2009/8/22-23 北岳・間ノ岳の稜線歩き(1日目)
> 2日目はコチラ
22日(土)~23日(日)の天気は、ちとビミョウ。
土曜日の明け方まで雨が残り、あとは回復傾向、とな。
う~ん、ほんとか?! 下界は回復するとしても、山の上はどうなんだ?!
不安が残りつつも、とりあえず行き先を白峰三山にロックオン!
横浜を23時過ぎに出て、奈良田に着いたのは朝3時。
辛うじて、バス停脇の駐車場に1台分のスペースを見つけて、なんとか駐車することができました。
(ここに停められないと、ゲート近くの大きな駐車場に停めることになる)
※バス停にキレイなトイレあり。
ここから広河原へ行くバスの始発は、5:30。一人1,100円。
仮眠して起きてみると、停まってる車の中から続々と人が出てきて、準備してるところでした。
途中の駐車場から乗ってきた人も合わせて、バスは2台。
全員座れてました(混雑時は立ってる人もいるのかどうかは、不明。。)。
1時間ほどバスに揺られて、広河原へ到着。
芦安からのバスが一足先に到着してたらしく、人、人、人!
北沢峠行きのバス停には、長蛇の列!!
いやあ、恐るべし。
アルペンプラザ広河原は建て替え中。
広河原山荘の前を過ぎ、はじめは林の中のゆるゆる歩き。
さすが、人が多いねえ。
白根御池小屋への分岐を過ぎると、沢沿いの道に。
沢沿いには、ちらほらお花達。
沢を渡りつつ、ゆるゆる歩いて行くと、林が切れて前方の二俣が見えてきた!
左俣コースの雪渓も。
しっかし、すんごい人の数。遅々として進みませんな。
団体さんを追い越しつつ、大きな石がごろごろした道を登りつつ。
で、ようやく二俣に到着。
みんなここで一休み中。まきchinたちも、ちょいと腹ごしらえ。
ここには仮設トイレもありました。
ほとんどの人が続々と左俣コースへ出発していく中、まきchin達は右俣コースへ。
雪渓の横の急登。九十九折りに登ります。
あまり人もいなくて、静かでヨイ。
クガイソウ、ミヤマシシウド、センジョウアザミ、タカネグンナイフウロ。
色とりどりですな!
雪渓の横の草はらを抜け、木立の中の道を登っていくと、開けた草はらへ。
さて、登りましょ。
ガスがとれるかと思いきや、ここから先はガスの中。(´・ω・`)ショボーン
しばし草はらを登ると、再び木立の中へ。
相変わらず九十九折りに登っていくと・・・
マルバダケブキの大群落! すご~い。花も大きいので、迫力ありまくり。
木立を抜け、イブキトラノオやコガネギクの咲く道を登り、小太郎尾根分岐に到着。
ここでは団体さんが2組ほど休憩中。
稜線に近くなり、風も出てきたので、みんな雨具を着込んでます。
まきchin達も上着を着込んで出発!
ガッスガスで全く展望ナシ。しかもかなり風強い・・・。
岩がごろごろした稜線には、岩場のお花達。
タカネヒゴダイ、トウヤクリンドウ、タカネシオガマ、シコタンソウ。
こんなに風が強いところで、がんばって咲いてます。
ゆるゆる岩場を登っていくと、肩ノ小屋に到着。
小屋前のベンチは、風がさえぎられて一息つくのにいい感じ。
ちょいと腹ごしらえしてから、山頂目指してしゅっぱ~つ!
あ~あ、真っ白。
両俣小屋分岐を過ぎ、小さな岩のピークを巻いてゆるゆる登る。
ミヤママンネングサ、タカネマンテマ。
憧れのマンテマに出会えて感激。(o^-^o)
そんなこんなでガスガスの中を歩き
というわけで足元を見てみると
これはこれでよし、とするか。
山頂の団体さん達が、「北岳、来ただけ~」と笑って言ってました。( ^ω^ )
むう、確かに。
ま、また来ましょ。
展望もないので、一休みしたらさっくり下山開始。
吊尾根分岐まではゆるゆると岩場を下り、そこから先は険しい岩稜の上の道歩き。
でも鎖とかでしっかり道が示されてるので、安心です。
そしてこの道、色とりどりの花が満載!
