってます。
なんでこんな形になったんだろうね、不思議~。
さて、竜神池を通りすぎ、もとの道に戻ってハイマツの中をゆる~く歩いて行くと、ほどなく熊見峠に到着。
熊見峠からは、斜里岳がキレイに見えるそうなんだけど、本日は雲に隠れて展望ナシ。
熊見峠に向かう途中で、斜里岳がちょこっと顔を覗かせてくれたのみ、でした(後のうっすら三角の山が斜里岳)。
さてさて、ここからはひたすら下るのみ。
木の幹や根っこが滑りやすい道を下ります。
でも、こんな感じでササが刈りはらわれてるし、滑りやすい段差には土嚢が積んであったりして、何気に整備されてて歩きやすい。
そんな道を、後ろからさっきの高校生たちが駆け降りていきました・・・。
夏トレかな。元気だねえ。
何回かつるんと足を滑らせながら下り、旧道との合流の下二股に到着。
ここからは再び、沢歩き。
そういやここの沢って、水がものすごく澄んでるんだけど、川の石が赤いんだよね。
なぜだろうか?? 鉄分含んでるとか???
なんてこと考えながらざぶざぶ歩き、ようやく林道に到着!
しばし歩いて清岳荘に到着。
清岳荘の方によると、ここんとこず~っと、清岳荘のあたりはガスガスだそうな。
日によっては、山頂のほうは晴れたりってこともあるみたいですが。
~~~
さて、下山後のお風呂は、道の駅パパスランドさっつるの日帰り温泉へ。
ここ、大人380円と安いのに源泉かけ流しで貸し切り状態。
お湯もたっぷり、つるつるして気持ちよい!! おススメです。車中泊にもよさそう。
・・・そして天気予報をチェックしたところ、ここにきて天気予報が急変、週の後半は好天続きとな!!
こりゃ~もう、幌尻行くっきゃないっしょ!!!
てなわけでまたまた帯広方面にとんぼ返り。
この道を何度通ったことか・・・とぼやきつつ、241号を南下し、今夜のお宿は道の駅足寄湖。
足寄湖畔の、静かな道の駅です。
さあ。明日からは決戦だ!!(何と?)
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コメント
連日あっちに行ったりこっちに行ったりと登っていますね~。
ただ8月の北海道って高気圧の北のヘリになっていて意外と天気良くないんですよね、ま~今年はチョット違いますが・・。
斜里岳は僕も登った時はガスガスで景色はありませんでした。晴れた時にまた登ってあのオホーツク海に向かって広がる裾野を見てみたいです。
投稿: IK | 2009年8月17日 (月) 03時04分
IKさん>
今回の北海道は、お天気に翻弄されて右往左往してしまいました・・・。
北海道って、お天気が安定するのはいつなんですかね。
本州が梅雨の時期かと思いきや、今年はちょっと違ってたみたいですし。う~ん。
そして斜里岳は、結局ず~っと雲の中でして、スッキリ美しい姿は下界からも見られなかったのでした。
IKさんと同じく、晴れたときにまた登りたい山です。
投稿: まきchin | 2009年8月18日 (火) 00時28分
斜里岳、私はこの何日か後に登りました。
快晴で、360度よ~くみえました
途中の岩場で友が川にドボンしてびっしょりに。。。
水もしたたるいい女となりました。
こんなに水があるとは思いませんでしたが
楽しい沢登でした。
投稿: NISHIN | 2009年8月18日 (火) 14時05分
NISHINさん>
初めまして、コメントありがとうございます!
この何日か後、てことは、ちょうど全道天気良かったころですね。
私らが幌尻、羅臼に行ってたころかな?
360度の大展望、うらやましい!
ほんと、こんなに水があるとは私も思いませんでした。
でも晴れてたのならなおさら、涼しくて気持ちのよい沢歩きだったのでは?
お友達、ドボンは災難でしたね・・・大丈夫でしたか?でも晴れてたからヨシ!ってことで(^^)
(自らドボンしたいフチもいくつかあった、まきchin隊でありました)
投稿: まきchin | 2009年8月19日 (水) 00時12分