2009/2/11 樹氷の蔵王にアタック！

週の半ばの祝日は、ほんとステキ。
そしてさらにステキなことに、この穏やかな天気！！

昨年からず～っと狙ってた、樹氷の蔵王にアタックです。

樹氷原越しに見る刈田岳。

===蔵王・熊野岳（百名山79座目）===
2009/2/11（水）：蔵王ライザ第2ペアリフト降り場（9:10）～御田ノ神避難小屋（9:40）～夏山リフト上（10:30）～馬ノ背～▲熊野岳（11:45-12:35）～馬ノ背～夏山リフト上（12:50）～蔵王ライザ第2ペアリフト降り場（13:30）
累積標高差：450m
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※スキー場を滑った軌跡もついてます。

この時期、蔵王連峰の最高峰、熊野岳に行くには、蔵王温泉スキー場、蔵王ライザスキー場、すみかわスノーパークなどがありますが、今回はそこそこ登りも楽しめる、蔵王ライザを選択。

いつものごとく4時半ころスキー場の駐車場に着き、しばし寝袋にもぐりこんで一寝入り。
8時半、リフト営業開始とあわせて上に登ります。
ちなみにリフト1回券は300円。
駐車場からは、クワッドリフト、第2ペアリフトと2本乗り継いで登山口に向かうので、1回券2枚、600円でOK。

第2ペアリフトの乗り場で、登山届を提出（下のレストハウスでも出せたみたい）。

リフトを降りて右側に、登山口がありました。
今日は天気もよさそうなので、準備してる人がたくさん！

ここでシールをつけて登高開始。

緩やかな登りです。

ちょっと登ると緩やかな雪原に出ました。

目指す熊野岳も見えてます！

道沿いに目印の竿が刺さってて、それに従ってる限りは迷うことはなさそう。

御田ノ神避難小屋の横を過ぎると、いよいよ樹氷が増えてきました。
樹氷。でかいですねえ。

そして振り返ると、樹氷の向こうには・・・

朝日連峰。

飯豊連峰。

いやあ、美しい！！びゅーてぃほー！！！(n‘∀‘)ηﾟ･*:.｡..｡.:*･゜ﾟ･* !!!!!

そして樹氷君、よくよく見ると面白い形してます。


アイスモンスターとは、よく言ったものですな。

なな、なんか、イモムシの口のような・・・喰われそう・・・。

そんなこんなで樹氷観察しながらゆっくり歩いていくと、旧夏山リフトの乗り場に到着。

リフトの支柱もすっかり樹氷になってます。
ここからは、リフトに沿って登っていきます。傾斜はちょこっと急だけど、問題ナシ。

旧リフトの右側には、もう一本リフトがかかってました。夏に動くのは、そっちのリフトかな。

リフト沿いを登りきると、馬ノ背の尾根に出ました。風も弱く、いい感じ。

右手には刈田岳。夏はここまで道路が来てるんだよね、レストハウスが見えてます。

まきchin達、ここからいったん熊野岳に向けて歩き始めたのだけど、急に刈田岳からのお釜が見たくなり、引き返して刈田岳のレストハウスの前まで行ってみました。

お釜と、熊野岳の稜線。いやはや、時間を忘れますねえ。
お釜のフチを歩いてる人がいたり、お釜に向けて滑り降りる人がいたり、いい場所を陣取って写真撮る人がいたり。
いろんな楽しみ方をしてる人がいて、いいねえ。

まきchinたちもしばし眺めを楽しんだ後、熊野岳に向けて出発！

馬ノ背の道にも目印の支柱が立ってて、安心です。傾斜はかなりゆるゆる。

そしてその支柱にも大きなエビのしっぽが。
食べちゃっていいですか～？！

しばし歩いていくと、また人が固まっている場所があり。お釜展望スポットです。

大きいねえ。

さて、しばし眺めを楽しんだ後、再び出発。

支柱にしたがってず～っと歩いていくと、道は熊野岳の避難小屋へ。
そこから稜線を辿って、熊野岳へと続いてます。

まきchin達は、途中で道をはずれて熊野岳へ直登。

意外と、結構急だし。

一面シュカブラ。これがまた硬くて段差も大きい。階段みたいにして斜めに登っていくと・・・

熊野岳山頂、とうちゃ～く！
後には、月山と鳥海山が見えてます。わあ～い、あっちも滑りたい！！
そして眼下には、地蔵山と蔵王温泉スキー場のトップ。あっちは人がいっぱいだな～。

山頂の熊野神社は、樹氷のカタマリになってました。すごい。
さすがに山頂は、風が強い。神社の影で風をよけつつ、おやつ食べたり朝日や飯豊、吾妻山方面を眺めたりしながらしばしノンビリ。

さて、名残惜しいですが、ここでシールを外して下山開始。
蔵王温泉に降りるかライザに戻るか、ちょっと悩んだけど、そのまま来た道を滑ってライザに戻ることに。
（だって蔵王温泉からライザに戻るのに、タクシーで4,000円くらいかかるって話だし）

熊野岳に直登した道をそのまま下ると、途中で少し登り返しがあるので、熊野岳避難小屋のほうに大きく回りこんで滑り下ります。

し～か～し～、硬くてでかいシュカブラに撃沈。
シュカブラを破壊する前に、自分が破壊されそう。
斜滑降で、馬ノ背まで下りました。

そして馬ノ背。かなり斜度ゆるい。
早足のスノーシューの人とさほど変わらない速度で、ゆるゆる下ります。

刈田岳のレストハウスと夏リフトが近くなってきたあたりから、道を外れてリフト目指して下ります。
んでも相変わらず、硬いシュカブラに手こずります。

そしてようやく、夏リフトの上に到着。

いやあ、気持ち良さそう！

ひゃっほ～。このへんはパウダーも残ってて、気持ちイイ！！

てなわけで、気持ちイイ斜面はあっという間に終わってしまい、あとは樹氷を見ながらのゆるゆる下りです。

の～んびり。
樹氷を抜けて。
樹氷の間を抜けながらの下山は、かなり楽しい。

御田ノ神避難小屋から下は樹氷もまばらになり、快適な広い斜面を下ります。

ゆ～ったり。

で、あっという間にゲレンデトップに戻ってきました。

ここから下のレストハウスまで、リフト2本分を一気に下ります・・・でびっくり、ライザのゲレンデ、すんごく滑りやすい！ 雪もいい！！
ちと遠いけど、かな～り穴場かも・・・。

レストハウスに到着し、コバラへったので石焼ピザで腹ごしらえ（って下山してから食べてるし）。

いや、これがでも美味いのよ。
ゲレ食で石焼ピザなんて、ステキすぎ。

樹氷も堪能し、滑りもまあ満足、石焼ピザまで堪能して大満足。
遠征の甲斐がありました。

＜今回の山行＞
蔵王に行くなら樹氷を見たい！
昨年からず～っと暖めていた構想が実現しました！！
しかも天気もよく風もなく、樹氷もちょうどいい感じで、シチュエーション的にも大満足。

ここも、山スキー初心者にはうってつけですね。
道ははっきりしてるし、きつい登りもないし。
ただ、周囲がひたすら真っ白なので、視界不良のときは危険かも。
それから、馬ノ背に出てからはかなり風が強くなると思うので（今回は微風だったけど）、天候不良時は要注意、です。

スノーシューの人やワカンの人、つぼ足の人も多かったです。

シールの着脱、歩き方、山雪の滑り方も、ちょっと慣れてきたかな。
油断せず、引き続き鍛錬、ですね。