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2009年5月24日 (日)

2009/5/23 日本でいちばん高い山、富士山へ

いつも遠くから仰ぎ見る存在だった富士山。
山開き前のこの残雪期に登ってきました。

200905230
日本最高峰、富士山剣ヶ峯に初登頂。
4月の立山先日の白山に続き、これで日本三大霊山を踏破。

===富士山(百名山86座目)===
2009/5/23(土):富士宮口 新五合目駐車場(7:10)~新七合目(8:15-8:30)~八合目(10:00-10:10)~浅間大社奥宮(12:15-12:20)~▲剣ヶ峯(12:45-13:10)~浅間大社奥宮(13:20-13:30)~八合目(14:15)~新七合目(14:40)~新五合目駐車場(15:25)
累積登高:1,380m
======

2009052341

夏になると登山者の長蛇の列ができる富士山。
山開き前のこの時期であれば、山スキーヤーか山ノボラーしかおらず、しかも残雪の斜面を直登できる、という話を聞き込んで天気図とにらめっこしてたら、どうもこの土曜日、お天気よさそうかも?

万一富士山の天気が悪そうだったら丹沢に行くことにして、朝5時頃に東名に乗り、途中で再びお天気をチェックすると、やっぱり富士山のお天気はよさそう。
てなわけで、行き先は富士山に決定!

横浜から2時間くらいで、富士宮口の新五合目駐車場に到着、です。近い!(てか、最近遠出しすぎ)
200905231
すでにたくさんの車が停まっていてビックリ。
そして山に登っていく人のほとんどが、スキーやボードを担いでて二度びっくり。

そう、ほんとはスキーで富士山を滑りたかったのです。
が、登ったこともないのに、いきなりスキー担いでいくのもリスキーだよなあ、と、とりあえず今回は下見も兼ねて歩きのみ。

200905232 しゅっぱ~つ!

登山口から少し登ったところの宝永山荘にはこんな標識が。
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ん? 通行止と書いてあるが・・・?!

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見上げると、人がわんさか。小さな黒い動く点々がいっぱい。

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そして右手には箱根の山々。
手前のとんがりが金時山、その奥が明神ヶ岳、右が箱根山かな。
金時山のてっぺんがキラキラしてたのは、山頂の小屋でしょうね~。

火山岩や砂礫の夏道を歩いたり、残雪をざくざく直登したりしていくうちに新七合目の小屋は間近。

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小屋の直下で雪渓を横切り、新七合目に到着。標高2,800m。

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眼下には愛鷹山。あれに登ったのは、もう6年前。かなり下に見えますな。

ここでアイゼン装着。
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ここから本格的な雪道。
夏道も出てて、そっちを登る人もたくさんいたけど、まきchin達は雪渓を直登。

頭上には八合目の小屋が見えてるんだけど、なかなか近寄れない。
そうこうするうちに、七合目の小屋に到着。標高3,000m。
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風も強くなってきたので、ここでアウターを着込みます。

さて、出発。
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傾斜がちと急になってきた。
でも先行のトレースがついてるし、雪も固すぎず柔らかすぎず、歩きやすい。

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頭上には青空、眼下には雲海。

はあ、いいねえ。黙々と修行のように登るのみだけど、それもまた富士山。

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八合目小屋の直下、ロープが出ている雪道をたどっていくと、小屋に到着。
標高3,240m。ココから先は、国内では未知の領域(標高)。
「高度障害で動けなくなったらどうしよう~」と心配するまきchinにごろ太君、「君の場合は全然大丈夫でしょ」と一蹴。あ、そうすか・・・。

気を取り直して出発。

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小屋の真上には鳥居。ココから先が、富士浅間奥社の境内地とのこと。

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恐ろしいくらい、空が青い。この青も、未知の青。

そして九合目(標高3,500m)を過ぎたあたりから風が強くなってきて・・
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うあ~! 地吹雪!!
下から見上げてるときに見えてた白煙の正体は、これだったか。

時折突風が吹き付けてかなりあおられる。これ、板担いでる人は大変かも。
おまけに雪(というか氷粒)が風でとばされてバチバチ当たって、痛い!
バチバチ君と命名。

しかもこのバチバチ君で吹き飛ばされた氷粒で、先行の足跡がどんどん埋もれていくし。
恐るべし。

何度かバチバチ君の襲来をうけつつも、九合五勺の小屋に到着(標高3,540m)。
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山頂までは、あと一息!

