2008/4/26 至仏山で初山スキー
鳩待峠までの道が開通して初の週末。そしてマイカーで鳩待峠まで行けるのは(今年は)5月15日まで(それ以降は戸倉から乗合バスや乗合タクシー使用)、そして至仏山は5月11日から6月30日まで、植生保護のため入山禁止。
てことは、今行かないと、滑れない!!
てなわけで金曜日夜11時半に横浜を出発し、一路尾瀬へ。
鳩待峠の駐車場(バス停や売店があるところの一段下の駐車場に停めた)には深夜2時半ころ着。まだそんなに車は停まってませんでした。
寝袋に上半身をつっこむという摩訶不思議な格好で、朝6時ころまで車中で仮眠。
目が覚めたら、駐車場はほぼ満車(7時過ぎには満車になったらしい)。100台くらい? びっくり。
そして山に出発するのは、ほとんど山スキーヤー(ボーダー)。またまたびっくり。
まきchin家も出発準備。鳩待峠の売店の裏にあるキレイなトイレに寄り道し、いざ、至仏山へ。
なんせゲレンデスキーしか持ってないもので、靴はザックの中に入れ、板はザックにくくりつけ、スノーシューを履いて出発です。ザックが重い・・・。
今日は最初から、ガスガスの中の雪道を進みます。
先行するスキーやスノーシューの跡、それから木に付けられた赤テープをたよりに、ゆるゆると登っていきます。
そしてまきchin、ちとお仕事でしくじって気分的には絶不調。いろいろ振り返り考えながら歩くうちに気持ちを整理。山と一緒だよね、やるべきことちゃんとやって、前に進まないと始まらない。やるべきことやってなかったじゃん、自分。落ち込んでる場合じゃないでしょ。言い訳無用、今年は同じ轍は踏まない。がんばらねば。
てなわけで、霧の中、物思いにふけりながらブナ林の中を登っていくと木立がまばらになってきて、シラビソの林へ。
こんな沢沿いを登っていくと、そのうち木立がきれて、一面広がる雪の斜面へ出ました。
晴れてるといろいろ見えるんだろうけどな~、今日は真っ白。ところどころに立つテープ付きの竿をたよりにさくさく登っていきます。
「オヤマ沢付近道迷い注意」の看板が出てきた頃からハイマツ帯に入り、風が強くなってきました。
なんせガスガスなので状況がよくわからないんだけど、きっと稜線が近いんだろう、と。
そして踏み跡を辿っていくと、急な斜面のトラバースへ。どうも小至仏山を巻く道に入ったらしい。
これ写真じゃわからないよね~。右側はかなり切れ落ちてる斜面でちと怖い。落ちたら止まらなそう。
スキーの跡をスノーシューで歩くのは幅的にちと辛いけど、せま~い踏み跡を外さないようにひたすら歩いていきます(ところどころ踏み外してる跡が・・・ひええ)。
そしてますます濃くなる霧の中、雪の斜面を登っていくと至仏山頂到着!
山頂はすごい強風。
そして上空はときどき青空がうっすら見えるんだけど、地表は相変わらずガスガスで視界がかなり悪い。
みんな晴れ待ち。でもなかなか晴れないの・・・。そして人は続々と登ってきます・・・。
お昼を食べたり山頂をうろうろしたりで、岩陰で風をよけながら1時間以上山頂にいましたが、結局雲は切れず。しかも風は強くなる一方だったので、ごろ太くんと相談の結果、来た道を滑って戻ることにして出発。
なんせ当方初BC、初至仏山ですから。安全策をとって来た道を戻ります。
山の鼻へ滑り込むのは、次回天気のいいときに(ムジナ沢やワル沢方面に滑ってる方も結構いましたが)。
でも何にも見えないのよ~。ちょっと離れるともう霧の中。こんなふうに木が生えてるといいのだけど、一面雪の斜面だとちと不安です。踏み跡と赤テープを辿って下りました。
晴れてたら気持ちいいんだろうな~、でも今日は道迷いしないことを第一に、慎重に下ります。
そのうち木立の中に入りますが、木々もそれほど密集していないし、所々開けた斜面があったりで、滑るのもとっても楽しい!
しかも雪もそれほどざくざくでもなく、かつ凍って固いところもなく、滑りやすい。先週の尾瀬岩鞍(ゲレンデスキー)よりも滑りやすいかも。
わ~い!!
赤テープを見失わないように、ますます濃くなる霧の中、道を確認しながら下りました。
それにしても、下りはあっという間。スキーだと早い。
晴れていれば、至仏山頂から尾瀬ヶ原とか見えて、もっとよかったんだろうなあ。
駐車場に付く頃には、大粒の雪が降ってきました。GWだよね~、まだ雪降るのね。山の天気にはびっくりです。
<今回の山行>
あいにくの天気でしたが、初BC、楽しかった!
そして登る人々ほぼすべて山スキーヤー、ボーダーでびっくり。こんなにBCやる人がいるとは。
至仏山頂から尾瀬ヶ原が見えなかったのはほんとに残念。それから視界が悪くて、ムジナ沢やワル沢に降りられなかった(道がわからんので)のも残念。ガイドさんと一緒だと楽しいんだろうなあ。来年リベンジです。
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