2008/6/1 青々と、雄大な恵那山へ
長野県と岐阜県の県境の山、恵那山に登ってきました。
最短で登れる広河原コースではなく、いくつか山を越える長い神坂峠コースを選択しました(黒井沢登山口への道は、今年は7月22日まで通行止め)。
登山口からすぐの千両山から見た恵那山。青々と、雄大なお山です。
===恵那山(百名山54座目)===
2008/6/1(日):神坂峠(7:20)~千両山(7:40)~鳥越峠(8:00)~大判山(8:45)~前宮コース合流(10:25)~恵那山避難小屋(10:50)~▲恵那山(11:00-11:40)~恵那山避難小屋(11:45-11:55)~前宮コース合流(12:20)~大判山(13:35)~鳥越峠(14:05)~千両山(14:30)~神坂峠(14:45)
累積標高差:1,100m
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恵那山の神坂峠登山口は、横浜から日帰りで行くには限界の距離かも。
横浜を夜2時に出て、中央道中津川ICから林道を延々と登り、神坂峠に着いたのは7時前。いやはや遠い。
最初は夜のうちに現地に着いて仮眠してから登ろうかと思ってたのですが、この林道、舗装はされてるものの一車線の細い道だしほとんどガードレールもないし、真っ暗なときに通るのはちとリスキーだったかも。早朝出にして正解でした。
神坂峠の駐車場は、10台弱駐車可。峠の道路から、万岳荘方面にちょこっと下ったところにあります。
来たときはこんな感じでしたが、山から降りてきたら満車でした。
でも路肩にも結構停められそう。(峠にはトイレはありません! 適宜要対処)
さて、準備して出発です。
神坂峠の道路沿いに立つ「恵那山登山口」の看板から出発!
まずは明るい笹原の道をしばし登り、見晴らしの良い千両山に到着。
雲海の向こうには南アルプスが一望。美しい!
中央アルプスの山々も、ほんとに近くに見えました。
そして正面には大きく横たわる恵那山が(冒頭の写真)。
さて、ここから鳥越峠に向けてガッツリ200mほど下ります。そう、下り。なんと、神坂峠から登った分以上に下ります。ううう、もったいない。
林の中の結構急な道を下り、さらに笹をがしがし掻き分けて下っていくと鳥越峠。
峠を過ぎると、しばらくゆるゆるとした穏やかな道が続きます。
見上げる新緑が青空に映えて鮮やか!
マッタリゆるやかな林の中の道を抜け、笹を掻き分け掻き分け登っていくと、大判山に到着(写真のてっぺんが山頂)。山頂には二等三角点がありました。
大判山からも、正面には恵那山がキレイに見えます。
手前の山を越えてその先に横たわる尾根が恵那山。雄大であります。
そしてその前に、あの山を登って越えていくのね。まだまだ登るのね・・・。
大判山からはちょいと下り、その後はひたすら登りです。
登山道の左も右も切れ落ちて、道自体はかなり細いんだけど、道の両側に木が生い茂っているので怖さは感じません。
でも実は、こんな崖の上を通ってたりして。振り返ってびっくり。ひええ。
そして道端にはこんな花々が。
バイカオウレン、ショウジョウバカマ。癒されます。
道はどんどん急坂に。ところどころに、申し訳程度に雪が残ってました。
そして原生林の中の石ころごろごろの急な道をひたすらガシガシ登っていくと、前宮コース合流点に到着!
ここからは尾根道をゆるゆると行くだけ。やれやれ、もうちょい!
そして尾根道の途中には、昨年11月15日にセスナが墜落した現場がありました。
木がなぎ倒されていて残骸が散らばっていて、息を呑んでしまいました。
セスナに乗ってた二人の方が亡くなったらしい。合掌。
さて、恵那神社の二ノ宮、三ノ宮の新しいお宮がところどころに祀られている尾根道をゆるゆると進んでいくと、避難小屋到着。
なんと水洗トイレまであります。小屋もすんごくキレイ。
これは避難小屋の上の岩場から。避難小屋の前は広場になっていて、人がたっくさん。
岩場の上からは、南アルプスが一望!(残念ながら、ちと雲が高くなってきてしまい、スッキリきれいに、とは言えない・・)
取りあえず、小屋から歩いてすぐのところにある山頂へ向かいます。
尾根道を進み、恵那神社奥社を過ぎるとすぐに山頂到着。
広場になっててここにも人がたっくさん。人気の山ですな。(広河原登山口から登ってきた人が多いみたい)
山頂は木立に囲まれてて展望はないのだけど、新しい櫓が建てられてました。
櫓の上からは、南アルプスや白山方面がよく見えそう(今日はすでに雲が上がってきてしまってて、残念ながら展望はナシ)。
そうそう、一等三角点もアリました!
にぎやかな山頂でお昼を食べてのんびりした後は、早々に下山です。
雲がどんどん上がってきて、尾根道は幻想的な霧の中。
前宮コース合流に向けて歩き、そこから神坂峠に向けてぐんぐん下っていきます。
ところどころ雪が残る急な道をガッツリ下り、登りかえすと大判山。
大判山から先、明るい尾根道をちょっと下った後は、林の中のゆるゆるとした道をしばらく歩き、鳥越峠へ。
ここから200mほど登りかえすと千両山です。
千両山から先はもう下るのみ。明るい笹原をぐいぐい下り、神坂峠に到着。おつかれさんでした!
<今回の山行>
恵那山は遠かった。神坂峠に行くには中津川から回っていかないといけないし。
帰りはお約束の中央道渋滞に巻き込まれて、家に着いたのは21時半。やれやれ。
遠かったけど、明るく穏やかな山並みはさすがです。
神坂峠からの道はアップダウンも多く大変だったけど、恵那山を正面に見ながらの登りはなかなかいいもんでした。
山から眺めた南アルプス、中央アルプスの山なみも青く白くとてもキレイ。
そして麓の中津川市から見た恵那山はとても大きく聳えていて、威厳たっぷり。
ん~、でも結構暑かったな。あと、虫が多かった・・・。
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コメント
すごいですね。
そんなに遠いところまで。
それに登って下ってと、ハードそうですねー。
これだけハードに山登りしたあと、渋滞とは…。
これからこんなときはうちに寄って、ゆっくりお風呂入ったり、仮眠したり、あるいはブログのアップでもして過ごしてください。
ただ酒宴はできないね。
ところで、最近うちの夫婦は野良仕事に熱中しています。
すごくしんどいんだけど、没頭してしまうんですよね。
で、終わったときの達成感。
ちょっと山登りに似てるのかな?
投稿: kauri | 2008年6月 2日 (月) 07時49分
そう、でも青い空と新緑に癒されました
なんだか山キチガイみたいになりつつありますが、
お言葉に甘えて、また寄らせてくださいね!
kauriさん家のお庭も楽しみです。
確かに、庭仕事とか畑仕事とか、外でガッツリ汗を流して
やり終えたときの感じって、ちょっと山に似てるかも。
没頭した時間の後の脱力感というか達成感というか、次への期待感というか。
山に行った後は、登った山の思い出と次の山への想いとの間をふわふわ漂ってて、
達成感やら何やらにまみれてしまってます。
(う~ん、こんなごった煮状態と一緒にしちゃ失礼ですね・・)
投稿: まきchin | 2008年6月 3日 (火) 02時10分