« 山の虫除けグッズ | トップページ | ご購入 その6 »

2008年6月29日 (日)

2008/6/28 花の山、早池峰

花々の咲き乱れる早池峰に行ってきました。
早池峰だけに自生するハヤチネウスユキソウはもちろん、色とりどりの花を堪能。
(すいません、今回かなり花の写真が多いです)

200806280
下山口の小田越から見た早池峰。

===早池峰(百名山58座目)===
2008/6/28(土):河原の坊(5:50)~コウベゴオリ(6:50)~▲早池峰山頂(8:30-10:20)~五合目(11:10)~小田越(12:15)
======

梅雨の週末。土曜日はなんとか天気が持ちそう、ということで、みちのく岩手県の山、早池峰に行ってきました。

いやあ、それにしても岩手は遠かった。東京を前日の21時半に出て、早池峰山麓の岳駐車場についたのが3時。
深夜割引(4割引)がありがたい。

1時間半ほど仮眠して起きると、駐車場には5台ほどが停まってました。
早池峰は、6月第一日曜から8月第一日曜までの土日、5時~13時の間、岳駐車場から先の登山口までは通行止めになってます。マイカーは岳駐車場(無料)に停めて、シャトルバスに乗り換え、です。

で、5時頃に大型バスで乗り付けた団体さんと一緒になり、5時半の始発シャトルバス(片道600円。超満員!)で登山口の河原の坊へ。

200806281
ここからしばらく、沢沿いのごろごろした道を登ります。

200806282
いくつか渡渉もありますが、本日は水量もすくなくてラクラククリア。

道沿いには、早速いろんなお花が登場。

200806283 200806284
200806285
200806286
タチカメバソウ、クルマバソウ、ベニバナイチヤクソウ、ミヤマカラマツ。可憐です。

花を眺めつつ登っていくと、道はだんだん急な登りに。

200806287
大きな岩がごろごろです。

そして足元にはこんなお花たち。

200806288 200806289
2008062810
ミヤマオダマキ、ミヤマヤマブキショウマ、ハクサンチドリ。
いやあ、ミヤマオダマキ、むちゃくちゃきれい。色が鮮やか~。

コウベゴオリで一息つくと、ここから沢を離れて急な登りの始まり始まり。

2008062811
前方には、目指す早池峰山頂。
植生保護のためか、登山道にはロープが張られてます。
もれなくついてくる、黄色い看板の登山者印くん。胴長短足がおちゃめ。

そしてコウベゴオリから上は、高山植物のお花畑!

2008062812 出た!ハヤチネウスユキソウ!!
結構大きくてビックリ。白いぎざぎざも含めた花の大きさは、3cmほどもあったかな。
(ほんとの花は真ん中のツブツブであって、白いぎざぎざは花ではないらしい。)

2008062815 2008062816_2
キバナノコマノツメ、ミヤマキンバイ。

2008062817
そして振り返ると、結構な急登だったりします。団体さんがいっぱい登ってくるよ~。

2008062819_2
え~っと、仰ぎ見ても結構な急登です。

そして、岩場には岩場の花々が。

2008062820 2008062821
2008062822 2008062823
イワベンケイ、チシマアマナ、イワウメ、ナンブイヌナズナ。

道は結構急なんだけど、こんな花々を眺めながらなので、全然きつくない。お天気もよくって、いい気持ち!

2008062824
一箇所だけあるクサリ場も難なくクリア(ステップが刻んであるので登りやすい)。
実は迂回できるらしいんだけど、せっかくなので登っておきました。

クサリ場を過ぎれば、山頂はすぐそこ。そしてお花もまだまだたくさんあるよ~。

2008062826 2008062827
2008062828 2008062829
ミヤマアズマギク、チングルマ、コイワカガミ、ヤマガラシ。

そしてこじんまりとひっそりと、早池峰だけに咲くこの花を発見!
2008062825 ヒメコザクラ。いや~ん、かわゆい!!

ヒメコザクラに元気付けられ、一登りで山頂到着~。

2008062830
山頂には早池峰神社の祠がありました。

山頂には避難小屋があり、携帯トイレ用のブースが付いてます。携帯トイレは避難小屋の前でも売ってました(ほんとは麓の小田越とかで売ってるらしい)。

山頂は結構開けていて広い。
祠の裏側には、花咲き乱れる草原が広がってました。そこからは、先日登った岩手山、それから姫神山も見えましたが、ほどなく雲の中へ。
そうそう、登っている間、左手には栗駒山や焼石岳が見えてました。

