2009/3/7 スノーシューで水ノ塔山へ
前日の夜は、アサマ2000も雨が降ってたらしい。
それが朝の冷え込みで凍って、車坂峠への道はツルンツルンのアイスバーン。
車が30台ほど立ち往生してて、なんとか後続が通れるように整理してました。
おかげで30分ほど足止め。
スノータイヤはいてても、二駆だと登れないみたいね。
四駆、すごい。エクストレイル君、ありがとう。
さて、アサマ2000のスキー場駐車場に車を停めて、出発!
駐車場から高峰温泉へは、冬は雪上車が通ってるので、その道を辿ります。
まずは、スキースクールの建物の向こう側の第一ペアリフト脇をてくてくと。
緩やかな下りのコースを歩いてると、向こうから雪上車が!
宿泊の人をお迎えに来たのかな。一度は泊まってみたい宿であります。
第三ペアリフトの下まで歩いたら、ここからゲレンデをちょいと登ります。
リフト下から見て右側の、非圧雪コース上の雪上車跡をなぞります。
そんなに急じゃないし、雪も締まってるので歩きやすい。スノーシューもまだ不要。
そして雪上車の道は、ゲレンデ途中から横にトラバース。
跡を辿っていくと、高峰山の登山口の前を過ぎ、高峰温泉に着!
水ノ塔山への登山口は、高峰温泉のすぐ前です。
さて、出発。
最初は、第4ペアリフト脇のコース横をゆるゆる登ります。
トレースもばっちり、そして赤テープもばっちり。
リフト降り場辺りを過ぎ、登りきったところがうぐいす展望台。
この辺りから、つぼ足だとずぼずぼ埋まるようになってきたので、スノーシュー装着。
ちょこっと下ったらすぐに登りです。
うお~! 水ノ塔と篭ノ登が見えてきた!!
明るい尾根を、てくてく、てくてく。赤テープもたくさんついてて安心。
そして木立を抜けると、真っ白な斜面。
このあたり、夏場は岩がごろごろして歩きにくいんだけどね(⇒2007/6/2 水ノ塔、篭ノ登)。
雪が積もってると、歩きやすい!
急な斜面をしばし登ると、山頂直下の急斜面に出ました。
ここ、ほんとは冬場は樹林帯に巻いて登るらしいんだけど・・・
あらら、なぜか巻き道の標識が裏返されてるし。巻き道への踏み跡もナシ。
というわけで、岩の間の急登を登ります。
そのころ、ごろ太君はスキー場から写真を撮ってたらしい・・・まさに急登を登るまきchinが写ってました。
この急登、大きな岩の上に積もったやわやわな雪を歩くので、結構怖い。
しかも急。
キックステップもどきで登っていくと、山頂着、です。
埋もれてますな。
さて、ここから先、どうしよう。
ちょっと悩んだけど、先に踏み跡もあるし、後から来たお二人連れも行くって言うし、ええい、と前進決定です。
でもね。こんな尾根歩きなのよ。
左側、崖です。しかも雪、サラサラです。
足の下は崖。夏ならば赤ゾレ。
崖の向こうには、八ヶ岳! ううむ、美しい(って、写真撮りながら結構ビビッてます)。
てな感じで、スノーシューを踏まないようにしての細い尾根道歩き。
コルからいったん樹林帯に入って少し急な登りを登っていくと・・・
湯の丸山と烏帽子の向こうには、鹿島槍、爺ヶ岳。立山も覗いてます。
はい、戻ってきました。水ノ塔が下に見えてますね。
いやあ、絶景。すばらしい。
そして西篭ノ登への往復路は、踏み跡ナシでした。
しばし眺めを堪能した後は、池の平に向けて下山です。
山頂直下は、こんな岩岩。ちとスノーシューだと下りづらい。
でもこんな歩きづらいところはすぐ終了。あとは樹林の中のもふもふ雪道歩きです。
北アルプスが一望!
登り口からず~っと前後して一緒だったお二人組と単独の方と、前後しながら一緒に下りました。
樹林帯に入ると、木漏れ日が良い感じ。
展望はないけれど、これもまたよし。
木々の間を、時々新雪ダウンヒルしながら下り、下に林道が見える辺り(下りきってちょこっと登り返し始めたあたり)で林道向けてトラバース!
