2008/10/11~13 東北道遠征1日目・岩木山
JR東日本の「秋の東北」の広告、見たことありませんか。秋の紅葉の蔦沼。
まきchin、紅葉の鮮やかさに視覚的にやられて、どうしても紅葉の東北に行きたい!!と、大遠征決行。
・・・しかし遠かった(といっても、行きはまきchin、ほとんど寝てたんだけど)。
横浜を金曜の23:30に出て、岩木山登山口の嶽温泉に着いたのが7:30ころ。いやはや。
嶽温泉は、バス停のある広場を囲むようにして旅館が立ち並んでます。
広場の周りが駐車スペースになってました(登山口の脇にも、20台以上は停められそうな駐車場あり)。広場にはトイレもあって安心。
この駐車スペース、嶽温泉のお客さん達も(が?)利用するみたいで、下山してきたら車も人もいっぱいでびっくりでした。
登山道は、広場のすぐ上にあります。
お稲荷さんの横を通っていくので、まずは鳥居をくぐって登山開始。
ごろ太君曰く、岩木山の稜線はキレイな二次関数を描いているそうな。
つまり、登山道は最初は緩やかで、登るにつれて急になってくるのであります。
最初はこんな緩やかな道。でも足元は、磨かれた赤土の一枚岩(土?)で、すんごく滑りやすい。
誰が磨いたんだ?!
所々、階段状に整備されてるので、それを辿りながら登ります。
湯ノ沢分岐の大きな標識を過ぎ、しばらく歩くと、ブナ林の回廊へ。
色づき始めたブナの葉と、白い幹とのコントラストがキレイ。木漏れ日にキラキラ輝いてます。
そしてあっという間に、朱色やオレンジの天井の下の山歩き。
標高800~900mくらいからかな、鮮やかな色づきです。
ゆるゆる登っていくうちに標高1,000m。そして天井はさらに鮮やかに!! あたり一面、紅葉色。
向かいの尾根も、一面紅葉色。いやあ、鮮やか。この色を見たかったのよ~。
しばし、言葉も忘れてうっとり見とれてしまいました。
さて、ここからは一登りで八合目に到着。
実は、八合目まで、津軽岩木スカイラインを通って車で来られるのよね。
そして、八合目から山頂の下までのびるリフトがあるのだけど、本日は強風のため休止中。
というわけで、車で登ってきた人たちが続々と山頂への道に取付いてました。
笹薮の中の道をしばし登ると、山頂手前の鳥ノ海噴火口のフチに出ます。
ここから先は笹薮もなく、岩の中の急登。そして風を遮るものがなくなり、すんごい強風が吹きつける・・・しかもガスってきた・・・。
「危険」とか「右登り」(降りる側から見ると「右降り」と書いてあった)とかの立て札を見ながら、強風の中をよじ登っていくと、山頂到着!
風は強いし寒いし、ガスもなかなか切れないし、で早々に退散です。
結構急な道なんだけど、降りる人も登る人もたくさん。さすが、八合目まで車で来られるだけのことはある。
そして八合目から下の道は、再び、歩く人も少ない静かな紅葉ロード。
こんなに紅葉に包まれて歩くのは、はじめてかもしれない。鮮やかなんだけどしっとりとした色合いに、心癒されますな。
中腹の赤い紅葉を過ぎ、その下の黄色い紅葉を過ぎると、またブナの緑の回廊に。
いやもう、ほんとに美しい。もう1週間もすれば、ここも黄色や赤に染まるのかしらん。
つるつる滑る赤土の道に注意しながら下っていくと、嶽温泉に到着。
いやはや、木々の彩を堪能しました。
岩木山、八合目まで車で登っちゃうなんてもったいない。紅葉の時期は特に、歩いて登ることをおススメします!(そんなに大変じゃないし)
あのブナの回廊と、登るにつれて木々の色が移り変わっていく様は、ほんとうにすばらしい。
さて、下山後は、まずは嶽温泉で一風呂、です。駐車場に面した「縄文人の宿」に立ち寄り入浴。
あまり大きくはないけど、木の浴槽が二つあり、源泉掛け流しの濁り湯の温泉。あったまる~。
温泉に入ったら、本日の宿泊地、酸ヶ湯に向けて出発。
酸ヶ湯へは車で1時間ほど。千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉旅館の上にキャンプ場があり、そこに車を停めて車中泊、です。
※酸ヶ湯温泉の上にある公共駐車場は、車中泊・炊飯禁止だそうな。
※キャンプ場へは、公共駐車場を通り抜けて行けます。一泊500円。
※キャンプ場は最近リニューアルしたそうで、テントサイトやオートキャンプサイト、管理棟もキレイ。
トイレは管理棟内のを使うのだけど、なんとウォシュレット付でした・・・びっくり・・・。
夕方から強い風雨だったけど、車の中なのでへのカッパ。雨音を聞きながらプチ宴会。
明日は晴れるかな~?
