初冬の妙高・火打(2日目)
目が覚めたら、雪が舞っていました。あれ?今日って晴れの予報じゃなかったっけ?
ともあれ、朝食(中華丼。またもおこげ入りのごはんでおいしかった!)をいただき、歩いているうちに晴れるでしょう、と高谷池ヒュッテを出発です。
ヒュッテから天狗ノ庭までは、木道ときどき岩ころの道を登ります。うっすら積もった雪で、気をつけないとスリップしそう。
そして天狗ノ庭から雷鳥平までは、岩ころのち階段、ときどき木道。階段の段差がえらく大きいよ~。たくさん足を上げなくちゃいけなくて、ちとつらいです。
ここから火打山頂までは、主に階段が続きます。相変わらず段差が激しい(そんな急登ではないんだけど)。
時々日が差す中を黙々と登り、さっくり山頂到着です。相変わらずあたりは真っ白。焼山から水蒸気が噴出す音(ゴーともシューともつかないような・・)のみ聞こえてやや不気味。
上空に青空も見えてきたし、風もそんなに強くないのでしばらく待っていたところ・・・
結局、晴れたのはこの一瞬だけでした。ちょうどこの晴れ間に登ってきたおじさん二人が晴れ男だったのかも、いや、きっと神様(火打の神と妙高の神、とか)だったに違いない、とおバカな空想が広がります。
さて、名残惜しいですが山頂を後にし、笹ヶ峰駐車場に向けて下山開始。登りのときは登山道に積もってた雪が、人に踏まれ日に照らされ、ほとんど融けていました。こういうのを繰り返して、冬に向かっていくのね・・・。
本日で年内営業終了、トンカチの音もにぎやかな高谷池ヒュッテを通り過ぎ、ゆるやかに下る道を富士見平へ向かいます。この道、雪が融けたのか、ぬかるんでぐちゃぐちゃでした。靴がどろどろ~。とほほ。
富士見平から下は、十二曲りをがっつり下ります。ぬかるみはほとんどなく、落ち葉をさくさく踏んでさくさく下っていきます。
黒沢橋を過ぎ、木道のゆるい下りをずんずん進み、笹ヶ峰駐車場到着。
駐車場の向かいにある明星荘できのこそばをいただきました。ご主人が山で採ってきたきのこだそう。なんとも素朴でおいしい!
温泉にも寄ってきました。山道を下りて杉野沢の町に出たところにある苗名の湯です。地元の方でいっぱい。なんでも、源泉は強酸性のため水で薄めているそう。源泉につかるとどうなっちゃうんだろう・・・。
そして帰りの上信越では、ごろ太くん、覆面パトにとっつかまりました。スピード出しすぎはいけませんよ~。
<今回の山行>
木々の葉が落ちて明るかったせいか、あまり山深い感じはしませんでした。山の上に湿原が広がっているところも、開放感を受けた所以かもしれません。
岩場で荒々しい感じの妙高山と、たおやかな火打山、そしてその間に広がる湿原と黒沢池、高谷池。強くもやさしい山容と初冬の景色に心癒されました。晴れて展望のよいときに、ぜひまた来たいですね。
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