シコタンハコベ、タカネツメクサ、ミネウスユキソウ、イブキジャコウソウ。
いやはや、ガスガスで景色は見れないけど、お花はキレイ!
強風にあおられつつ、足元の花を見ながら岩ごろの道を下っていくと
北岳山荘に到着!テン場はまだまだ余裕あり。
それに、尾根上はかなりの風だけど、テン場は尾根にさえぎられてあまり風はなし。
※テン場は一人600円。
※テン場に大きな公共トイレあり。ブースに入ると自動点灯するの。すごい。
※水は、山荘で1ℓ100円で分けてくれます。
というわけで、早速受付してテントを張ってると
というわけで、まずは祝杯。
北岳山荘で生ビール♪ 旨し。
山荘内は、人でごった返してました。本日は最低でも1枚の布団に二人、だそうな。
いやあ、混んでるねえ。
生ビールでほろ酔いの後は、テン場でのんびり景色を眺めつつ、夕飯です。
このころになると、富士山も雲の中から出てきてくれました。
南アからの富士山は、耳が二つついててかわいらしい。
ひそかに「ニャンコ富士」と命名してるのはナイショ(って、言っちゃったらナイショになってないし!!)。
腹ごしらえしたら、吹きっさらしの尾根に上がって夕日を眺めます。
この空のグラデーションがたまらない。
そう、これが見たかったのだ!
いやあ、たまらんですね。強風に耐えて見るだけの価値は大あり。
すっかり冷え切っちゃいましたが、素晴らしい夕焼けに大満足。
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コメント
北岳人気スゴイなぁ。
はじめての登山が富士山だった方々が
次に目指すのが北岳と噂に聞いたのですが
本当なのかもしれません。
北岳間ノ岳の写真が残ってないので
(SDカードをフォーマットした苦い思い出(笑)
また行きたいのですが、
こんなに混んでいるとは時期を選ばないとダメですね。
それにしても夕日ステキ。萌え。
投稿: のんすけ | 2009年9月 2日 (水) 00時35分
のんすけさん>
コメントありがとうございます~
ほんと、北岳、予想外の人出(特に大人数の団体さんが多い!!)でビックリ、です。
みなさんのレポによると、海の日の連休もかなりの人出らしいし。9月の連休も混むんでしょうね~~。(テン場なら、とりあえずゆっくり寝られるカモですが)
来年は、キタダケソウの時期に行きたいな~と思ったり。
あとは、小屋終い直前(11月頭)はさすがに空いてそうですが・・・別の危険が・・・。
登山人口が増えると、そういう心配も増えますね。
そういう意味では、人がほとんどいない南ア南部とか、北海道とか、がやっぱり好きです。
投稿: まきchin | 2009年9月 2日 (水) 01時48分
北岳山荘から見える富士、さいこーですね。
また行きたいな。
ただ、人が多いのでちょいと、、、。
山頂ガスは残念ですが、ガスが落ちた後の夕陽は澄み切った美しさですね。よいな−。ビールも。
投稿: atsu510 | 2009年9月 3日 (木) 08時56分
atsu510さん>
ほんと、富士山の眺めはやはりすばらしい。
テン場で、誰かが「富士山の雲が晴れてきたよ~」と叫んだら、続々とテントから人が出てきたのには笑いました・・・。
はい、我々もその中の一人(じゃなくて二人か)でしたが。
富士山眺めながらのビールも、格別。旨し。
この日は、終日吹き荒れてた強風が幸いしてか、夕焼けも格別に美しかったです。
秋が近いからですかね。
色の鮮やかさが、格段によいですよね~。
北岳の穴場の時期っていつなんでしょうね。
人の多さにはちと、辟易しましたが。
でもまた行きたい。何度でも行きたいですな。
投稿: まきchin | 2009年9月 4日 (金) 00時07分