2008/7/6 大和の国の高原、大台ケ原
大峰山で日の出を眺めて下山した後、大台ケ原を歩いてきました。
===大峰山(下山)===
2008/7/6(日):弥山小屋(6:15)~理源大師像(6:45)~奥駈道出合(7:30)~行者還トンネル駐車場(8:10)
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===大台ケ原(百名山60座目)===
2008/7/6(日):駐車場(9:35)~▲日出ヶ岳(10:15-10:25)~正木ヶ原(11:00)~尾鷲辻(11:05)~牛石ヶ原(11:15)~大蛇嵓(11:25-11:40)~シオカラ谷吊橋(12:15)~駐車場(12:50)
累積標高差:300m
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朝、まずは昨日ガスガスだった八経ヶ岳リベンジ。
空が白みかけた4:15ころ、小屋を出て八経ヶ岳へ。
山頂は人で大混雑・・・と思いきや、あとから一人登ってきたくらいでほとんど独り(二人?)占めでした。
左奥のぎざぎざしたお山、一番高いのが大普賢岳、その左の小さな山が竜ヶ岳、そこから連なる緩やかな山が、女人禁制の山上ヶ岳。
右奥の緩やかな山は、大台ヶ原。
やっぱり山の上からの日の出はイイ!です。幻想的。
ついでにもう一度、山頂でパチリ。
雲海の中の吉野の山々や、空に浮かぶ雲が朝日に照らされるのをしばし眺めた後、小屋に戻って朝食を取り、下山開始です。
日曜日、しかもいいお天気とあって、続々と人が登ってくる・・・そして皆口々に、「お花咲いてました?(関西弁で)」と。
そう、みーんな、オオヤマレンゲを見に登ってきてたのでした。
「咲いてましたよ~」と言うと、みんな破顔一笑。
ワタシが皆様を喜ばせたわけではないけど、なんだかちょっとうれしかったり。
気温がぐんぐん上がる中、100人以上の人たちとすれ違いつつ、さくさく下って駐車場着。
すでに路駐の嵐。
さて、ここから大台ヶ原に向かいます。
行者還トンネルをくぐり、来た道と反対側へ抜けました。こっちの道は幅も広くて走りやすい。視界がひらけてて明るいし。
そして車を走らせること約1時間、大台ケ原の駐車場に到着。
150台くらい停められるみたいで、まだ空いてました(下山してきたら結構うまってた)。
大台ケ原は、簡易リュックにお昼や水などを詰めて荷を軽くして出発です。
最初は整備された平らな道。
しばらく遊歩道を進むと階段の登りになり、ほどなく展望台に到着。
ここから、目指す日出ヶ岳(大台ケ原の最高峰)までは、さらに木の階段を登ります。
山頂到着!
ぐるりと360°の展望です。
櫓の上からは大峰山脈や熊野灘、はたまた富士山まで見られるらしいのだけど、本日は雲がかかってて見えず。
次いってみよ~てなことで、さっくり日出ヶ岳を下り、再び木の階段(今度はもうちょっとゆるやか)を上がると正木嶺。
正木嶺は立ち枯れた木々に囲まれて見晴らしはいいのだけど、昭和30年代はうっそうとした林の中だったそう。
木を伐採したのと、鹿の食害とでこんな立ち枯れ状態になってしまったらしい。
自然とは、かくもか弱き儚きものかな。
正木嶺を越えて正木ヶ原までは、またまた木道を下ります。
木道を下りきり、しばらくゆるゆると歩くと、大きな東屋のある尾鷲辻に到着。
ここから先、牛石ヶ原までは笹原の中の道を行くのだけど、道端には野生の鹿がわんさかいました。
人間様の都合などおかまいなく、笹やら木の皮やら木の葉っぱやらをもぐもぐもぐもぐ。いやはや。
さらにしばらく歩き、神武天皇の銅像が立つ牛石ヶ原を通過。緑の原っぱ(正確には笹原)といい、開けた感じといい、北の丸公園みたい。(ごろ太君は速攻却下。でもなんか、この開けた緑の感じが似てるんですけど。)
牛石ヶ原を過ぎ、また林の中の道をゆるゆる歩いていくと、大蛇嵓への分岐に到着。
ここから、本日のメインイベントの一つ、大蛇嵓へ向かいます。
道はなぜか下り。岩がごつごつした道をしばし下ると・・・
はい、上から見るとこんなです。高所恐怖症の人は無理ですね~。
あと、雨が降ったら滑りそうなので注意注意。
しばし眺めを堪能した後は、いよいよ下山。
ここからの下山道は、200m下って200m上るという道。
まあ、回り道もできないんで、淡々と下ります。
ぐんぐん下るとシオカラ谷到着。
水と戯れつつ一休み。
そして吊橋を渡ると、ここから200mの登りが始まります。
しばし上ると道は平らに。だけど一息ついたころ、また石段!ひい~!!
さっきの石段よりは、段の幅が広くてまだ登りやすい。
心頭滅却してひたすら上っていくと、前方に大台山の家が見えてきて、平らな遊歩道に到着!やれやれ。
ここから遊歩道をマッタリ歩いていくと、駐車場に到着です。オツカレサマ!!
<今回の山行>
わかってたことではあるけど、いやあ、暑かった。
でも日本一の降水量とも言われるこの辺りで、雨に降られなくてヨカッタ!
歴史ある大峰奥駈道の大峰山に咲くオオヤマレンゲはとっても涼やかでキレイでした。
ほんとはもっと奥駈道を歩きたかったんだけど・・・。
もっと涼しくなった頃、そしてまきchin達がもっとヒマになった頃に再訪、かな。
大台ケ原は明るく開けてて、これまでに歩いたことがない感じの山容でした。
ここも人がいっぱいで、愛されてる感じですね。
初・近畿地方の山。
歴史に思いを馳せながら登る道は、なかなかに楽しかったです。
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