黒部源流周遊(1日目)
黒部源流周遊の旅の入り口は、折立です。車で行くかどうか悩んだんだけどね~、結局車で折立へ。
出発は20日、朝9時ころ。中央道松本ICで高速を降り、安房トンネルをとおって穂高を過ぎ、富山県目指して北上。細~い道の有峰林道を延々と登り、折立についたのは15時頃。いやはや、さすがに富山県は遠い。
登山口の駐車場にはまだ余裕がありました。駐車場前は広~いテン場になっていて、水場やトイレもきれいに整備されてます。便利便利。
遠く望む薬師岳方面では、なんか稲光が光ってるんですけど・・・大丈夫かいな。夕飯を食べて、日が落ちると同時に早々に休みます。
次の日はうす曇。気合を入れて、出発!
駐車場からちょこっと歩いたところが登山口。ここから登ります。
登山口の最初からいきなり急に登ります。木の根っこが出た道をゆっくりと登ります。いつもより大きな荷物なので、急がず、あせらず、ゆっくりと。
樹林帯の中の登りは、淡々と延々と続きます。途中、ドラミちゃんとアラレちゃんの看板に「あともうちょっと」と励まされますが・・・なんか顔がこわい・・・。
ひとしきり登ると、林が切れて明るくなり、三角点のあるベンチに到着。朝早く太郎平小屋を出てきた人たちが一休みしています。薬師岳方面は、まだ雲がかかってますね~。
さて、ここからは明るくゆるやかな階段状の道をゆるゆる登っていきます。整備されてて歩きやすい!
ベンチのある五光岩を過ぎ、さらにゆるゆる登っていくと、木道の道出現。石を敷き詰めた階段状の道と木道が交互に出てきます。
前方に太郎平小屋が見えてきて、ちょっと登ると太郎平小屋到着。
人が出発したばかりで、到着する人もまだなく、小屋の前はひとときの静けさです。
さて、今日はここから薬師岳に向かいます。
小屋の前からは、前方に見える薬師岳に向けて白く伸びる木道を進みます。
すぐに薬師峠に向かって下る道になり、峠を過ぎると急な登りに突入。沢沿いの道を登っていきます。そしてこの道が、意外とキツい。最初は水の流れる沢沿いに進み、そのうち大きな石がごろごろする涸れた沢を登ります。
イワオトギリ、オタカラコウ、イワイチョウ、トウヤクリンドウ。沢沿いに花がたくさん咲いてます。
こんな道をしばらくひたすらよじ登っていくと、平らな木道が出てきて湿原出現。黒部五郎や鷲羽方面の眺めがすばらしい。
と、一息ついたのもつかの間、薬師岳山荘に向けてガレ場の急な道を登ります。
山荘までもうちょっと。黒部五郎、三俣蓮華、鷲羽、雲ノ平の眺めにはげまされつつ登り、薬師岳山荘到着です。
ここから薬師岳山頂までは、再びガレ場の登りです。最初は、急なガレ道をつづれ折でひたすら登り。こういう変化のない道はつらい。
山頂到着!槍、穂高も見えます。かっこええわあ。眼下には、天然記念物の薬師岳カールも見えます。(パンピーには、見てもありがたみがわからんのですが・・)
山頂には薬師如来の祀られた祠が立ってます。ここも信仰の山なのね。
山頂に着いたときは、立山・剣や後立山連峰がよく見えましたが、じきに雲に隠れてしまいました。我らもお昼を食べ、早々に下山します。
実は本日、薬師岳山荘に泊まろうかと思ってたのですが、まだ早い時間なので太郎平小屋まで降りることにしました。そしたら明日以降も楽だし。
ハクサンイチゲとチングルマ。
薬師岳山荘から下の道は、こんなガレ場を延々と下ります。
大きな岩がごろごろした道に入ると、前方に太郎平小屋が見えるようになります。あそこまでもうひとがんばり~。
こんな道を薬師峠まで下り、そこから登りかえすと太郎平小屋。
さすがにさっきよりは人がたくさんでにぎわってますが、平日だけあって、お布団はユッタリでした。
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コメント
雲の平への下見にこの先週末、まきchinの本ブログを参照させて戴きながら行ってきましたyo。土曜に薬師峠のテン場1泊、翌日の日曜に薬師岳ピストンして、往路を下山。来年は雲の平を目指します♪
投稿: ニコラス・屁イジ | 2009年9月28日 (月) 21時29分
ニコラス・屁イジさん>
おお、薬師岳!! いいですね~~。
そして雲の平は、いちばんのお気に入りの地です。
時間さえあれば、1週間でもテント張って景色眺めていたいくらい。
静かだし、眺めはすばらしいし、隔世の感がなによりヨイ。
もうぜひぜひ、来年は雲の平目指して歩いちゃってください!
ああ、私もまた行きたい。
投稿: まきchin | 2009年9月29日 (火) 02時51分