紅葉の槍・穂高(3日目)
さあ、最終日、上高地BTのバス停が混むとかなわんので、早めに出発です(といっても、みなさんもっと早く出てらっしゃいましたが・・・)。朝食をお弁当にしてもらっていたので、それをいただいてから出発です。お弁当は朴葉すし。おいしい!
腹ごしらえができたところで、穂高岳山荘直下のザイテングラートを下ります。話には聞いてたけど、急な下りですなあ。盛夏のころは行列になってるそうで、それはちょっと滅入りますね。
下っていくうちに朝日が出てきました。あたりが明るくなってきたころに、いよいよ涸沢のナナカマドに突入です!
見晴台から見るナナカマドの紅葉と、涸沢岳・奥穂高岳。これこれ、これが見たかったのよ~。鮮やかな赤がまぶしいです。夏はあんなにクッキリした緑なのにね。
涸沢ヒュッテが近くなると、カメラマンがあちこちで紅葉と山の写真を撮っています。もう、いたるところ、撮影ポイント状態。
槍沢の紅葉よりも、涸沢の紅葉のほうが鮮やかで華やかな気がします。ただ、涸沢はすぐに岩肌になってしまっているのに比べ、槍沢はわりと上のほうまで紅葉が広がっていることと、人が少なくて静かであることから、紅葉に包まれている感が強い気がしますね。どちらも、◎!!
さて、人がごったがえす涸沢ヒュッテの前を通り過ぎ、いざパノラマコースへ。今日は下りだけだもんね~、と余裕かましてたところ、いきなり登るし! しかもクサリとかあるし、人が意外と多くて渋滞してるし! 完全に油断してたので、あの登りはちとキツかった。
そんなこんなで、振り返れば涸沢、左手を見れば槍沢、のなかなかゴージャスな眺めの中、屏風のコルまでは緩急の登りが続きます。
そして屏風のコルに登りきると・・・
きゃあ~、ちょうど青空にもなって鮮やか!涸沢と槍沢の眺めのすばらしいこと、さすがパノラマコース。うっとり・・・。
後ろ髪をひかれつつ、槍沢、涸沢と稜線に別れを告げて、上高地に向けてひたすら下ります。この道、登りに使うとつらそう。
そして梓川沿いの道に出る新村橋に出ると・・・。
なんと橋の上におさるさん。親猿が小猿の毛づくろいをしてました。横通っても逃げなかったんですけど・・・。
ここからは、ひたすら梓川沿いに歩きます。観光客の多いこと。ここまでくれば、山ノボラーは完全に少数派ですね。
なが~い単調な道をひたすら歩いて、お昼前には上高地BTに到着。バス待ち行列もまったくなく、すぐにバスに乗ることができました。
<今回の山行>
今回は、槍・穂高をたっぷり堪能することができました。
なんかこう、山ノボラーの心を揺さぶる山ですね。
槍・穂高はすばらしい、といろんな方が言うわけがよお~くわかりました。たしかにすばらしい。きっと、何度行ってもどの季節に行っても、どんなコースで行ってもすばらしいんだろうな。
山容に圧倒され、そこから見える景色に目を奪われ、紅葉のおまけまでついて、大満足の山行でした。
| 固定リンク
「◇登山」カテゴリの記事
- 2024/12/1 山梨初冬山歩き・三ツ峠山~本社ヶ丸周回(2024.12.05)
- 2024/11/30 山梨初冬山歩き・赤鞍ヶ岳~菜畑山周回(2024.12.03)
- 2024/11/17 山形山城歩き・長谷堂城(2024.11.22)
- 2024/11/16 山形晩秋山歩き・徳網山(2024.11.20)
- 2024/11/10 山形晩秋山歩き・湯ノ沢岳(2024.11.15)
コメント