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人がたくさん。こんなにいるとは知らなかったよ。
そして相変わらず風は強い。あおられます。バチバチ君にもやられます。

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最後の急登を一登り。

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振り向くと、結構急ですな。駿河湾も見えてます。

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せっかくなので、鳥居をくぐって・・

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浅間大社奥宮に到着。

さて、ここから剣ヶ峯までは一登り。
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バチバチ君はないものの、ここも時折、かなりの突風。
ぼんやりしてると飛ばされそう。

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右手の火口にも雪がタップリ。
そして板担いで登ってきてる人が・・・ってことは滑り降りた? すごいなあ。

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まきchin達は、山頂の測候所跡を目指し

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到着! 日本最高点!!

このあたりは、測候所跡で風が遮られてほぼ無風。
測候所のウラ(火口と反対側)に回り込むと、ものすごい風でした。

そして測候所のウラからは、南アルプスの大展望!

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右から甲斐駒、キレットがあって北岳、間ノ岳、農鳥岳、ちょい離れて塩見岳。

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ちとななめってますが。右から荒川三山、赤石岳、聖岳。

うわぁ~、来た甲斐あったよ。すばらしい!!
八ヶ岳もうっすら見えてました。

もうなんか、大満足。
南アルプスの眺めも火口の眺めも堪能し、山頂を後に。

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眼下には雲海。だいぶ雲が上がってきたような。

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奥社に戻ってきました。剣ヶ峯、さらば。
今度来たときは、お釜巡りをしたいなあ。

ちなみに奥社はこんな感じで雪に埋もれてます。
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お参りしてから、いざ下山。

最初は急な斜面を下ります。
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あ~、雲が湧いてきてる。

少し下ったあたりから、尻セード。
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あの~、断じて滑落してるわけじゃありませんけど・・・見た目、落っこちてるだけ?
スピード出過ぎるとキケン(というか怖い)なので、肘やらピッケルやら総動員で制動かけまくってます。

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この人は見た目、危なげない。

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わはは。

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ピッケル使ってみました。

というわけで、ほぼ九合目まで尻セード混じりで降りちゃいました。
お尻がつめたい。
というか、お尻じゃなくてスキーで滑りたい。

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滑ったらさぞかし楽しいであろう、この斜面。
この時期はかなりいい感じのザラメです。

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見よ、この大斜面。なんだかもうヨダレが出そう。

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八合目の下も、こんな感じ。全然問題なし。

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新七合目の下からさすがに雪はぐずぐず。
雪渓の下部で、アイゼン外します。

ここで、「今日は登りで3時間もかかったよ~」とか言ってるスーパーおじさんとご同行。
尻セードするときは、ブルーシートとタオルを使うといいよ、と教えてもらいました。

ちょうどここで一緒になったサワヤカ若者3人組と7人で、新五合目まで下山。
2009052340

こんな感じで、おじさんに引率されてます。

高山植物の話とか、山の話とか、そしてもちろん富士山の話とか。
若者3人組も初富士山だったとのことで、おじさんに「またおいで~」と言ってもらいました。
おしゃべりしてるうちに、あっという間に駐車場に到着!
またみんな、富士山で会えるといいですね!!ありがとうございました~。

<今回の山行>
富士山って、見る山であって登る山ではない、とず~っと思ってたのだけど、なかなかどうして、さすがは日本最高峰。
食わず嫌いはいけませんでしたね。

また登りたいなあ。秋もいいかな。今度はお釜巡りしたいしな。

そしてこの時期、山スキーヤー、山ボーダーがものすごく多いのにびっくり。
登山者の8割くらいは、板担いでたんじゃないかな。
様子もわかったし、来年はウチも、板担いで登るぞ!