最後は尻セード。
はい、で、ここから延々と林道歩き。
スノーモービルの通った後をひたすらさくさく歩きます。
そしてこの林道、最近雪崩があったらしく、通行注意(通行止?)らしい。
これからの時期は、さらに要注意ですね。
で、1時間近くゆるゆる歩いていい加減飽きてきた頃、高峰温泉に着。
人がいっぱい。宿に着いて、これから高峰山や水ノ塔山に向かう人たちかな。
まきchinはここから、再び雪上車の跡を辿ってアサマ2000のベースへ下ります。
登ってきました!
<今回の山行>
風もそれほど強くなく、絶好の冬山日和!
スキー場からのラクラクアクセスで、八ヶ岳、中央アルプスから北アルプスまでの大絶景を堪能しました。
スノーシューで歩ける、とは言っても、東篭ノ登への道は結構キビシかった(というか、怖かった)。
道中一緒だった方たちと、どこまで行けますかね~、と相談しながら、の山行でありました。
なので、単独だったけど、心強かった!!
(結構、ヒトは歩いてます)
久しぶりの、スキーナシの山登り。
のんびり山行でありましたが、東篭ノ登からの眺めに、まきchin大満足です。
・・・さあて、翌日は?!
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/8/24 霧ヶ峰・八島ヶ原湿原と鷲ヶ峰(2024.08.30)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(2日目)(2024.08.16)
- 2024/8/10-11 北ア・立山ぐるり縦走(1日目)(2024.08.15)
- 2024/8/3 岩木山神社から岩木山へ(2024.08.07)
- 2024/7/14 東北お花見山行・笙ヶ岳(2024.07.22)
コメント
こんにちはm(__)m
このあたり、まったく不案内なんですが
なるほど八つの方から北東?に見える山が
コレらの山々なのですね。
お気軽に行けそうで、しかも人が少ない・・・要チェックしときます^^v
それにしてもピーカン!やっぱり山はピーカンに限りますなァ
投稿: エドヤマ | 2009年3月 9日 (月) 08時56分
うほっ。高峰エリア。
いいですねえええ!
篭ノ登山の眺望の良さは山仲間から
よく聞かされます。浅間山もバッチリですね!
いつもいつもよい所を歩きますねえ。
投稿: ぽっか | 2009年3月 9日 (月) 17時11分
エドヤマさん>
そうそう、浅間山の並びに見える山たちです。
ほんとお手軽で、でも眺めは素晴らしいですよ~。
冬の時期は特に空気が澄んでるし、人も多くないし、でも道しるべはしっかりしてるし、でおススメです!
無雪期に2回ほど登ってるのですが、そのときはイマイチのお天気でした。
東信のこのあたり、冬は晴れることが多いので、ねらい目は積雪期、かも。チェックです~。(^^
そしてやっぱ山はピーカン!ですよね~。
投稿: まきchin | 2009年3月10日 (火) 02時55分
ぽっかさん>
おお、篭ノ登山、結構有名だったんですね。
ほんと、360度の大展望のお山ですよ~。
池の平まで降りてから林道を延々と歩かなくちゃいけないのが、ちと難点(ダルい)ではありますが。
積雪期の篭ノ登は初めてだったのですが、ちと病みつきになりそうです(夏の間は、お手軽ハイクなお山です)。
黒斑は立ち入り禁止の今、水ノ塔、篭ノ登がアツい、かも。
アクセスもよいし、いろいろ楽しめますよね~。
ぽっかさんも、好天狙ってぜひぜひ~!
投稿: まきchin | 2009年3月10日 (火) 03時03分
まきchinさん、初めまして、こんにちは。
3月29日、水ノ塔へスノーシューに行ってきました。
まきchinさんの、分りやすい説明で、
初めての場所ですが、とてもたのしい楽しい、
山歩きが出来ました。
(情報)有難う御座いました。
又寄らせて頂きます。
では。
投稿: 西丹沢の風 | 2009年4月 1日 (水) 16時26分
西丹沢の風さん>
初めまして、こんにちは!
週末は水ノ塔に行かれたんですね、眺めもいいし、登りやすいし、アクセスもいいし、いいお山ですよね~。
パフパフの雪がたくさん積もっててスノーシュー日和だったのでは? 展望も楽しまれましたでしょうか。
拙い記録ですが、西丹沢の風さんの参考にしていただけたようでほんとにヨカッタです!
またお越しくださいませ!!
投稿: まきchin | 2009年4月 2日 (木) 00時19分