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2009年4月 1日 (水)

2009/3/29 東北弾丸ツアー2日目・八甲田で大岳ぐるりっぷ(BC)

青空の下の雪山は素晴らしい。
みちのく青森の澄んだ青空の下、八甲田で山スキー。

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白く聳える大岳がまぶしい!

===八甲田山(BC)===
2009/3/29(日):酸ヶ湯温泉(10:45)~仙人岱(12:25)~大岳避難小屋(13:35)~酸ヶ湯温泉(14:50)
累積標高差:600m
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29日朝はピーカンの青空。
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が、せっかくの蔦温泉、朝風呂入ってゆっくり朝食をいただいて、のんびり出発です。

蔦温泉から酸ヶ湯温泉までは、通常ならば谷地温泉を通って行くのだけど、谷地温泉~酸ヶ湯温泉間は3月末まで通行止め。
なので、田代平のほうへぐる~りと回って酸ヶ湯温泉を目指します。

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木立の中の明るい道。なんか、前に来たときよりかなり雪が少ない気が。

路駐の車が溢れかえってる八甲田ロープウェイの前を過ぎ、酸ヶ湯温泉上の公共駐車場に到着。
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観光バスがいっぱい停まってました。
なんでも本日、酸ヶ湯温泉~谷地温泉間の通行止め道路(除雪済み)を歩く、八甲田ウォークが開催されてるとかで、その参加者のバスだったみたい。

さて、まきchin達は酸ヶ湯の登山口から出発!
大岳環状ルートを、反時計回りに辿ります。
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たしか、秋に来たときは大きな鳥居が立ってた気がしたんだけど、完全に雪の下に埋もれてて痕跡なし。
(秋の八甲田山はコチラ⇒2008/10/12

ここからしばらくは、木立の中をゆるゆると歩きます。
200903295 青空がまぶしいねえ。
踏み跡はバッチリ、そして大岳環状ルートの標識もバッチリ。

ゆるゆる登っていくと、右手の展望が開けて南八甲田の山々が。
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南八甲田の雪の斜面にはあちこち亀裂が走ってて、いかにも雪崩が起きそうな感じでありました。

そして標高が上がるにつれて、パフパフの雪が深くなっていく。
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ここ滑ったら、気持ち良さそう~。(≧∇≦)

しばし登ると、地獄湯の沢に到着。
ここからは沢底を歩きます。
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だけど、右岸にはビミョウにセッピができてるし、新雪ではないけど両岸にはたっぷりの雪が積もってるし。
雪崩が怖い・・・。(;´Д`A ```

ドキドキしながらさくさく歩いていくと、前方に大岳がクッキリと見えてきた!
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わお。

そして頭上には霧氷。
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う~ん、青空に映えますな。キラキラしてます。

登っていくにつれて、霧氷の木々は姿を消し、代わりに岩がごろごろ出てきました。
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地熱で雪が積もらないんだろうね。
そして結構、硫黄の臭いもしてます。

こんな感じで仙人岱まで行くのかと思いきや、ちょっと谷が狭くなったあたりから、いきなりエビちゃん&ガリガリクラスト地帯が出現。
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まきchin堪らず、板を外してキックステップで登ります。

ここ、風があるときはすんごい強風なんだろうねえ。
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標識も、エビちゃんに囲まれてがっちがち。
本日、幸いほとんど無風なので、こんなのを優雅に見てる余裕もありますが・・・。

そして沢を登りきったところで見上げると、エビちゃん樹氷の向こうには、大岳と紺青の空!
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おおおおお。この空の色。恐ろしいくらい美しい。

さあ、ここでスキーを再び装着。ゆるやかな道を歩いていくとそこはもう仙人岱。
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小岳を正面に、開けた雪原を爆走!(じゃなくて爆歩?)
仙人岱から見る小岳は、ほんとキレイ。形もいいよね。

そうそう、仙人岱にはツアーコースを示す竹竿がいっぱい立ってました。視界不良時も安心、かな。
今回は視界良好だったので、まきchin、ここでは雪原をショートカット。

夏だと、ここから大岳を登る道に入るんだけど、今回の山スキールートは大岳と小岳の間の鞍部を抜け、ぐるっと大岳を回って大岳避難小屋に出る道になります。
時間があれば大岳アタック、とか思ってたけど、本日はのんびりスタートであまり時間に余裕はなし。
なので、おとなしくルートを辿ります。