そしてまきchin、高度障害は全くなく、全然大丈夫でした。
ごろ太君はちょっと頭痛くなったみたいだけど。
まあ今回、上部は風も強かったし初めての富士山だったので、ゆっくり登ったのもよかったのかな。

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コメント

ま・・・まきchinさん!!!
私いました、富士山に・・・。
もちろんBCで。
~と言うのは冗談ですが(笑)。
本当に旦那はいましたよ~!

山友のドリンチームに誘われて、急遽富士山へ行ったんです。
旦那とちぇっくん(ドリンちゃんの旦那様)のみ、板担ぎ上げでBCしてました。
私とドリンちゃんは5合目で見送りのみで、下界に移動しちゃいましたけど。

TC見ると、まきchinさん達がちょうど登頂する頃に、滑り出したようです。
(12時過ぎに滑り出したみたい)
どっかですれ違ってはいたでしょうね~
ボーダーとスキーの男二人組見ませんでしたか???
(わかんないか・・・笑)
下山後にも・・・実はまきchinさんのお話してて、
いつか会ってみたいねーってみんなで話してたんです。
まさかニアミスしてたとは!!!

お天気良くて最高でしたね!
日本一の山、登頂おめでとうございます☆
我が家のレポは、後日UPしますね~

投稿: えどりん | 2009年5月24日 (日) 17時47分

なんと富士山初めてでしたか、でも良い季節に登ったと思いますよ。いきなり夏の混雑時に登ると「富士山は見る山、もう来ない!」って思っちゃいます。
 次回は尻じゃなくスキーで滑ってください。

 バチバチくんですか、それわかります。氷だけじゃなく石もあります。以前11月に登った時、立っていられないような強風で、山頂で石がバチバチ飛んできたときがありました。

 そうそう一般に男性より女性の方が、また酒飲みの方が高度に強いみたいですよ。

投稿: IK | 2009年5月24日 (日) 20時42分

丹沢から見てました。雲の中からチラッと見えました。
快晴でよかったですね。今の時期は一番登り易いかも知れませんね。

投稿: えいじ | 2009年5月24日 (日) 21時36分

えどりんさん>
うわぁ~! なんと、富士山でニアミスとは!!
しかも妊婦さんと!!!(だから登ってないって)

だんな様チームとは確実に、山頂直下ですれ違ってますよね。
でもほんと、スキーヤーとボーダーが多かったので・・・残念ながらわからなかった・・・。
だんな様達も、まきchin達をうらやましがらせた人達の中の一員だったんですね~、いいなあ~~。
来年(というか、天気よければ来週にでも行っちゃいそうな勢いですが)は板担いでいくぞ!絶対!!
そのころはえどりんさんも復活?!

というわけでレポ、楽しみにしております~。(^^)

えどりんさん達、そしてお友達のドリンさん達も、私達と行き先や時期がカブることが多いな~と思ってたのでした。
ほんと、いつかご一緒したい!

投稿: まきchin | 2009年5月24日 (日) 21時40分

IKさん>
そう、なんと初めての富士山だったのでした。
良い時期だったのですね、よかった~。
確かに、登りやすいし、山スキーヤーや山ノボラーしかいないし、歩みを進めるうちに山頂についちゃった、という感じでした。

次回はスキーで滑ります! というか、天気よければ来週にでも滑りたいくらいですが・・・。

IKさんは、山頂でバチバチ君(しかも石!)に襲来されたんですね。怖い・・・それに痛そう!!
富士山の強風は威力がすごい、と聞いてはいたのですが、体験してみて改めて威力を実感、です。

そして・・・女で酒飲みであるまきchin、高度には強い、のかも・・・?!

投稿: まきchin | 2009年5月24日 (日) 21時46分

えいじさん>
丹沢にいらしたんですね! 私達も丹沢に行こうかとも思ってたのですが。

登っている間、雲が徐々に上ってきてたのでひやひやもんでしたが、なんとか天気がもってよかったです。
風はかなり強かったですが・・・。

この時期は登りやすい時期なんですね。
予想外に多くの人でびっくりでしたが、みんな良い時期を狙って来てるんですねえ。
夏はさておき、また秋にも登ってみたいなあ、と思ったりしています。

