2008/4/30 屋久島2日目~宮之浦岳~
淀川登山口の駐車場は、話によると5台分しかないらしい。
停められなかったら面倒なので、ホテルで用意いただいたお弁当を持って3:30に出発。
そうそう、いわさきホテル、朝食券をお弁当(朝食+昼食)に振り替えてくれます。
朝はサンドイッチ弁当、昼はおにぎり弁当。しかもそれぞれ飲み物つき。バナナやカロリーメイト、飴まで付いてきました。すごい。
しかも何時でも用意いただけるとのこと!! すばらしい。さすが。
真っ暗闇の中、登山口へ向かいます。途中、縄文杉方面へ向かう道と分かれ、反射板もない真っ暗な山道をレンタカーで登る登る。
そして登山口の駐車場には4時半ころ到着したのですが、すでに停まっているのは1台のみ! やれやれ、一安心。(が、登山口を出発するころにはすでに満車)
さて、お弁当の朝食をいただいて、トイレもすませ、ゆっくり支度していざ出発。
淀川小屋までは、杉とツガの林が続きます。
だらだら登ったり下ったりを繰り返し、最後にガッツリ下ると淀川小屋。
けっこう大きくてきれいな小屋です。小屋の前はテントサイトになってて、テントがいっぱい張ってありました。
さて、ここから花之江河まではゆるい登り(ところどころ小さな下りあり)。
杉の大木と石楠花と馬酔木の道。
よ~く見ると、杉の木から石楠花やらなにやらいろいろ生えてるのよね。
いったい何の木やら。おもしろい。
道は整備されててとても歩きやすいです。ちょっと段差があるところには木の階段が整備されてるし、平らなところには木道が設置されてるし。さすが世界遺産。
で、しばらく歩くと木々の背丈も低くなってきて、展望が開けてきました。
途中の高盤岳展望所から見えるのは・・・
とうふ岩。
神様がおとうふ切って、お味噌汁にいれずにそのまま忘れちゃった、みたいな感じ。
なんであんなふうになるんだ?!
そして再び道を登り、しばらくして40mくらい下ると、小花之江河に到着。
なんでも、最南端の高層湿原らしい。
ここから10分ほど登って下ると、もっと大きな湿原、花之江河に到着。
歩いてきた尾之間歩道、それから花之江河登山道、湯泊歩道、栗生歩道の合流地点でもあります。
正面には黒味岳。目指す宮之浦岳は、あのさらに向こう。
そう、ここでやっと道のりの半分を来たのであります。
さて、ここからもゆるやかなアップダウンを繰り返し登っていきます。
だらだら登りでちと気分的にお疲れ気味。
黒味岳へは帰りに寄ることにして黒味岳分岐を通り過ぎ、さらに登っていくと木立が突然切れて、投石湿原に到着。
左手には黒味岳、右手には投石岳、正面はるか彼方には宮之浦岳のあたり。
ううむ、まだ遠い。
だが視界が開けてて気分爽快なのでよしとしよう。
ここからは、投石岳、安房岳、翁岳の西斜面を巻いていきます。
このへんの山たちは、どうも巨大な岩でできているらしく、登山道も大きな一枚岩の上を歩く感じです。
こんな道や草原の木道の上を歩いていくと、翁岳の下の水場に到着。
いや~、相変わらず水がきれい。そして目の前には栗生岳。あれを越えると宮之浦岳!
さて、あとはもうがんばって登るのみ。巨岩奇岩の中をひたすら登ります。
このへんの岩って、丸っこくてすっぱり切れてる岩が多いのよね。岩がやわらかくて雨で削れたり、凍ってすっぱり切れたりしてるのかな。
屋久島第二の高峰、ギザギザの永田岳も目の前です。時間があったら行きたかった(往復2時間弱)のだけど、まきchin、宮之浦岳山頂に到着した時点でちと気力切れ。今回はここまで。
こんな山々の間を抜けてここまで来ました。奥の奥、ですわ。
島とは思えないこの山々の高さと原生林の深さ。すごい。
山頂からは、縄文杉方面の道や青々とした原生林も見えました。
開聞岳も見えるらしいのだけど、本日はモヤってて残念ながら見えず。
山頂はかなりの強風でしたが、人がたくさん。私達も眺めを楽しみながらお昼をいただき、下山開始です。
帰りは来た道をひたすら下り、途中黒味岳に寄り道です。
この黒味岳、地図では往復50分なのでちとナメてかかってたのですが、なかなかどうして、キツい道。
岩よじのぼりーの、急登のぼりーの(てか、急登しかない)。結構つらい!
上はこう。風が強い!!
ある程度広さはあるので大丈夫だけど、さすがに風にあおられると怖い。
で、黒味岳の山頂からは宮之浦岳や永田岳が一望。眼下には投石平、花之江河が見えてかな~りいい感じです。
つらい登りを越えてきた甲斐がありました。黒味岳、おススメです!!
(高所恐怖症の人はダメかも)
強風の中、しばし眺めを堪能し、下山開始。
花之江河までは下りの道が続きますが、そこから先はアップダウンの繰り返しです。ううう、きつい。
淀川小屋までは杉の大木もぼちぼち見られるようになってきたので、緑を楽しみながら歩きました。
淀川小屋を過ぎてからは気力でアップダウンを乗り切り、登山口に帰着。
長かった~。おつかれさんでした!
<今回の山行>
憧れの宮之浦岳。晴天に恵まれてラッキー!
標高差は600mくらいなのだけど、前半はかなりアップダウンがあり、累積では1000mくらい登ってるようです(このアップダウンが、帰り道に効いてくる・・・)。
道はきれいに整備されてるし、標識も完備されてて、かなり手がかかってる感じです。
杉の大木のある林から開けた明るい草原の道、巨岩奇岩の道までいろいろ楽しめますね~。
奥深く分け入っていく感じがなんともいいです。
前半は南アルプスのような、後半は(ちょっと険しい)東北の山のような。
でも屋久島を満喫するには、やはり縄文杉のほうから一泊して登るのがいいかも。
あと、宮之浦岳からの眺めもいいですが、黒味岳からの眺めもかなりgood!(登るの大変だけど)
また来たいですね。こんどは空気の澄んでる時期に。
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