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小岳の斜面は一面樹氷、そしてパフパフの新雪。気持ち良さそう!
同じことを考える人はいると見えて、小岳への踏み跡が一筋ついてましたよ~いいですね~。

さて、一息ついたら、避難小屋に向けて出発。
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ここも竹竿がバッチリ。

こんな感じで大岳をぐるっと巻いていくと、ゆるゆる登ってた道がちょっと急に。
ほどなく、セッピの出てる谷を横切ります。
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今年のセッピは小さいらしい(真ん中へんのがセッピ。見るからに小さい)。
そのセッピの上を、大岳目指して登っていった跡が一筋。この斜面もぱっふぱふで気持ち良さそう。
案の定、ボーダーが二人、雄たけびを上げながら滑っていきました。。。

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谷を越え、高田大岳を背にしばしゆるゆる歩いていくと・・・

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大岳避難小屋に到着!
小屋の外にはスキーがたくさん置いてあって、みなさん小屋の中で談笑中。

さて、まきchinたちは先に進みます。
ここから、大岳と井戸岳の間の谷に降りて夏道を辿り、上毛無岱に出るという人もいるらしい。
そっち方面のトレースもついてましたが、今回は大岳環状ルートを忠実に辿ることに。

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標識も竹竿もバッチリ。そして向こうには、八甲田ロープウェイの山頂駅も。

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見上げると、一面の樹氷。
まさかここで、樹氷に会えるとは。

・・・で、樹氷を眺めてたら一瞬ガスってしまいました。
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そうなると、先のルートもよくわからなくて不安が倍増。いったいどこを滑るやら。
いくら竹竿がいっぱい立ってるからといっても、やっぱり視界が悪いと怖いし楽しめないね。

というわけで、視界が晴れるのを待って滑降開始。
上から見ると、右に毛無岱、谷を挟んで左に同じような台地が見えるんだけど、目指すは左の台地。

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うわぁ~。むっちゃ気持ちいい~!!

斜度といい木立の感じといい雪質といい、すんばらしい!
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斜面はほどよく硬いパウダーで滑りやすく、木立の間に入るとパフパフパウダー!
しかも斜面の開放感がすごい!

広~い斜面を自由に、大きくターンして滑るのってこんなに楽しいのね。
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眺めもいいねえ。

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竹竿とつかず離れず、ゆるゆると。

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そして、振り返って大岳、井戸岳、赤倉岳がきれいに見えるころ、開けた大斜面は終了。
あああ・・・楽しかった・・・。
さらば大岳、また来るぞよ。

ここからは、木立の中の急坂を下ります。
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あ~、気持ちいい斜面はあっという間に終わっちゃうんだな~。

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ちと雪が重くなってきたかな。

・・・と、突然、酸ヶ湯に下る最後の急坂の上に出ました。
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おおう。戻ってきちゃいましたね。
ここでぐるりっぷ終了。いやはや、楽しかった!!大満喫!!!

<今回の山行>
ウィークデーに降り積もった雪を期待して、はるばる横浜から片道8時間弱、八甲田アタックしたのが吉と出た。
(といってもこの週末は、どこも大当たりだったみたいですが)

しかも、思いがけず抜けるような青空と、風のない穏やかな天気に恵まれて、絶好の山スキー日和。
北八甲田、南八甲田の山々や、津軽海峡の眺めがすばらしい。
そしてなにより、滑りやすい大斜面と雪質!
今シーズン最高でありました。(≧∇≦)

4月になれば、田代平方面に滑り降りるルートもオープンするんだけど、3月中オープンしてるのは、ロープウェイ山頂駅から滑り降りる中央ルート、宮様ルートと、酸ヶ湯からのぐるりっぷの大岳環状ルートのみ。
山ノボラーの皆様には、大岳環状ルート反時計回りがお勧めかと。
ルート標識も、反時計回りに番号がついてたしね。

でも、標識がしっかりついてるとはいえ、強風が吹いてるときや視界不良時は相当キケンだなあ、と。
あと、雪崩も多いようなので、要注意ですね。

好天時を狙って、ぜひ!
まきchin達もまた行きたい! 次回は大岳山頂から滑りたい。

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コメント

青と白の世界、素敵です。
樹氷もまだまだこんなに大きいのですか。

高速1000円を早速有効活用ですね!
しかし、片道8時間とは(゚ー゚;

私はこの日、乗鞍岳でしたが
結構積もっていてキツかったです。
山スキーの機動力が欲しくなりましたよ・・

投稿: しょもも | 2009年4月 1日 (水) 10時57分

どうも、お久しぶりです!