投稿: まきchin | 2009年5月24日 (日) 21時54分

あぁ~板持ってってなかったですか・・残念!
滑るには富士宮口からが一番楽なんですよ~。
今年の山頂の雪は多いですね~。

昨日はうちらの仲間も須走口から大勢富士山の山スキー行ってました。

投稿: お気楽 | 2009年5月24日 (日) 23時31分

富士山が初めてだったとは、意外です。
あの斜面を直登するのは大変そうですね。

富士山は昨年の夏に富士宮口から登って、
「もう1人で登る事は無いな~」と思っていましたが、
この景色を見ると・・・

しかし、こちらは白山とは逆でウチからは遠いんだ。。

投稿: しょもも | 2009年5月24日 (日) 23時44分

お気楽さん>
そうなんですよ~。
富士宮口に到着したのと同時に、板を持ってこなかったことを激しく後悔したのでした。
ま、今回は初富士山だったし(と、自分に言い訳)。
次回はぜったい、板担いで登ります!!
(というかほんとに、天気さえ良ければ来週にでもリベンジしたい・・・)

今年は山頂の雪、多いんですね。
滑ってる人もほんとに多くて(板持ってない人のほうが少数派)、びっくりでした。
ああ、あの雪といいスケールといい、なんだか大きな魚を逃したような・・・滑りたい~~~!!

お気楽さんのお仲間は、須走口から登られたんですね~。さすがです。
23日はどの登山口からも、たくさん山スキーヤー・ボーダーが登ってたんでしょうね。

投稿: まきchin | 2009年5月24日 (日) 23時51分

しょももさん>
そおなんです。実は初めてだったんです。なぜか(登ったこともないのに)食わず嫌いでありまして。(^^;)

独立峰からの眺めってちょっと独特なものがありますが、富士山のそれは、他にはないですね。
ほんとに富士山にしかない眺めだなあ、と。
みなさんのおっしゃるとおり、時期もよかったのかも。

しょももさんにもぜひ、この時期に登っていただきたい。直登も、登りやすい雪だったのでそれほど辛くはなかったです(これが雪でなかったらまた別かと)。
がっ、やっぱり遠いですよね・・・白山は近いんですけどね・・・。
しょももさんと白山、まきchinと富士山の距離感が同じくらいだもんな~、と実感したこの週末でありました。

投稿: まきchin | 2009年5月25日 (月) 00時00分

富士山。
E・DESU・NEEEEE!!

私も登りたいんですー。
5月は予定はいってるから、、チャンスは6月。
んー、雪残っているかなあ。。

でも・・5時間も板担ぐのは・・無理だあ。(笑)

投稿: ぽっか | 2009年5月25日 (月) 12時36分

ぽっかさん>
富士山、E・DESU・YOOO!!
というか予想外にステキな斜面でした。
あの斜面を滑るためなら、5時間、板担いでがむばれる! というか、がむばります!!
(というわけで、来年は富士山BC狙います)

6月も、最初の頃だったら雪残ってるんじゃないですかね~。
雪渓の下限は上昇してそうですが・・・。
ぜひ、予定と好天が合ったら行ってみてください!

投稿: まきchin | 2009年5月26日 (火) 00時24分

わ~富士に行ったんですね~♪
(実は、登り残しの100名山&100高山^^)
絶対、夏・・・小屋が開く前に~とは、思ってるんですが・・・
こんないっぱい人がいるのもビックリ~♪でっす!
好天狙いなら、安心ですね(風の心配だけかな?)
高度順応もバッチリ~♪だったようで・・・^-^
6月に行ってみようかなぁ~^^
コースも迷ってたんで、参考になりました~ありがとうう!!

投稿: みい | 2009年5月26日 (火) 09時05分

みいさん>
えぇぇ~!!なんとみいさん、富士山は未登でしたか。びっくり。
ヒマラヤでは、富士山越えしてるのに。(^^)

私も絶対小屋開き前に行こうと思ってて、好天を狙ってたのでした。
今の時期、いいと思いますよ~。ヒマラヤ経験済みのみいさんなら、高度順応も心配なし!
(IKさん情報だと、女のノミスケbeerは高度に強いらしいです・・・(まきchinもご多聞に漏れずsmile))

参考にしていただけたら嬉しいです~!

投稿: まきchin | 2009年5月26日 (火) 22時44分

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