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2008年8月13日 (水)

2008/8/3~9 十勝・大雪縦走(3日目)

3日目は、朝から抜けるような青空と照りつける太陽、ほぼ無風。いい天気!

・・・でもいい天気すぎて、暑くてまきchinダウン。
人の気配が全くしない緑の海を、よろよろと歩いたのでありました。

200808050
歩ききった後は、こんな眺めのゴホウビ。
三川台から見たユウトムラウシ川源頭とトムラウシ山。

===双子池~三川台===
2008/8/5(火):双子池キャンプ地(5:40)~カブト岩(6:50-7:00)~コスマヌプリ(8:10-8:20)~ツリガネ山(10:50-11:30)~ユウトムラウシ川源頭(水場)(13:30-14:20)~三川台(14:40)
累積標高差:840m
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 1日目(2008/8/3):十勝岳温泉~富良野岳~上ホロカメットク山~上ホロ避難小屋
 2日目(2008/8/4):上ホロ避難小屋~十勝岳~美瑛岳~オプタテシケ山~双子池
 3日目(2008/8/5):双子池~コスマヌプリ~ツリガネ山~三川台
 4日目(2008/8/6):三川台~トムラウシ山~化雲岳~五色岳~忠別岳避難小屋
 5日目(2008/8/7):忠別岳避難小屋~忠別岳~高根ヶ原~白雲岳避難小屋
 6日目(2008/8/8):白雲岳避難小屋~北海岳~旭岳~雲ノ平~黒岳石室
 7日目(2008/8/9):黒岳石室~黒岳~層雲峡

本日はこんな朝焼けからスタート。
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遠く連なる石狩の山々から昇る朝日。今日は天気良さそうだ!

で、早々に出発準備です。
・・・がっ、朝食のアルファ米を戻すの失敗して(水が少なすぎた)、なんだかのどを通らないぱさぱさご飯に。
これが、後のバテバテの一因に・・・。

200808052
ともあれ出発。
そしていきなり、こんな笹薮覆いかぶさる道を進みます。
しかもこのへん窪地で、足元ぐちゃぐちゃだし。
笹薮がかぶっててよく見えず、まきchinとごろ太君、どっちかはぬかるみにはまって「ギャッ」とうめくこと数度。
2008080519
はい、こんな感じの道です。・・・道っていうか、すでに沼?

道は緩やかに下り、双子池(が、藪の向こうにあると思われる)の横を過ぎると、登りに転じます。
だけど相変わらずものすごい笹薮。背丈超えてるんですけど!!
藪を漕ぐとはこのことか、と実感。
時折足元に横たわる丸太を越え、石ころを越え、ひたすら漕いで漕いで・・・。
(藪がすごすぎて写真撮る余裕ナシ)

※ちなみにこの笹薮、今年の9月上旬には刈り払い整備するらしい。ううう、早かったか。

こんなに藪をガサガサしてると、熊さんには鈴の音を気付いてもらえないような気が。
しかもこの辺、熊注意ゾーンだしなあ。

・・・なんてことを考えながらひたすら登る(怖いのであまり立ち止まらず)。
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と、ようやく視界が開けてきてちょいと緩やかになり、そして前方にはトムラウシ!

しばらくハイマツの中をゆるゆる歩くと、カブト岩到着。
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積み重なった大きな岩の間を抜けていきます。

ここからコスマヌプリ(の肩)までは、ハイマツ&笹のミックス藪を掻き分けての緩やかなアップダウン。
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まあ、開けてるからいいんだけどさ。眺めもいいからいいんだけどさ。
掻き分けるのって結構体力いるし、熊さん怖いし。しかも暑い。

いかにも熊が潜んでそうな藪を抜けると、コスマヌプリ(の肩)に到着。
目の前に広がる緑の山なみとトムラウシの眺めがすごい。北の大地だあ~!!
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ここから急なガレ場を下ると、再び緩やかなアップダウンの道をツリガネ山目指して進みます。
歩きやすい開けた道と藪とが交互に出現。しんどいぞ。

それでもこのコスマヌプリからツリガネ山の間は、人の手が入ってなくて北海道の奥地~な雰囲気満点で(すなわち、熊が出そうな雰囲気満点)、身も心も緑色。

まきchin、もう暑さでかなりヘバヘバなので、素直に緑に染まって淡々と歩く歩く。

200808057 この緑一色の世界。

右手には、ユウトムラウシ川流域の原生林と湖沼地帯が広がってます。その奥には、ウペペサンケ山やニペソツ山(たぶん)。
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これぞ、人の手が入っていない野性の楽園なんだなあ・・・、とぼんやり考えつつ
緑の海をふわふわ漂って歩を進めるのみ。珍しく、かな~りへばってます。

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目指すトンガリ(=ツリガネ山)が近くなってきた~。緑の海に伸びる緑の道を、ひたすら歩く歩く。

そして何とかツリガネ山まで登り、ここでとうとうまきchinダウン。
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木陰で40分ほどお昼寝(後のピークは、ほんとのツリガネ山。登山道はツリガネ山を巻いてます)。
熊も食うなら食え、と。
その間、ごろ太君は写真を撮りまくってたらしい。