ブログ名のごとく「白いヤマ」ステキですね♪
こんな時季に行ってみたいです。
けど雪崩れとか怖そう~
特に沢底なんかビビリそうですね。
あ、でも踏み跡あるから安心だったのかな。

来季は、できればスキーでいろんな所へ
行ってみたいな~と
今から思うんですが
実際どうなるやら・・・(〃⌒ー⌒〃)ゞ エヘヘ

投稿: ここあパパ | 2009年4月 1日 (水) 22時30分

しょももさん>
こんにちは~!
やっぱり雪山は、青空が映えますよね~。
そして樹氷、まさかここで出会えるとは思ってなかったので、ビックリしました。

いやはや、それにしてもやっぱり八甲田は遠かった。
片道8時間弱・・・良い子は真似しちゃいけません、てな感じですが、お天気に恵まれ、行った甲斐があってヨカッタです。(これでガスガスだったら悲しい)

しょももさんは乗鞍だったんですね。
速報レポ拝見しました、こっちも素晴らしいお天気ですね!
真っ白な世界がまぶしい~!

投稿: まきchin | 2009年4月 1日 (水) 23時46分

ここあパパさん>
こんにちは~、お久しぶりです!

白いヤマ、青空に映えますよね。(^^)
そして谷底の道は、ワタクシびびりまくりでかな~り早回しで歩いてました。踏み跡あっても、やっぱり怖いですよね。状況は刻一刻と変わってくわけですし。
もっと気温が上がって雪が緩んでくると、雪崩の危険が高そうです。注意注意。

ちなみに八甲田の場合、4月から開放される北斜面の銅像ルートや、高田大岳付近が雪崩の危険が高いみたいですヨ。
以前、雪崩事故も起きてましたしね。。。
山スキーは、そんな危険と隣り合わせなんだな、と、いつも気を引き締めながら歩いてます。

お天気にも気をつけながら、楽しく山スキーしたいですね~。
来年は、ここあパパさんもぜひ!
アイゼン・ピッケルの世界とはまた違った楽しさがありますよ~。

投稿: まきchin | 2009年4月 2日 (木) 00時01分

ほぉ~すんばらしいですね~
八甲田までとは凄いです。
こうなると1000円というのはありがたいですよね。
山スキーは下りが早くて気持ち良さそうです。
一瞬のガスでよかったですね。
一瞬に滑り降りてしまうので、違う方に下りたら大変ですもんね。
素敵な景色を魅せていただきました♪

投稿: sanae | 2009年4月 3日 (金) 11時33分

sanaeさん>
1,000円の恩恵にめいっぱい預かりました。(^^)
東北の山は、関東・長野辺りの山とは違ったゆったり感がいいなぁ、と再認識です。

そう、たとえGPSを持ってたとしても、特に山スキーやってるときはガスは怖いですね。
あっという間にけっこうな距離を移動してしまうので、リカバリーが大変・・・(^^;
ほんと、一瞬のガスでよかったです。

投稿: まきchin | 2009年4月 3日 (金) 22時49分

まさに、弾丸です(笑)

いいな~。
安比の温泉でのよい思い出があり、八甲田でも酸ケ湯温泉で焦った思い出があり・・・(苦笑)

1000円で行けるのは、チャンスですね。
来年か、再来年には行ってみたいですが、8時間ですか~?
遠いですね~。

投稿: 三脚マン | 2009年4月 5日 (日) 19時12分

酸ヶ湯、いい温泉ですよね~。
でも最近、混浴のマナーが問題になってるらしく、なかなか私には入りづらい。(^-^;

せっかくの1000円なので、途中で寄り道しながら行くといいかもですね。
行きは安比に寄り道したのでよかったのですが、帰りが長かった・・・。
途中まきchinも運転交代しつつ、最大限かっ飛ばして8時間弱、でありました。
でも、その先の日本、やっぱりよいです。

投稿: まきchin | 2009年4月 5日 (日) 23時00分

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