2009/8/3 雌阿寒岳・またまたガスの中(北海道3日目)
この日は幌尻岳に登るつもりで、前日、道の駅なかさつないに泊ったのでした。
でも、寝る前と朝に天気予報をチェックすると、どうもここしばらく天気があまりよろしくないような。
天気が悪い中で幌尻岳2泊3日はツライので、急遽、日帰りで行ける山に行き先変更!
・・・というわけで雌阿寒岳登山口の野中温泉に向けて、朝から136kmを大移動。
野中温泉登山口の駐車場は、オンネトーの手前、国民宿舎野中温泉別館の横にありました。
30台くらいは停められそうかな。
駐車場入り口にはキレイなトイレもあり。
さて、準備して出発。
登山口は、駐車場から野中温泉の前を通り過ぎ、ちょっと戻ったところにあります。
登山届を書くノートが置いてあるので、記入してから登山開始!
最初は、エゾマツの林の中をゆるゆると。
・・・と思いきや、木の根っこが結構ゴツゴツ出ていて歩きにくい。
一合目ごとに律儀に立ってる標識を過ごしながら歩いて行くと、林が切れて開けた三合目に到着。
そして前方には・・・
おお?! あれに見ゆるは山頂ですかな?!
白いもくもくは、雲か煙か。
ここからしばらく、トラバース気味にハイマツの中の道をゆるゆる歩きます。
涸れ沢を渡って尾根に取りつくと、ほどなく四合目。
ハイマツをかき分けたり、岩場を登ったり。
五合目を過ぎると、早出の人たちが下山してくるのとすれ違い。
埼玉から来たよ~というおじさんと立ち話してたら、前日に行った羅臼岳でなんとヒグマにばったりした、とのこと!!
ひょえ~、怖っ!
一休みがてらおしゃべりしてから、おじさんと別れて再び出発です。
そうこうするうちに、怪しい雲が近づいてきて見る間に山頂が隠れてしまった、と思ってたら、雨が降ってきた。。。(><)
幸い、ざあっと降ったあとは小止みになったので、気を取り直して登ります。
八合目を過ぎると、大きな岩はなくなってザラザラの火山礫の道。
九合目でどうやら火口壁に出たらしく、火口からの轟音が恐ろしいくらいの音量。
音はすれども姿は見えず。
ああ、この轟音をお届けできないのが残念。
ちょこっと霧が切れて、新噴気孔の中が見えました。
う~ん、山は生きてるんだねえ。
というわけで、轟音とガスの中、細い火口壁のフチを歩いて行くと・・・
さてさて、風は強いし展望はないし、なのでさっくり下山開始。
下山は、オンネトーへ下ります。
こんな感じでガスガスの火山礫の斜面をたったか下る下る。
あっという間に、阿寒富士との分岐に到着です。
そしてここから六合目あたりまでの斜面が、一面のお花畑!
ガスガスの中だけど、しばしお花畑に夢中になってしまいました。
さてさて、歩きましょ。
・・・と、六合目付近で雲が切れて、オンネトーがちょいと顔をのぞかせてくれました!
眺めをしばし堪能したら、ハイマツをかき分けて下山開始。
五合目まではハイマツの道、そこから下は再び林の中の道。
ゆるゆる~っとね。
四合目までは木の根っこが歩きづらかったけど、そこから下はゆるゆるの道歩き。
ぐんぐん下っていくと、オンネトー側の登山口に到着!
ここにも登山届のノートが置いてあるので、下山報告を記入して終了!!
さて、ここからオンネトーの横を抜け、野中温泉までハイキングコースを歩いて戻ります。
静かな湖畔。。。というわけにはいかず、湖を一周する遊歩道は結構人でいっぱいでした。
まきchin達は、遊歩道を途中で雌阿寒温泉(野中温泉)方面に分岐し、ハイキングコースへ。
この道、ハイキングコースとは言え、普通に山の中の道でした。
ゆるゆる~と登って下るだけの道なんだけど、周囲の林は鬱蒼と茂ってるし、人は歩いてないし。
ちゃんと整備されてて、歩きやすかったけどね。
はい、というわけで、ほんとに野中温泉にたどり着くかちょっと不安になってきたころに、野中温泉の駐車場に到着!
ちょうど、車を停めた駐車場のところに出てきました。
さて、下山したらお次は温泉。
阿寒湖畔のホテルエメラルドの日帰り入浴に行きましたが・・・ちと時間が早かったせいか、お湯が止まってる浴槽もあり、ちとご不満。
下山したその足で、野中温泉に行ったほうがよかったな。
ま、阿寒湖見れたからよしとするか。
お風呂に入ってサッパリしたら、あとは本日の宿泊地をどこにするか。
天気予報が好転するのに賭けて、幌尻アタックしやすい中札内に戻るか、諦めて知床に向かうか。
・・・熟考の末、天気好転に賭けて中札内へ戻ることに。
う~ん、移動してばっかりですな。お天気、どうかな・・・。
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コメント
雌阿寒岳も何日か後に登頂しました。
天気は快晴で阿寒湖をはじめ、雄阿寒、阿寒富士
剣ヶ峰、オンネトーよ~く見えました
初めて北海道の山に登って全部快晴
運がよかった
投稿: NISHIN | 2009年8月18日 (火) 14時22分
NISHINさん>
雌阿寒岳も晴天だったんですね、ほんとラッキーですね~。
風は強くなかったですか?
下山後、オンネトー茶屋に立ち寄ったら、今年は晴れた日が少ないんだよね~、と茶屋の方がおっしゃってました。
今年は(も?)お天気読みづらいですね。
次回行った時は、NISHINさんの幸運にあやかりたい!
投稿: まきchin | 2009年8月19日 (水) 00時21分
こんにちは♪
遅ればせながら、北海道無事に登頂できたようでよかったですね。
懐かしく拝見しました~♪
私達もお天気がイマイチのときが多くて山頂のパノラマも残念な時ばかりでした(~_~;)
また行きたいな~と思ってもそうそう行けませんよね。
我らはそのうち登れなくなっちゃいますよ(涙;
斜里岳の沢コース素敵でしたよね。
私もまた行ってみたいです。
幌尻、初日にしてあそこまで行っちゃいましたか!
すごいな~(@.@;
我ら、伏見岳は山頂でテント泊でした(^^ゞ
翌朝出発しようとして、あれ?こっちにもいいテン場が・・・なんて思ったんですよ(笑)
匂いのないレトルトなんてあるんですね、知りませんでした。驚き!(^^ゞ
またいつかのんびりと北海道に行ってみたいな~とシミジミ思っちゃいましたよ~♪
続きも楽しみにしていますね(^^♪
投稿: sanae | 2009年8月19日 (水) 09時30分
sanaeさん>
コメントありがとうございます!
斜里岳の沢コース、ほんとキレイでおもしろい道ですよね。
晴れたときに、また行きたいですよね~。
そして幌尻岳。
sanae隊と同じ道。過去レポ、とっても参考にさせていただきました!ありがとうございます~。
伏美岳は山頂泊だったんですね。
眺めがすばらしくてイイテン場ではないですか。
でレトルトですが、匂いがない、というか、匂いが少ない・つきづらい料理のものを選んだ、というのが正しいですかね。
(カレーとかマーボとかだと、匂いきついし・・)
紛らわしくてスミマセン。
sanae隊ののんびり北海道山行の起爆となるといいな~と思いつつ。
のんびりレポアップで恐縮ですが、楽しんでいただけると嬉しいです。
投稿: まきchin | 2009年8月20日 (木) 02時22分