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来し方(三角のオプタテシケがかなり遠くなった!)、

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行く末(トムラウシはまだ先。でも三川台はもうすぐ!)。

さあ、昼寝&行動食でなんとか気力を復活させ、三川台に向かって出発。
ツリガネ山の直下は、いきなり鎖のかかった赤土の急な下り。
滑りそうなので慎重に下ります。

今日はトムラウシ直下の南沼キャンプ地まで行く予定だったんだけど、とてもそこまで行けそうにないので、手前の三川台に目標変更。
三川台、ほんとは正式なキャンプ地じゃないんだけど(昔はキャンプ指定地だったらしい)、本日は緊急事態ってことで。

ツリガネ山から150mほど下り、テントが何張か張れそうな空き地で一休み。
と、そこにシマリス君登場!
2008080511
葉っぱを口いっぱいくわえてます。巣の材料かな。
人間に見つかってしばし固まってたシマリス君、つつい~っとハイマツの中に消えていきました。

さ、我々も進みましょう。
ここから先、三川台までは緩やかな登りです。
2008080522 青空に向けて伸びる一本道。

白いザレ道もちょっとあったけど、あとは概ねハイマツや笹の中の登り道。
ちなみにここの登り、藪が刈り払われていて歩きやすかった(藪を漕がないですんだ!!)。

そしてこの道、トンボや蛙が異常に多い。
それもそのはず、道の右側はユウトムラウシ川の源頭で、水の気配アリまくりなのであります。
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雪渓も残っていて、吹き渡る風の清涼なこと!!

急登を登りきり、三川台への登りの直前、緩やかな道を涼風に吹かれながら歩いていると、道の右側にテント2張分くらいの空き地出現。
しかも源頭に向かって踏み跡があり!!ここが水場への道に違いない!!
(地図にも水場マークがついてるし)

そろそろ水が残り少なくなってきてたので、ザックをデポして、勇んで踏み跡を辿ります。
2008080523
んん?? なんか踏み跡が、雪渓の下まで続いてるし・・・てなわけで奥まで辿ってみると・・

水場発見!! やっほー!!!
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まきchin、デリオスで水を漉しながら直飲み。うま~~い! もしかしたら生ビールよりうまいかも。

ちなみに水場はこんなとこであります。
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左側の岩場の下に、清水がじゃばじゃば流れてます。
水が流れる音って、ステキ。
※双子池からここまでは、水場はなし、と思ったほうがよいです。時期によっては、双子池の水場も涸れてることがあるそうな。北海道はほんと、水場が少ない。

2008080518
このユウトムラウシ川源頭、なんだか黒部五郎のカールみたい。
お花いっぱいで開けてて水が豊富で、静かで穏やかで、ちょっと日本離れしてて。
ああ、天国のよう。

一休みがてら、水をたっぷり汲んで三川台へ向かいます。
そして水をたらふく飲んで、まきchinも復活。
ダイセツトリカブト咲く道を一登りで、三川台到着!

三川台は、テント6張くらいはいけそう(トイレはなし)。目の前にはトムラウシと旭岳が一望!
2008080515

左の奥が旭岳、右の手前がトムラウシ。この眺めは天下一品。

テント場では、昨日からテントを張ってるという札幌の親子連れと、イギリスからの単独行の男性とご一緒です。

2008080516
オプタテシケはこんなに遠くなり。

2008080517
目指す旭岳はまだ遠い。

そしてこの大自然の中、私たちはいる。なんてすばらしい。
三川台、ここもかな~りお気に入り上位にランクインです。

夜中、目を覚ましてテントから首を出したら、まさに満天の星空。
天の川が白く鮮やかに天空を横切り、その上に輝く夏の大三角形。こんな星空は見たことがない。

本当の贅沢とは、このことかしらん。
北海道の自然に包まれて、脳みそα波に支配されまくりです。三川台、最高!!

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コメント

まきchinさん、ロングコースお疲れさまでした。

 このコース良いコースでしょう。
 
 数年前に逆コースで歩いて原始ケ原まで行ったのですが、縦走コースとして日本のベストコースの一つだと思います。
 ただ天気は最高だったのですが、花の季節にはチョット早かったので、今度は花の時期にまた行きたいと思ってます。

 さすがの北海道も8月だと暑いみたいですね~。

 北海道は良い山がたくさんあって何度か行っているのですが、しばらくするとまた行きたくなります。

投稿: IK | 2008年8月14日 (木) 17時36分

>IKさん
ほんとに、最初から最後まですばらしいコースでした。
IKさんは原始ヶ原に降りたんですね~、最初はここから登ろうかとも思ったのですが、早朝出るには交通の便が悪そうなので十勝岳INにしたのでした。

花が盛りの時期は、ほんとに一瞬で終わってしまうみたいですね。
なかなか狙ってくるのは難しいんだよね~、と、白雲岳避難小屋の管理人さんが言ってました。

でもまた行きたい!
思い出してはウットリしてます。

投稿: まきchin | 2008年8月14日 (木) 22時16分

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