2009/4/18-20 立山BC(1日目)~雄山、山崎カール
1日目:雄山、山崎カール
2日目:剣沢、雷鳥沢
3日目:浄土山
金曜日は、仕事を早々に切り上げて帰宅。
とはいえ、帰宅してから準備してたら、横浜出発は23時になってしまった。
上信越道をひた走り、立山黒部アルペンルートの玄関口、立山駅には4時頃到着。
400台以上停められる無料駐車場はほぼ満車でした。
一眠りしてたら、5時頃、駅の様子を見に行ったごろ太君に、ケーブルカー駅の窓口に人が並び始めたよ~と起こされました。
そう、立山駅からのケーブルカーは、駅の窓口で乗車時間指定を受けなくてはならないのであります。だからみんな並ぶのね(団体さんは事前予約があるみたいだけど)。
アルペンルート全面開通して最初の週末だけあって、窓口の行列は駅の外までずら~り。
まきchin達はかなり前のほうに並べたので、めでたく始発のケーブルカー(7時)の切符をゲット。
ケーブルカーは10分置きに増発便が出てました。
ぎゅうづめのケーブルカーで美女平駅に上がり、高原バスに乗り換え。バスもがんがん増発されてます。
ここで、スキー板(と、10kg以上の荷物)は一つ300円の手荷物料を徴収されました。
バスにゆられて1時間、高さ15mの雪の大谷(15mもあるのはほんの一部分なのね)を通り過ぎ、8時半ころ室堂に着。
始発便だったし、扇沢からの人たちはまだ着いてないし、ホテル立山前は人もまばら。
まきchin達は早速準備して、いざ、出発!
目指すは一ノ越。
てかどうよ、この天気。雪が、山が、光ってますがな。
固めの斜面を歩いていくと、浄土山の真下くらいからトラバース道に。
板二本分の幅のトレースを辿ります。
斜面は固いし、これ、意外と怖い。まきchin、おっかなびっくりです。
浄土山のすそを回りこんでトラバース道をしばし登っていくと、最後は一ノ越への直登。
一列になって黙々と。
で、登りきった一ノ越からはこんな眺めが!
黒部ダムに向かって伸びる御山谷と、ヤリホ~、笠ヶ岳と裏銀座、表銀座の山々!!
北アルプスもだいぶ雪解けが進んでますねぇ。
一ノ越はさすがに風が強く、風を避けてみんな一ノ越山荘のかげに集まってます。
まきchin、ちょいと一休み。
さて、ここから御山谷を滑り降りる人、室堂に向けて滑る人、板をかついで雄山に登る人に分かれます。
まきchin達、担いできた登山靴とアイゼンに履き替えて、板をデポしてとりあえず雄山山頂を目指すことに。
けっこう急なのよね。
でも、午前中でまだ雪が固めなので、アイゼン効かせてざくざく登る登る。
雪の急斜面を過ぎると、岩がごろごろした斜面に突入。
岩の間をよじ登っていくと、雄山神社の社務所が頭上に見えてきた!
でも、見えてからがまた長いのよね。
・・・おっと、ほんとの山頂はこっちでした。
社務所前を抜け、埋まった鳥居の横をよじ登り・・・
ここまで来ると、真砂岳、別山と続く尾根の向こうに剱岳がクッキリはっきり。
やっぱ剱岳、かっこいい!
薬師岳、黒部五郎、水晶、雲ノ平の黒部源流の山々も近い!
ん~、やっぱり黒部源流の山々はいいねえ。
いやほんと、時間がたつのも忘れて景色に見入ってしまいました。
さて、のんびりもしてられないので一ノ越に向けて下山下山。
下りは、かなり雪が緩んできててざっくざっく降りられました。
黒部の山々を見ながらの下りは、いい気分~♪
一ノ越で再びスキーブーツに履き替え、ここから山崎カール目指して滑り込み!