2008062831
眼下には登ってきた道が。そして目の前には薬師岳。あっちも登ってみたい。

山頂は広くてぽかぽかしてて、お花も山の眺めもいい気持ち。
2時間ほど、ぼんやり過ごしてしまいました。

さて、雲も出てきたので下山開始。帰りは、行きとは違う小田越に下ります。

2008062832
山頂直下は御田植場という湿地帯です。
コバイケイソウがたくさん葉っぱを出してました。花はこれからですね~。

湿地帯を過ぎると、岩がごろごろする道の下りが始まります。

2008062833 二段のハシゴも登場。

せっかくなので、花を眺めながらのんびり下ります。

2008062834
濃い紫のミヤマシオガマや、イワベンケイ、ミヤマキンバイが咲き乱れてます。その横を登山者が続々と。

2008062837
五合目から見た山頂。山頂とはここでおさらば。
そして五合目から下には、ハヤチネウスユキソウがたくさん咲いてました。

2008062835 2008062836_2
ハヤチネウスユキソウ、ナンブトラノオ。
ナンブトラノオも、早池峰だけに咲く花です。ちんまりと、ひそやかに咲いてます。

2008062838
開けた斜面をのんびりと。続々と登ってくる人たちとすれ違いながら、花々を眺める。う~ん、幸せ。
下りるのがもったいないくらい。

岩場を下っていくと次第にハイマツの丈が高くなってきて、一合目到着。
一合目の標識を過ぎると、あとは樹林帯の中を歩きます。

2008062839 2008062840 2008062841 ツマトリソウ、ミヤマスミレ、ケマルバスミレ(?)。

2008062842 2008062843
マイヅルソウ、ズダヤクシュ。

穏やかな樹林帯のなかの道をしばし下ると、小田越到着!
ここから岳駐車場までは、シャトルバスで戻りました。またまた超満員。

2008062844
岳駐車場には臨時の売店ができてました。ここでバッジやジュースを購入。

さて、今回は日帰りですが、せっかくここまで来たので温泉に入っていくことに。
車で2時間ほどのところにある、鉛温泉へ向かいました。

2008062845_2 鉛温泉、藤三旅館。
日本一深い自噴岩風呂、白猿の湯(深さ125cm)など、いろんなお風呂があります。
白猿の湯は、残念ながら女性専用時間を過ぎちゃってたので、まきchinは、男女別の桂の湯へ。
川沿いの露天もついてていい気持ち。源泉掛け流し!

藤三旅館、建物はかなり歴史ある感じだけど中はキレイだし、温泉も気持ちいいし、従業員の方もとってもいい感じの対応でした。
今度は泊まりに来たい!

そして帰りはさすがに疲れて、途中のPAで2時間ほど仮眠。
またまた深夜割引を使って帰ってきたのでありました。

<今回の山行>
花の山、早池峰。思った以上にすばらしい。
アホみたいになって、写真撮りまくってました。
ちょうど天気もよく、澄んだ空気の中の岩山と花々はほんとにキレイ。天上の世界です。

そしてこの「はやちね」という言葉の響きもいい感じ。深田さんもそのように本に書いてました。

さすがに車で行くにはかなり遠かったけど、それだけの価値は十分にあったよ~。
花いっぱいのステキなお山でした。

|

« 山の虫除けグッズ | トップページ | ご購入 その6 »

◇登山」カテゴリの記事

コメント

梅雨の間隙を縫って、行ってますねー。
お花とてもきれい。
ハイジのお花畑を思い出します。

温泉もいいなー。

投稿: kauri | 2008年6月30日 (月) 13時52分

ハヤチネウスユキソウといい、色とりどりのお花畑といい、まさにスイス~な感じでしたよ。

そうそう、温泉もかなりgoodでした。
ステキなところがいっぱいの東北、早く元気になりますように・・・。

投稿: まきchin | 2008年6月30日 (月) 22時37分

早池峰日帰りですか?すごい、すご過ぎます。

 僕も2日で朝日連峰の予定でしたが、2日目が雨予報だったので止めました。

 まだ見たことないんだけどミヤマオダマキきれいですね~。どこかもっと近くにないのかなぁ?

 ハッカ油注文しました。天気によるけど来週朝日連峰行ければ行きたいので、それまでに来ると良いんだけど

 

投稿: IK | 2008年7月 3日 (木) 08時44分

いやあ、早池峰は遠かった・・・。さすがに運転はごろ太君と交代しながら、でした。

朝日連峰、いいですねえ~~。
花もたくさん咲いてそうですね。
そして確かに、虫は多いかも。ハッカ油がお役に立つとよいのですが。
ご報告、お待ちしてます!

投稿: まきchin | 2008年7月 3日 (木) 23時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2008/6/28 花の山、早池峰:

« 山の虫除けグッズ | トップページ | ご購入 その6 »