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コメント
東北遠征(しかも最果て)、お疲れ様でした!
優しいオレンジの紅葉なんですね、とても癒されます。
派手じゃないところが、東北らしい(←勝手なイメージ、笑)
岩木山は、昔車で八合目まで観光で行きました、
ハハハ(^_^:)
今度はちゃんと下から歩きます、ヤマノボラーとして!
投稿: えどりん | 2008年10月16日 (木) 01時07分
えどりんさん>
えどりんさん達の行った朝日連峰、私も行きたいよ~と思いつつ、通り過ぎて青森に行っちゃいました
そう、確かに、オレンジとか赤とかの色合いが、鮮やかなのに優しいですよね。不思議。
岩木山、次回はぜひ下からのんびり歩いてみてください~。静かでキレイで、おススメです!!
(下山後の温泉もオツ!)
投稿: まきchin | 2008年10月16日 (木) 01時29分
これはこれは、羨ましいです。私もアプローチしたい。
しかも、花シーズン、夏、秋、冬、春スキー・・。
1年中行ってみたいですね。
ま、1年くらい休みがあるとよいのですが。
投稿: atsu510 | 2008年10月16日 (木) 11時26分
>atsu510さん
ほんとほんと、一年中楽しめます。
今回歩いたコースは、山スキーのコースだそうで、ところどころに標識がついてました。
これ、滑ったら、むちゃくちゃ楽しそう・・・。
あ~、ガッツリ休み取りたいですね。
投稿: まきchin | 2008年10月16日 (木) 23時33分
うわーー、すごい。
岩木・八甲田は紅葉を狙ってるんですが
いかんせん距離が遠くて、○さんが渋るんですよ。
しかも、楽できるなら楽したいという人デシテ。
○さんに会ったら
是非とも下から登るべきだととご説得くださいませ(笑
投稿: | 2008年10月17日 (金) 13時37分
↑
あーナナシノゴンベのコメントになってしまいました。
のんすけでした。
投稿: のんすけ | 2008年10月17日 (金) 13時39分
のんすけさん>
らじゃ! 岩木山は、ぜひ、下から登っていただきたいですね~。ほんとにキレイですから!!
あと、やっぱり青森は遠かったっす・・・連休とかで、ちょいと時間があるときを狙っていくのをお勧めしますです。
投稿: まきchin | 2008年10月18日 (土) 01時23分
いや~青森ですか遠征しましたね~、お疲れさまでした。
ただ行った会がありましたね~。
東北の山は赤がきれいな山が多いから良いですよね。数年前に栗駒山に行った時に山全体が赤くなっているのを見て感動しました。
また歩いて行くと緑だった樹林が、だんだん前方が赤くなってきて、「おっ、来た来た来た~」となって行くのも良いですよね。
これから奥多摩など東京近郊の山の紅葉です。まだしばらくは紅葉前線を追っかけができそうですね。
投稿: IK | 2008年10月19日 (日) 23時00分
IKさん>
いやあほんと、東北の山って、コントラストがすごいですよね。色がきっぱりくっきり、そして赤の色がほんとにキレイ!びっくりです。
今回の岩木山みたいに、ある程度標高差があるところだと、歩いてるうちに紅葉の移り変わりが体感できますよねぇ。
来た来た来た~っていう感じ!わかります!!
週末、いい天気が続きますね。ウチはIKさんのレポに触発されて、雨飾、行ってきましたよ~(焼岳・妙高の稜線は、うらやましく眺めてきました)。
そろそろ首都圏近郊も錦秋の秋、ですね。
投稿: まきchin | 2008年10月20日 (月) 02時06分