ほんとはごろ太君、雄山山頂まで板を担いで登り、そこから山崎カールに滑り込みたかったらしいんだけど、まきchinはとてもその気力はなく、一ノ越からでカンベンしてもらいました。
そして小さい尾根を二つ越えたところが山崎カール。
見上げると、こんな感じ。
そう、一ノ越からトラバースしてきちゃうと、山崎カールの下部に出てくるのよね。
だからほんとは、雄山山頂から滑り降りないと堪能できないんだろうな。
でもま、立山初心者のまきchin達は、山崎カール下部でも大満足。
もうなんだか、広すぎてワケがわからない。
ノートラックの斜面をどう滑るやら、よくわかんないけど、楽しい~ッ!!!
雪もそんなに緩んでなくて、締まってて滑りやすい。
この開放感がタマラン。
広すぎるこの一枚バーン、アドレナリンが出すぎて、もうどうしたらよいやら。
見よ、この満面の笑み。
滑りながら、にやけてしまう自分がいました。
こんなとこ、滑ってきました! もっかい登って滑りたい~!!
今回は、斜面の真ん中あたりから下(トレースがいっぱいついてるあたり)を滑りましたが、次回は雄山山頂から、かな・・・。
さて、雷鳥沢キャンプ地まではゆるゆる滑り、ここから本日のお宿、雷鳥荘に向けて、シールをつけて登り返し。
うんせ、うんせ。
えっちらおっちら登って、到着!
山荘は3階部分まで埋まってました。
早めに到着したので、源泉かけ流しの展望温泉でのんびり~。大日三山の眺めと温泉が最高!
そして夕飯までのひと時、生ビール飲んでゆっくりマッタリです。
夕食後、外に出てみたら、暮れなずむ夕闇に浮かぶ青い山。
こんな夕暮れも、雰囲気あってステキだねえ。
#この日、雷鳥荘の宿泊者は200人くらい。GWだと、300人くらい泊まるみたいです。
大混雑ですな。
#白音さんも泊まってらしたみたいで。。。またまた超ニアミス!
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コメント
いや~スーパー快晴の立山
も~サイコーですね!!
しかもこのスケール感が
た・ま・り・ま・せ・ん!!
こんな場所にいたら自然と
笑みがこぼれますよね~(^^)
今年はムリなんで
来年、ココへ行ってみようかなぁ
投稿: ここあパパ | 2009年4月22日 (水) 22時41分
はじめまして
私も18日山崎カールを滑りました。
さいこ~に気持ちよかったですね。
滑った後のビールもGooでした。
投稿: 310jun | 2009年4月22日 (水) 23時34分
ここあパパさん>
かつてないこのスケール感、もうビックリ通り越して感動ものです。
夏や秋とはまた違った感じなんですよね~、雪ってすごい。
おかげでいまだに、思い出してはニヘラ~と笑ってしまっている、怪しいパンダ女に成り果ててます。。。
もう、ぜひぜひ、ここあパパさんも行ってみてください。
室堂周辺は観光客でごった返してますが、一ノ越や雷鳥沢など、山側に来れば登山者の世界、ど真ん中で立山のスケール感を楽しめること請け合いです。
投稿: まきchin | 2009年4月23日 (木) 01時03分
310junさん>
初めまして!コメントありがとうございます。
310junさんは、山崎カールの上部から滑ってらしたんですね~、むちゃくちゃカッコいいです!!
我々はほんとにへなちょこなんですが、それでも最高!!でした。
そしてビールの美味いこと美味いこと。
もうやめられまへん。。。
投稿: まきchin | 2009年4月23日 (木) 01時18分
8時30分に、室堂でしたか~。
早立ち、必須ですね。
展望もクッキリ、寝坊はいけませんね~。
後悔してます。
投稿: 三脚マン | 2009年4月25日 (土) 02時25分
三脚マンさん>
関東からだったら扇沢のほうが近いんですが、乗り換えも多いしお金もかかるし時間もかかるし、なので、富山側を選んだのでした。
でもやっぱり、遅くなるととっても待つみたいなので、できるだけ早く行くのが良さそうですよ~。
>展望もクッキリ、寝坊はいけませんね~。
あ、でもちょっと三脚マンさんらしい。(^^)
そしてあの時間から雷鳥沢登ってしまうあたりもスゴイです!
投稿: まきchin | 2009年4月25日 (土) 22時47分