黒部源流周遊(2日目)
朝起きたら、外はガスガス。な~んもみえませんねえ・・・しかもこれから結構降るっぽい・・・。
団体さん準備運動中。まきchinも紛れてちょい運動中。さ~て、出発!
太郎平小屋の裏手に伸びる北ノ俣岳への木道を登ります。池塘の中をゆる~く登る道。チングルマのふわふわがあちこちに群落を作ってます。これ、晴れてて満開だったらすっごくきれいだろうなあ。
登っていくうちに、雨がぽつぽつ降ってきました。
お着替え完了。
こんな木道が、北ノ俣岳まで延々と続いてます(ときどき切れるけど)。
コガネギク、ウサギギク、エゾシオガマ。こんなお花に励まされつつ登っていくと、北ノ俣岳到着。山頂で、太郎平小屋で一緒だった3人組に追い越されます。「早いですね~」って、君たちもだいぶ早いって。この3人、関西から来たちょうど同じ年くらいの3人なのだけど、これから2日間、ずっと一緒でした。
そうこうするうちに、雨に加えて風まで強くなってきた・・・吹きさらしの山頂を早々に退散します。てか、この道、山頂じゃなくてもずっと吹きさらしなのよね。
北ノ俣岳からは岩の道を細かくアップダウンしながら進みます。赤木岳までいったん下って登り返したあとは、中俣乗越までゆるゆる下り。乗越で一休みしてたおじさんたちに、ここから先はすごい風だよ、気をつけてね~、と送られて黒部五郎岳の登りに取り付きます。
風に耐えつつ登るまきchinの図。いや、ほんと、真横から吹き付ける風と雨がすごいです。しかも結構急な道をつづれ折でひたすら登るのみだし・・・山頂はまだかいな・・・。
風と雨に耐え、ひたすら登るうちに、黒部五郎の肩に到着。ここに荷物をデポして山頂へ。
山頂へは5分程度で到着です。荷物がないと身が軽い軽い。
な~んも見えませんが、とりあえず山頂。
山頂も吹きっさらしなので、ほうほうの体で退散。カールに向けて下ります。
カールに下る道も、またかなり急。岩ころの道を、じぐざぐ降りていきます。
コバイケイソウ、モミジカラマツ(?)、ミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ。急な道にもたくさんのお花。これで晴れていれば、さぞかしきれいだろうな~。
カールの底の小川の横でお昼をいただき、再出発。
黒部五郎小屋までは、小川の横の岩の道をゆるゆるっと下ります。
しばらく下ると、いきなり視界が開けて草原が広がり、赤いトンガリ屋根の黒部五郎小屋に到着。この小屋、先週笠ヶ岳に行ったときに見えたんだよね~。ちょっとうれしい。
で、今日はここに泊まる予定だったのだけど、まだ時間も早いし・・・ごろ太君と作戦会議の後、本日の目的地は三俣山荘に決定!
さあ~て、ここから三俣蓮華岳を越えて三俣山荘に向かいます。
まずは黒部五郎小屋の裏山を登ります。ここ、岩だらけの急登コースと迂回コースとがあって素敵な感じ。もちろん、迂回コースをいくでしょう。迂回しながらひたすら登ります。あまり急ではないんだけど、淡々とした登り。しかもガスガスで先が見えないので、ちと不安になりますな・・・。ケルンが立つ開けた場所を過ぎ、稜線上を進むと、三俣山荘の山頂に向かう道と巻き道との分岐に到着です。
我々、ヘタレなもんで、今日は巻き道へ。でもこの道、ほんとに巻き道なんかいな、とツッコミたくなる登りが満載。しかもますます激しくなる風と雨。う~ん、山頂コースに行ったほうがよかったかも(きっと、風と雨は山頂コースでも大差ないだろうし・・)。
雪渓を越えると、道はだいぶおだやかになりました。
テン場を過ぎ、ちょっと下ると三俣山荘到着です。や~、オツカレサマでした。さっきの3人組(愉快な3人組と命名)もちょっと前に着いたらしく、互いに健闘を称えあいました。
三俣山荘の夕食はおいしかったよ~。大きなエビフライが2つ!うんまい~!!!いや、ほんと、マジでおいしかったです。
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